エホバの証人を「断絶」する
『エビのしっぽ』から。
エホバの証人のやめ方。自分から脱会するケース。通称「断絶」。
「断絶届」なり「脱会届」なりを、教団に提出。もしくは口頭で宣言しても良い。「やめる」と、教団側に伝える。特に正式な書類も手続きも必要ない。ただ、後でややこしいことにならないように、証拠は残しておきたい。
この本の著者は、「断絶」という呼称の使用に異議をとなえている。エホバの証人の
組織を抜けるって宣言すると関係を一切遮断するってのは、
・・・(中略)
エホバの証人が一方的にやってること
なので、「断絶」という言葉を使うのはおかしいと。
私は、エホバの証人をやめるなら、エホバの証人との関係は、全員切ればいいと思っている。なので「断絶」でも問題ないとは思う。しかし、今から縁を切ろうっていう組織の用語に忠実なのも癪なので、自分の好きな言葉を使えばいい。
結果的に、エホバの証人側から「断絶」とみなされれば、信者側から勝手に忌避してくれるので、目的は達成。スパッと全エホバの証人との関係を切ることができる。
それ以前にエホバの証人以外の「味方」を作る。知り合いだったり、同僚、友人、恋人、多ければ多いほど良いし、中には親身に相談できる人も欲しい。
エホバの証人をやめたのに、エホバの証人と接するのは精神衛生上非常に悪い。現役エホバの証人は、意識的にも無意識的にでも、悪意なく善意のつもりで信仰というエホバの証人的思考を押し付けてくる。これは脱会者にとって厄介で、迷惑、有害。不愉快。
脱会手続きの際に、「金輪際、エホバの証人は私に近寄るな」と釘をさして、エホバの証人を「断絶」しておくのが良いだろう。
エホバの証人ガチ勢に脱会意志を持たせるための外部要因、内部要因
現役エホバの証人の救出
とはいえ、関係を切りたくない人が現役信者にいるというケースも多い。その場合は、ずるずるとエホバの証人を続けたり、自然消滅という道を選ばざるを得ない。
しかしながら、そのエホバの証人と腹を割って話すには、いずれどこかで信条の違いを越えなければならない。現役エホバの証人と脱会希望者が信条の違いを越えられるかどうかは、お互いの関係の強さと相手の盲信しだい。まあ難易度は高い。
ものみの塔にマインドコントロールされている相手の救出を望まないで、本当に相手のことを思っているとは到底言えない。相手が人生を損ない続けるのを放置するのは無情。切れないほど大事な存在であるならば、なおさら解約に臨むべき。
親密すぎて失敗が許されない。ゆえに絶好の機会を伺い続けて・・・。そのまま、先延ばしにすればお互いの人生を損ない続けるだけ。
ダメ元でアタックして、失敗したらあきらめる。結局は相手の人生、悲しくとも責任を感じる必要はない。ダメならそれまで。恋愛と同じ。フラれたと思ってあきらめて次を探す。地球には他に何十億人と人がいるから。あきらめが肝心。
それより、まずは自身の生還を第一に考えた方が良い。
飛行機に家族で乗っていて、機内の気圧が急低下。非常用酸素マスクの使用が急務。このとき、どうするべきか?夫婦で子どもに酸素マスクを被せる?
まずは自分の酸素マスクをつけるべき。それから落ち着いて、未装着者の補助にうつる。まずは自分、それから周囲。でないと全滅する可能性が高い。自分のことすらままならないのに、他人の手助けはできない。