謎の新宗教、2世信者の体験談
『みんなの宗教2世問題』1章「当事者たちのさまざまな声」から。謎の新宗教2世の体験談。
謎の新宗教の、激しく怪しい儀式が紹介されている。
本番はダメなんですけど、性的なことを一部の人がやって、みんなで見ているんです。性器と性器の交渉には至らないようなことを
もう、普通に違法。乱交パーティーと一緒で公然わいせつ罪でしょ。宗教以前の問題。この変態騒ぎに、子どもも巻き込まれているので論外。
どこからどう見てもカルトなのだが、ここまで暴走すると止まらなくなる。体験談の女性は、中学三年生のときに教団内で集団による性的暴行にあっている。
何の宗教か分からないのだが、身バレの恐れが高い小規模の宗教らしく。現代の日本に、こんな宗教が存在するというのに驚愕。
性的虐待を受けた者が、加害者側に回るエホバの証人
この女性の体験談は、宗教問題に関する示唆が富んでいる。
私が性暴力のサバイバーなので、ほかの宗教でも性暴力がいろいろあるんじゃないかなって心配になります。いまは献金とか、そういう経済関係のことがすごい注目されていますけど、それ以外にその宗教の教義を理由にした性的虐待が起きている宗教があるんじゃないか。
エホバの証人の場合にも、性的虐待が起きている。教義も絡んでいて、子どもが参加している場で「セックスがどうのこうの」と、現在でも動画を見せられる。
私が子どもの頃には、就学前の段階で、通常の性器以外を用いるセックスがあることを教えられた。
エホバの証人の場合は、婚前のセックスや通常性器以外のセックスが「禁止」という文脈で語られる。「禁止」するためとはいえ、セックスのことなど、知りもしない子どもにそこまで教えるのは異常。
そんな性的虐待を受けて育った子どもが、大人になるとどうなるか?知識だけは豊富なので、欲望は高まる一方、しかし行為は一切禁止。実は自慰行為も禁止という無理ゲー。
当然、その欲望を暴発させる者が出てくる。結果、教団内が児童性虐待の温床に。オーストラリアではエホバの証人の性的被害者が1800人も報告されている。性的虐待を受けた被害者が、もっと極悪な性的虐待を行う加害者側に回る結果に。
被害者が加害者に回るという、被害者の加害性について、この女性の体験談から、明日の記事に続きます。
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