宗教2世の証言、洗脳と禁止事項で縛られる人生、始まりは勘違い

子どもに勘違いさせるには・・・

『宗教2世』Session3-2『当事者たちは何を語るか?』より。

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宗教2世の自助グループで語られたこと。

エホバの証人ではない宗教2世の体験だが、祖母が教祖だったために

自分は人よりも、そして母や妹よりも偉い存在なのだと勘違いして生活してきました

大人が子どもに対して、さもそれは事実だと教えれば、子どもはそれを信じる。始まりは勘違いにすぎない。

エホバの証人も同じで、まず、周りの大人たちが突拍子もないことを信じちゃっている。そして、その間違ったことを本気で子どもたちに教える。

子どもがその突拍子もないことを疑うのは困難。大昔の子どもたちは、大人から「地球は平らだ」と教えられ、それを疑うこともなく一生を終えた。

それと同じで、「ハルマゲドン」や「永遠の命」。普通に考えれば下らない冗談でしかない。しかし、周りの大人がそれを信じて疑わない残念な人ばかりだと、子どもはそれを信じざるを得ない。

そして、真っ向からトンデモ教理を否定してくれる人が出てこない限り、疑いを抱くのは難しい。

『宗教2世』が、「宗教の残響」から自由になるには?

救世主の到来を妨害するエホバの証人組織

さらに、エホバの証人組織側はキッチリ教理を否定してくれる大人、つまりエホバの証人にとっての救世主との出会いを防ぐため、あの手この手を用いている。

「世の人」と、教団外の人を区別し、ふれあいを防いでいる。

さらに、保険をうっていて、万が一に救世主と遭遇したとしても、教理に反する意見は、「全て」悪魔サタンの誘惑であるとしている。誘惑であるため、当然間違っていると子どもに信じ込ませている。

さらに、子どもに対しては禁止事項を多く設定。クリスマス会から未成年のデートまで何もかも禁止。参加できない行事が多く、面倒くさい子どもと思わせることで、救世主の到来を妨害している。

あえて救世主になろうとする者以外は、厄介な子ども関わるのはできるだけ避けたい。面倒くさいし、親が出てくるともっと厄介なことになるから。こうして、偶然に救世主に成り得た者もシャットアウトされる。

こうして、マインドコントロール信者の完成

子ども自身もエホバの証人の教育を受けて、面倒くさい性格に育っていく。組織の形式やルールを優先し、理屈くさい頭でっかちになる。自分のことを賢い、神に選ばれたエホバの証人だと認識する。

そして、自ら救世主を遠ざけるようになる。

救世主たり得た人材も、禁止事項が多いため面倒くさいことを言う奴が、さらに面倒くさい性格だと、相手をする気もうせる。

そのまま、面倒くさいエホバの証人の子どもが大人になると、はい、強固なマインドコントロール信者の完成。

完成形になると、救世主が救世軍となって大量に攻め込んで来ても、マインドコントロールの壁は頑なで打ち破れない。

ちょっとした勘違いから始まることなのに、このようにして人生そのものを損なう奈落の底へ導くのがカルト宗教。


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