宗教の誤った指針に疑問を持つ。『宗教2世』の体験と回復

宗教ごときが、結婚とか人生に口出しするな

『宗教2世』、Session3-2から。『当事者たちは何を語るか?』。宗教2世の自助グループで語り合われたこと。

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父からは、神の子である2世が、他の信者と結婚し、3世を産み、4世を産み、そうして正統な結婚を続けていれば成功、そうでなければ失敗と言われました

この無茶苦茶論を押し付けられたのが宗教2世。こういったバカげたことを自身満々に言うからにはキッチリ根拠を示して欲しい。

神の子って何だよ?その宗教的根拠は?そして、結婚相手を決め打ちするだけで成功できるはずがない。

宗教2世、3世、4世という悲惨な血統を残すことが失敗だろうに。失敗しているから宗教2世と、その親との分断が起きている。

根拠を示せと疑うことで、誤った宗教から自由になるきっかけになる。

この無根拠宗教親の話はまだ続く。

好きな人と結婚したいと言ったら、『おまえなんかを好きになる人がどこにいるんだ』と言われました

親が何をふざけたことを言っているのだろうか。親が子どもを好きに、愛さなければならないのに。

こんなことを子どもに言ってしまう時点で、その宗教の指針は誤っている。

好きな人と結婚することはタブー中のタブー

という宗教なので。間違った宗教であることは確実。

宗教ごときが、人の結婚とか、人生に口出しすべきじゃない。他人の人生になんの責任もとれないのに、容喙しかき回すだけ。こういった宗教は間違っている。

宗教の真偽論争とカルトの罠、宗教は人生のスパイスに過ぎない

脱会者との対話で得られること

『自分だけじゃなかったんだ』『自分は思ったよりも傷ついていたんだ』という体験が、回復体験になりました

私の場合、子どもの頃から身に周りに2世信者がたくさんいたので、自分だけが被害者でないのは知っていた。ところが、宗教の後遺症を癒すためには、こういった実体験の共有が役に立った気もする。

あのとき自分がこうなってしまったのは、こういう行動をとってしまったのは、これこれこういう理由・原因があったからだったのかと、腑に落ちることがあった。

赤の他人の宗教2世が、全く同じことを感じていたり、似たような行動をとっていたりと。これは経験者間でしかわからないこと。

しかも、脱会して教団の支配下から逃れて、過去を客観視してからでないとわからない。現役信者だった頃に、いくら周りに似た境遇の人がいようと語られることではないから。

宗教の間違った価値観に囚われていると、視野が狭まったまま。その鳥かごから自由になりつつ、自由になった人の事例を見聞きする。すると、視野が広まる。ときには、これが宗教からの癒しになる。


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