一回ならOK、二回目からはNG
『良心の危機』、第5章「しきたりと律法主義」、この章でもエホバの証人という組織がいかに偽者か。茶番の数々が紹介されている。
エホバの証人と血に関する話。血友病患者に投与される血液成分に関して、ものみの塔の認識は
一回ならば「薬の投与」と見なされるので構わないというものだった。しかし二回以上行うと、これはその血液成分を常に「食べて」いると見なされ、血を食することに関する聖書の戒めに触れるとされた
バカバカしい話で、一回も二回も生存のために必要ならば投与すればいい。盗みは一度だけならOKで、常習犯ならNGってわけがない。さすがのものみの塔もこの不条理に気づいたのか撤回、血液成分の注射は無制限OKに改変。
旧基準が適用されている間、二度目の成分注射を拒否している人がいたとしたら?こんな茶番につきあって命を落としていたことになる。甚だしい命の弄び。
ものみの塔は、この朝令暮改を大っぴらにはしない。自身の愚かさを宣伝することになるので。その愚かさのせいで、今にも二回目の成分注射を控えて死んでいく信者がいるかも知れないのに。
ものみの塔という悪の手先にならないために
本章では信者から問い合わせを受けるものみの塔スタッフのエピソードも記載されている。かつて二回目注射はNGと回答したために生死の際を歩んでいる信者に対して、教団の方針変更を伝えなければならない。無制限でOKと。
教団側は発表しないため、担当スタッフは記録の残っている限りの人に通知を出す。こうすることで
担当スタッフの気持ちはある程度おさまった
と書かれている。いやいや意味不明ですけど。その場で大々的にマスコミ使って暴露しろよ。しょうもない教義で命の危険にある人がいるわけでしょ。のんびり通知している暇もないし、人の命を弄ぶ宗教に愛想を尽かさないのか?
担当スタッフが偽善者、百歩譲ってマインドコントロール信者であることはすぐに明らかになる。
ところが、ここで担当スタッフは、質問の中には電話によるものも多かったことに気がついた。電話については記録がないので、質問してきた血友病患者の数々がどこの誰なのかまったくわからない。
そんな風に不利益を被る人がいるんだから、製品のリコールみたいに大々的に発表して詫びるのが人の道なんだって。ものみの塔の義の基準は、人の道すら満たない低基準。つまりは悪だね。
結局、新しい方針が伝えられるまでに死んだ人がいたのかどうかもわからないし、連絡がつけられないまま以前の方針に従って死んでいく人がいるのかどうかもわからない。わかっていたのは、とにかく自分たちは組織の上からの指示に従順に、忠実に従ったということだけ
わからないことだらけで、わかっていたのは、お前らが悪だってことだけ。今回のものみの塔の血友病患者見殺しのように、組織の指示が悪であった場合、その指示に従順に、忠実に従うと自身も悪を犯すことになる。
そうならないために、自身の倫理観に従えという話
“『良心の危機』、エホバの証人(JW)の茶番の数々その2” への3件の返信