ものみの塔協会によって仕組まれた予言
ものみの塔協会の予言解釈は周到に仕組まれている。
『ドアの向こうのカルト』より
終わりの日のしるしには戦争が多くなる
人々が「平和だ、安全だ」と言いはじめて油断している時に、ハルマゲドンが来る
戦争、平和、どっちに転んでも預言が外れようがない仕組みになっている。こうして証人たちは全てに当たる預言に対して信仰を深めていく
絶対に当たらないハルマゲドンが来るという予言。しかも、ものみの塔にとって都合の良いことに、ハルマゲドンが来ないことの証明はできない。
そうしている間にもエホバの証人たちは、ハルマゲドンが来ないままに寿命を迎えて死ぬ。楽園で復活することを信じ切って。人類は復活などしないのだが、これも死んだ本人にしか分からないことで、生きている側からは証明しようがない。
このように、ものみの塔の予言解釈はうまく仕組まれている。
エホバの証人の14万4000人の教理の矛盾
14万4000人の油そそがれた者の教理も同様。
本来どんどん減っていくはずが、とち狂って油そそがれた気になってしまう信者が続出。昇天予定の信者が大幅増加。これは明らかにおかしいのだが、本人の勘違いの可能性もある、という逃げ道が用意されている。
また、14万4000人が死に絶えちゃったときこそハルマゲドンが来ないといけない。なので、この人数がゼロになるのはものみの塔は困る。ハルマゲドンが来ないのがバレちゃうから。だから、ある程度は油注がれちゃいました系のイカれた信者がいないと、都合が悪い。
ハズしたときの保険付き、ものみの塔協会の予言解釈
教団の宗教本では、当たるはずのない予言解釈の信憑性を増すために、根拠となる聖句を網の目のようにリンクさせている。
また、予言がハズれたときの保険もしっかりと用意されている。保険というのは、以下のような主張。
エホバの証人とはいえ、人間の組織だから間違うことはある。その度に神が新しい光で導いて下さる、と。
この保険があるせいで、エホバの証人たちは、教団の予言に何度裏切られようとマインドコントロールが解けない。逆に「間違えを認めるなんて、なんて謙遜な組織なんでしょう」、となってしまう。
根本の元々がインチキというところは一切認めないのだが、表面上の間違いを素直に正しているという点で、信者たちは騙されてしまう。
信者側は、エホバの証人になったという自身の選択・決定の間違いを認めたくない。そのため、教団の都合のいいように思考を操られている。これがマインドコントロール。
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