油注がれちゃったという勘違い

栄光ある笑点メンバー

エホバの証人には14万4000人の神により油注がれた人々が死後天に昇りキリストと共に地上を統治するという特殊な教義がある。この教義には矛盾点が多く存在する。昇天メンバーは14万4000人ときっちり人数が決められている。この人々は天的級と呼ばれものみの塔協会の頂点に君臨する統治体の成員ももれなくこの中に含まれている。

それ以外の下層のエホバの証人は死後天に昇ることは出来ない。天国のイスが定員オーバーだからである。これら一般的なエホバの証人はハルマゲドン後の地上の楽園での永遠の命を目指すことになる。この地上級”のエホバの証人と天的級の栄光ある昇天メンバーとの境界線は紙一重である。

死後にキリストの隣の席が約束されている聖人のような人でも神に対して背くことがある。こうして天的クラスから除外される人が出てくるのである。するとその14万4000人の座席に欠員が出る。そして次席だった地上級から1名が昇天メンバーへ格上げされることになっている。





油注がれたという錯覚

私がエホバの証人2世として王国会館へ連行されていた頃にも同じ会衆内に新しく油注がれてしまったエホバの証人の信者がいた。何らかの奇跡体験をして自分が油注がれたと錯覚するのである。ものみの塔協会による深い洗脳と自身の半生と財産や家族などを投げ打ち組織への献身的な活動を続けてきたという自負がそういった勘違い体験につながるのである。こうした錯覚体験が起こることが地上級の繰り上げ当選のカラクリである。

彼ら油注がれた人々はエホバの証人の組織内では尊敬され立派な人だと思われているが一般社会から見ればひどい社会不適合者である。カルトに取り憑かれ頭がいかれてうっかり神の光まで浴びてしまったもはや病人である。

私が子供の頃に急に油注がれた同じ会衆の信者は高齢の女性信者だった。厳しい老婆姉妹で他人の子供の私まで王国会館で騒いでいたりすると怒られるようなことがあった。周囲の信者から一目置かれるベテラン姉妹である。そうして周囲から尊敬の視線を集めることも本人の勘違いに影響を与えている

洗脳軍団の中で誰よりも濃く深い洗脳状態にあるからということで高みに置かれているのだがそんなことに何の価値もない。天に昇りキリストの隣で地上を統治することが出来ると思い込んでしまうとは何たる傲慢だろうか。

その老婆姉妹はもう何十年も正規開拓奉仕を続けていて、息子娘たちは当然エホバの証人として献身している。今までに何人もの信者をエホバの証人の世界に引きずり込んでいてそれを誇りにもしている。もうエホバの証人をやめようにも引き下がれない状態になっているのである。

自分のやってきたことが果たして正しいことだったのか?そう冷静に考え直すことは恐怖だろう。もはやどこまでも深く洗脳状態に潜り込むことしかできなかった。そうして神の光が降りてきたという妄想が起きるのである。


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