後世に大きな災いをもたらした、キリストのハッタリ

エホバの証人の「忠実で思慮深い奴隷」とは

エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)より。『ものみの塔の終焉』の3章『忠実で思慮深い奴隷級』

キリストが再臨するときに、自身の財産(王として再臨するのだがら、地上のすべてを指す?)管理を任せると予言したのが「忠実で思慮深い奴隷」。財産を家に比喩していて、「家令」とも。エホバの証人の教理ではこの人数が14万4000人という設定になっている。

いやいや、そもそもキリスト再臨しねぇって。という意見もあるだろうが話がこじれるので置いておく。私もこっち側の立場。キリストの苦し紛れの虚言だろ。これ。後世に大きな呪いと災いをもたらしたハッタリ。もしくは権威欲しさにキリストの言葉が捏造されたか。

話を戻す。この「家令」に任命されると、王者の代理として管理権を持つことになる。

私がその忠実な家令です、私たちにキリストは全財産を預けましたと主張して、成員にそのように教え込んでしまえば、その人あるいはその組織体は独裁権を有することができる

エホバの証人のものみの塔協会内でも、この「独裁権」欲しさに権力闘争が起きている。

エホバの証人の「忠実で思慮深い奴隷」の教義がいかに矛盾だらけか、この教理がものみの塔への権威付けのために捏造されたものである根拠、本資料ではこういった事柄を列挙しているが、ちとややこしい。

  • 初代ものみの塔協会会長ラッセルの権威の量、後継者の間では事情に応じて好き放題に増減される
  • 「忠実で思慮深い奴隷」=14万4000人が聖書の聖句間の飛躍的こじつけ
  • 「忠実で思慮深い奴隷」が「家令(管理者)」であり「従者(平階級)」を兼ねる矛盾
  • 「かしらの権」がない女性が管理者である「忠実で思慮深い奴隷」になる矛盾
  • 2000年間で14万4000人しかいない、数の矛盾

エホバの証人の統治体や14万4千人の残りの者を病院送りに

エホバの証人の14万4000人の油注がれちゃったという勘違い野郎

エホバの証人が偽預言者にたぶらかされる理由

ややこしいので単純に一つに絞ると、章の冒頭部分で述べられている以下の部分が全て。重要なのは

この奴隷(家令)はキリストによって任命される

自分で勝手に「わたしがその者です」などと宣言するのは実に僭越なことである。そういうふうに言いたがる人はだいたい偽物と考えてよい

100%偽物でしょうな。1世紀以来、今まで数多の偽預言者が出てきて、たまたま我々の生きる現代にホンモノが現れ、しかもそのホンモノがたまたま自分の目の前に現れる。そんな奇跡的な偶然はあり得ない。

周到に偽装された、「ホンモノに見えるだけ」の数多の偽預言者の一人、または偽モノの一団体が来ただけ。

ものみの塔協会だけが、無数の偽預言者と違って「ホンモノ」と言える根拠はない。むしろ本資料に挙げられている点が「ニセモノ」であることを明らかにしている。偽装が些末なのに何故騙される人が多いのだろうか?

こういった宗教の本質に迫る前に、全く別の点でエホバの証人色に染められるからだろうか。

布教にきたエホバの証人の個人的美徳にたぶらかされたり(これも今の私からすると全く魅力的に見えないのだが)、子供をお利口にできるとか(これは暴力と恐怖で子供を服従させているだけ)、「この世の終わり」が近いが、自分だけは救われたいという即物的な思考。

宗教の本質、主張の根拠を深掘するような態度を持たない人は、前述のような表面的な事象にやられてしまう。その時点で「ものみの塔」に絶対権威を感じてしまう。従わないと「この世の終わり」で殺されるから。

こうなると、ものみの塔の本質など考えようがない。ものみの塔は数多の偽預言者の一人に過ぎないのだが。


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