子供にとって悪影響でしかない、エホバの証人というカルト

失われるエホバの証人2世の自尊心

私はエホバの証人というカルト宗教の2世信者だった。2世信者とは、親の1世信者の始めた信仰を強制される子供のこと。

エホバの証人の2世信者の特徴の一つは、他者の視線を必要以上に気にすること。カルト信者として、幼い頃から奇異の視線を浴び続けて育ったことが原因。私自身の経験から、この特徴を考察する。

エホバの証人の子供は、ありとあらゆる学校の行事に参加しないことで、同級生や先生から変わり者扱いされる。親族からも心配され、憐れみの視線を投げかけられる。隣近所にも、子供自ら呼び鈴を鳴らし布教活動をさせられる。

小学校の高学年から中学生くらいになると、同級生の住む地域を布教活動で回るのが何よりも嫌だった。しかし、私の両親は同級生の視線を嫌がる私の信仰が弱いと思い込んでいた。完全にエホバの証人組織のマインドコントロール下にあったから。

子供に信仰心なんか要らねーっつーの。

同級生が住む区域を、強制的にカッターシャツにネクタイを締めて回らされる。完全な罰ゲーム。これは、私が両親に「エホバの証人をやめる」と宣言する中学2年生の秋まで続く。

思春期の多感な時期に、親から嫌がらせにも同義な理不尽な扱いを受けた。

私の自尊心は傷付き、エホバの証人である姿を誰にも見られたくないと強く思っていた。ネクタイを締めて親と一緒に近所を歩き回っている時だけではなく、常にエホバの証人である自分が、恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかった。

こうして、私は他人からどう思われているか、どのように見られているのかを、必要以上に気にするようになった。

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恐怖、見知らぬ家の呼び鈴を鳴らせ

エホバとキリストから無限に浴びせられる監視の視線

エホバの証人の子供たちは、小さな頃からエホバという神の存在を意識させられる。

そのため、エホバやキリストから常に見られていて、こうしなければならない、かくあらねばならないという強迫観念に似た思いを抱える。この神エホバはおっそろしくて、従わないとハルマゲドンという裁きの日に、身体を焼き尽くされる設定。

この冗談みたいな話を、子供の私は信じ込まされていた。同じエホバの証人2世でも、こういったトンデモ教理一切を子供の頃から信じていなかった人もいるらしい。

しかし、そういった人でも別の視線の監視下にはある。教団内での信者からの視線。エホバの証人の組織内では信者が常にお互いを監視し合っている。常にどう振る舞うかということを誰かに見られている。

これでは自分の自由意志が全く無い。常に監視されているという意識から自由にならなければ何もできない。果たして、40才目前の私は、この自意識から自由になれたと言えるのかどうか。

この自意識は子供の伸び伸びとした成長の妨げとなる。

子供の教育という点でエホバの証人という宗教に利点は一切ない子供に対しては強烈な悪影響を与えるだけ

子供の教育以外にも、信者に与える悪影響ははかり知れない。カルトに近づくと、たった一度きりの人生を棒に振ることになる。

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人生を浪費し無駄死にするエホバの証人


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