エホバの証人という名称の大きな矛盾と、その矛盾を支えるお花畑。

エホバの証人の脳内お花畑

お花畑に突撃

香ばしいお花畑なブログを発見というか、存在は知ってたんだけど、トップページからして見てはいけない禁断の世界感がプンプンするので放置していたのだが、ついつい禁断の扉を開けてしまったので、お花畑にツッコミ。

件のお花畑ブログ

現役エホバの証人によるお花畑発言(A)

私たちはエホバのことをほんの少し知っているに過ぎません

と。

まあ、この時点でだいぶ言っていることがおかしいのだが、とりあえずは話を合わせておく。

他にもグダグダといろいろ言っているので、簡単に要約すると次のとおり。

「だから、今までもこれからもエホバの証人組織は、人権無視で罪深くてコロコロ教理が変わっても大丈夫なんです。こんなに罪深いのに、私が臆面なく布教できるのは次の理由です」

という感じ。だいぶ意訳してる感はあるんだけど、

  • エホバの証人という宗教は教えを変える
  • 「エホバの証人」が事件を起こした

という事実をこのエホバの証人は自ら書いている。それを踏まえていても

「エホバの証人」の誰かが問題を起こして、有名になったとしても、私自身は堂々と宣べ伝えることができます

なんて開き直っているので、あながち私の意訳も間違っていない。

エホバの証人から脱出したあとは、視野を広く柔軟に方向転換

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『NHKにようこそ!』、エホバの証人の神エホバは悪の元凶

悪の元凶エホバの証人の神エホバがもたらすハルマゲドン

露骨に分かりやすくカルト化、エホバの証人

エホバの証人に酷似した新興宗教が出てくる『NHKにようこそ!』。

同教団の機関誌『目を覚ませよ!』。

『目を覚ませよ!』のイラストを見ればわかるとおり、ひどく写実的で萌えられない

『NHKにようこそ!』単行本発行が2002年。

当時、おそらくエホバの証人の宗教本はまだ硬派で、イラストも写実的だった。しかし現在では、エホバの証人は子ども向けアニメまで出すようになり、露骨に分かりやすくカルト化。無垢の子どもを欺く気満々。

しかし、エホバの証人のアニメに萌える人はいないとは思われる。まぁ、萌えるという感覚は人それぞれなので、ちょっと不明なんだけど。

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『NHKにようこそ!』、帝国会館でご奉仕会とは・・・

宗教2世少年の独白

エホバの証人を待つ悲惨な将来

エホバの証人がモデルのカルト宗教が出てくる『NHKにようこそ!』。

じわじわと、本当にじわじわと、あまりに遅くて気がつかないほどの、どこまでもどこまでもイヤらしいスピードで、俺たちはゆっくりと追いつめられているのだ。困ったり、参ったり、泣いてみたりしても、どうしようもないのだ。誰もがみんな、いつかは大変な目に遭うのだ。それは遅いか早いかの違いだけで、結局いつかは、ものすごくやりきれない事態に陥ってしまう

エホバの証人もこんな感じ。

じわじわとエホバの証人にハマっていく人ばかりでもないだろうし、進行に遅かれ早かれあるのだが、いつかは大変な目に遭うのは共通。カルトにハマったつけを払う日はくる。やりきれない事態に陥る。

家族や友人を失い、職も変え、取り返しのつかない時間を失う。そして、エホバの証人組織の約束は何一つ果たされない。

世界を滅ぼすハルマゲドンが来て地上が楽園になって、そこでエホバの証人だけが永遠に生きるなんていうバカげた約束が果たされるはずがない。そんなこと聖書のどこにも書いてないのだから。

『NHKにようこそ!』アホウな新興宗教団体に弄ばれる宗教娘

帝国会館でご奉仕会

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『NHKにようこそ!』アホウな新興宗教団体に弄ばれる宗教娘

自身を省みず、架空の外敵を作るエホバの証人

エホバの証人がモデルの宗教娘が出てくる『NHKにようこそ!』。この宗教娘は不幸のどん底にいる。

エホバの証人みたいなカルト宗教を養父母が強要してくるから不幸だということもあるのだが、生い立ちゆえの不幸さを抱えた者が神の存在を求めちゃうという構図も透けて見える。

鬱積する怨念、尽きることのない社会への憎悪、怒り。
しかしそれらの怒りは、そのほとんどが自分自身へのふがいなさに由来している

だが、その事実を認めて自らの無能さを自覚する作業には、かなりの勇気を必要とする。人間ならば誰しも、自分の汚点を見つめたくはない。
そこで陰謀論者は、自らのふがいなさを外部に投影する。
自らの外に、架空の「敵」を作り出してしまう

これ、エホバの証人。

我が身を省みず、サタンがいるから世の中が悪い、人間は原罪を持っているから不完全だと。だから、神様助けて~と。

いやいや、正しい方向に努力しないお前が無能なだけだろ。神にすがらず、自分の知力・体力総動員で努力しろよ。それでダメだったら宗教でなく、行政や頼れる親兄弟、民間の団体やら、いろいろ調べて様々なところに当たってみろよ。なんでカルト宗教一択にしちゃうの?

さらに、この手のカルトは、自分たちが真理の民だから世間から迫害されている、とかのたまう。

そんなことねぇよ。子どもを輸血拒否で殺し、体罰を推奨してきたから、正当な非難を受けているだけだろ。

不幸な宗教娘

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『1Q84』、とてつもない邪悪な存在としてのカルト

邪悪なカルト

カルトに神は存在しない

『みんなの宗教2世問題』5章「宗教2世はいかに描かれてきたか」。

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村上春樹『1Q84』より。エホバの証人がモデルの「証人会」という新興宗教が出てくる。

『みんなの宗教2世問題』著者による『1Q84』と村上春樹の総括。

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村上は、それらの自分が真に憎んでいるものに対しては、明らかにそれが悪の属性を持つものと印象づけながら創作し、エッセイを書き、小説で読者に語る

ここで村上春樹が憎んでいるモノというのは、伝統的な家父長制や日本の文壇のことらしいのだが、村上春樹ってそんなだったっけ?そんなのは古くさいぜって軽く吹き飛ばしてる作風だった気がするんだけど・・・

ところが宗教問題が絡むとなると、とたんにそれを単純な悪と決めつけるのをやめて、善悪の彼岸をめざそうとする。それは結局、この作家がカルト宗教というものを父権制以上の悪としてリアルに把握できないからではないのか、という疑いをもたらす

『1Q84』のラスボス教祖として麻原彰晃のホンモノみたいな奴が出てくる。ホンモノというのがどういう意味なのかは原作を読まれたし。

この教祖があり得ない描写をされているところからして、村上春樹はカルトの本質を分かっていないのか?

つまり、善悪の彼岸をめざしちゃっている。超越したモノ、つまり神のようなモノがカルトにもいるとイメージしている。要するにホンモノだと。

カルトはニセモノなので、この場合は村上春樹の誤認ということになる。つまり、カルト宗教をリアルに把握できていない。

とてつもない邪悪な存在としてのカルト

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痛みを伴う真実から目を逸らしたところで、現実は悪化の一途。

手痛い真実から目を逸らすと・・・

強い痛みを伴う真実

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村上春樹『1Q84』より。エホバの証人がモデルになっている「証人会」という新興宗教が出てくる。

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世間のたいがいの人々は、実証可能な真実など求めてはいない。真実というのはおおかたの場合、あなたが言ったように、強い痛みを伴うものだ。そしてほとんどの人間は痛みを伴った真実なんぞ求めてはいない。人々が必要としているのは、自分の存在を少しでも意味深く感じさせてくれるような、美しく心地良いお話なんだ。だからこそ宗教が成立する

そうして、耳ざわりのいい宗教に騙されると、いずれ手痛い人生のツケを支払わされることになる。もしくは、無意味に死んだり。

真実から目を逸らすと現実はますます悪化する

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カルトに対峙するのにバランスは必要ない。カルト擁護者がわく構図。

カルトの評価にバランスは必要ない

カルトに騙される者

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オウム真理教に関するドキュメンタリー映画『A』に関して(私は未視聴)、

オウム真理教のバッシングに邁進するマスメディアから距離を取ろうとするあまり、荒木ら取材対象の人間味のある言動を強調してしまう。バランスを確保しようとするあまり、「そのような人間味を持ちあわせたカルト信者たちが日本史上でも特筆されるべき凶悪犯罪に手を染めた」という事実を曖昧にしてしまっていて、結果的にバランスが破綻している

つまり、カルト信者に騙されたということ。人間味を全面に押し出して、カルト臭を消そうとする常とう手段。信者側が作為的にそうしているのか、ナチュラルに無垢な人柄なのかは問わず、カルトが勧誘に使う方法。

バランスを失っているカルトに近づくには・・・

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エホバの証人やオウム真理教の予言がハズれた1995年

ものみの塔の予言ハズシ

1995年の偽予言者たち

『みんなの宗教2世問題』5章「宗教2世はいかに描かれてきたか」。

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オウム真理教教祖の麻原が教団の著作物のなかで

「1995年の選挙でアメリカ大統領となる人物とその時点でのソ連の書記長がハルマゲドンへと世界を導いていくだろうね」と予言する。予言はもちろん外れた

なかなかのおバカ予言だが、エホバの証人も似たようなことをやっている。真っ黒歴史。

エホバの証人は、「目ざめよ!」という機関紙の発行目的に次のように書いていた。

本誌は、1914の出来事を見た世代が過ぎ去る前に平和で安全な新しい世をもたらすという、創造者の約束に対する確信を強めます

この創造者の約束は守られなかったわけで。エホバの証人の創造者はポンコツ。

1914年のできごとを見た世代が過ぎ去りそうになった1995年10月を境に、このエホバの証人の予言はコッソリと姿を消した。1995年11月号からは「1914年の出来事を見た世代」の文言は消え去った。

ものみの塔の予言ハズシ
「目ざめよ!」誌1995年10月22日号と11月8日号ものみの塔聖書冊子協会発行

しかし、予言ハズし後の1995年11月以降も、「平和で安全な新しい世について創造者が約束している」とはしつこく記載。

前述のとおり、エホバの証人の神は刻限の約束も守れないポンコツなので、こちらの約束が守られることもない。

というか、オレの周囲は十分に平和で安全なんだけど。ポンコツ神要らないっす。

エホバの証人的には、神こと創造者がポンコツなのではなく、創造者のメッセージを伝え間違えたエホバの証人の統治体という教祖集団がポンコツということになる。

結局ポンコツの予言は当たらないのだが、エホバの証人はそうは考えられないので、不毛な宗教活動を続けている。

こういった終末を騙る偽予言者や偽キリストが現れると、散々キリストも警告していたのだが、自称キリスト教徒エホバの証人はこういった不都合なことには盲目。

競馬新聞の予想以下、偽予言者エホバの証人の予言解釈

オウム真理教とエホバの証人

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エホバの証人は被害者を生む破壊的カルト、「信教の自由」を与えてはならない

破壊的カルトは解散一択

宗教虐待の根源を断つ

『みんなの宗教2世問題』4章「精神医療/カルト問題報道の観点から」。

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元エホバの証人2世の横道氏と精神科医の対談。精神科医氏の発言。

家族が信仰を棄てていなければ、トラウマの傷を毎日家庭内でえぐられてしまうということも起こります。そうなってくると、回復の端緒もつかみがたい。現在進行形でトラウマが掘り進められているのに、それに抗って修復を進めるのはほとんど不可能

エホバの証人2世が遭う悲劇。物心つく前からエホバの証人という間違った信仰を強要され、傷を負う。自身が脱会した後もおバカな宗教親は信仰にしがみついたまま。まさに妄信。そして、宗教家族に会うたびに宗教虐待の古傷をえぐられる。

まさに、家族を不幸にする宗教エホバの証人。

この傷を治すためには、

まずは環境におけるリスク要因を減らす、できればゼロにする必要があります

おバカな宗教家族と距離を置くというのが、最も適切なのだろうが、外部の人間にできることもある。

エホバの証人をゼロにすること。諸悪の根源を断つこと。もはや信教の自由とか関係ない。間違っているモノは間違っていると消し去るべき。

エホバの証人が妄信しているのは、おバカな無根拠だから信じるに値せず。それが子どもを宗教虐待し、人々を不幸にするのだから、取り除くべき。

被害者を生む破壊的カルトに「信教の自由」は不要

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宗教虐待を行うエホバの証人は「悪」、長期化する虐待の影響

エホバの証人が悪な理由

宗教虐待を行うエホバの証人は「悪」

『みんなの宗教2世問題』4章「精神医療/カルト問題報道の観点から」。

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元エホバの証人2世の横道氏と精神科医の対談なのだが、あまりろくなことを言ってこなかった精神科医のほうの発言。終盤、ようやく精神科医らしい発言。

カルト団体は一般的に子どもに対する虐待をためらわないどころか正当化する傾向もありますよね。現代社会では虐待は絶対悪ですから、この一点をもってしても「カルト=悪」と言い切って構わないと私は考えています

極めてロジカルな発言。大いに支持したい。

このロジックでいくと、間違いなく、エホバの証人は悪。

エホバの証人は子どもに対する体罰や輸血拒否という虐待をためらわないどころか、正当化している。

宗教虐待から子どもを守るQ&Aに対し、エホバの証人は700ページの怪文書を国に提出して抗議。

これは、自らが宗教虐待Q&Aで指摘を受ける対象であることを認めた上で、自己を正当化しようという所業。

現代社会では虐待は悪。エホバの証人がどれだけ自己を正当化しようと悪。自ら、宗教虐待Q&Aの対象であると名乗り出ているのだから、エホバの証人こそ宗教虐待を行う「悪」。

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