エホバの証人を待つ悲惨な将来
エホバの証人がモデルのカルト宗教が出てくる『NHKにようこそ!』。
じわじわと、本当にじわじわと、あまりに遅くて気がつかないほどの、どこまでもどこまでもイヤらしいスピードで、俺たちはゆっくりと追いつめられているのだ。困ったり、参ったり、泣いてみたりしても、どうしようもないのだ。誰もがみんな、いつかは大変な目に遭うのだ。それは遅いか早いかの違いだけで、結局いつかは、ものすごくやりきれない事態に陥ってしまう
エホバの証人もこんな感じ。
じわじわとエホバの証人にハマっていく人ばかりでもないだろうし、進行に遅かれ早かれあるのだが、いつかは大変な目に遭うのは共通。カルトにハマったつけを払う日はくる。やりきれない事態に陥る。
家族や友人を失い、職も変え、取り返しのつかない時間を失う。そして、エホバの証人組織の約束は何一つ果たされない。
世界を滅ぼすハルマゲドンが来て地上が楽園になって、そこでエホバの証人だけが永遠に生きるなんていうバカげた約束が果たされるはずがない。そんなこと聖書のどこにも書いてないのだから。
帝国会館でご奉仕会
作中で、
『帝国会館』
へ潜入。
エホバの証人の王国会館同様におバカな集会が開かれている。
『人類が誕生したのは六千年前』
『ノアの方舟がアララト山に』
『もうすぐサタンとの戦いが』
『黙示録によると』
激しい妄想の連打。
お前ら学研ムーか!
マトモな人間からしたらこうなる。
「何言ってるんですか佐藤さん!これから奉仕会ですよ!」
俺たちがもっとも精通しているテクニカルターム-すなわちエロゲー用語において、『奉仕』とは『エプロンドレスを着たメイドさんが御主人様に対して行う、愛情の籠もったある種のマッサージ』を意味する
まあ、『奉仕』と言ったら、少し変わった人間から見るとこうなる。マトモな人間から見ても、似たようなモノか・・・
奉仕会を脱出した宗教2世の少年がこう言う。
何もオレだって、好きで宗教やってるわけじゃない
親だよ。父親も母親も宗教大好き人間だ。家の中で、オレだけがひとりまともな頭をしてる。それでもし、オレが宗教を抜けるって言ったら、どうなると思う?
どうなるか?『悪魔』とののしられる。マトモな人間のほうが貶められる宗教家庭の不条理。
学校では普通の若者として過ごし、家庭では立派な宗教者として暮す-そんな二重生活を送っている
エホバの証人2世の場合は、学校に2世信者のスパイが存在するのでこうもいかない。恥にまみれた学校生活を送ることになる。