エホバの証人のこすいやり口
エホバの証人の公式サイト、トップページに表示されるシリーズ記事。『大地震 聖書はどんなことを預言しているか』。情弱信者を騙す用の記事なので、これ以上騙されないようにキッチリ否定しておく。
こんな記事に騙されるから、エホバの証人は人生をどぶに捨てることになる。モノゴトはきちんと検証しないと。
この記事の文脈は以下。
キリストが
「大きな地震」も「あちらこちらで」起きると
予言した。
「終わりの時代」は1914年に始まり,今も続いて
いるので、1914年以来
大きな地震が起きまくっていると。
全米地球物理学データ・センターのGlobal Significant Earthquake Databaseによる統計から
1914年以来,大きな地震が1950回以上起きて
いる、と主張している。
はい。これが間違い、ほぼウソ。
同じ(と思われる)データセットをダウンロードして調べてみたが、確かに1914年以降、世界中で1,992回の地震が計測されている。地震の規模M(マグニチュード)4.5以上の。
同データセットによると
M4.0以上だと2,024回
M5.0以上だと1,881回
なので、このエホバの証人の記事では、M4.5以上の地震を集計して、「大きな」地震が1950回以上起きていると主張している。しかし、
Wikipediaによると、大地震というのはM7.0以上の地震を指す。ところが、エホバの証人はM4.5以上の地震を大きな地震としている。地震回数を稼ごうとしている、こすいエホバの証人のやり方。
※以下、2024年1月追記
データのダウンロードはここから行った。同データセットの「Ms Magnitude」で集計したところ、上記の数値となった。
このデータセットには「Ms Magnitude」以外にも、「Mb Mag…」、「MFA Mag…」、「MI Mag…」、「Mw Mag…」、「Unknown Mag…」と様々なマグニチュードのデータがあり、一番欠損が少なかったのが「Ms Magnitude」だったので、「Ms Magnitude」を用いた。
しかし、エホバの証人の公式サイトの方はこの検索フォームで数値を拾っている可能性が出てきた(どうしても公式サイトを正しいとしたい、現役エホバの証人と思われる人物からの指摘)。こちらの検索フォームだと、すべての「Magnitude」に優先順位をつけて、数値が入っているモノを優先して出力する設定になっている。
これだと地震回数が上方修正されるので、同条件で再集計してみる。
1914年以降で
M5.5以上で2,466回(2,607回)
M6.0以上で1,993回(2,098回)
M6.5以上で1,466回(1,527回)
となった。()内は検索フォームの数値、最新データが含まれるので多くなる。どうやら、エホバの証人公式サイトではM6.0以上を「大きな地震」として1,950回以上としている様子。
いずれにせよ、Wikipediaによると、大地震というのはM7.0以上の地震を指すので、エホバの証人公式サイトは、自己基準で地震回数を稼ごうとしているのは間違いない。
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