エホバの証人の阪神・淡路大震災における奇跡体験
エホバの証人の世界には、まことしやかに流れる奇跡体験の噂がある。私の子どもの頃、阪神・淡路大震災があった。その震災の奇跡体験にまつわる、エホバの証人の都市伝説。
被災したとあるエホバの証人の家が崩れてしまった。その家のエホバの証人は、何とか屋根の上に逃げたのだが、逆に屋根から降りられなくなって困り果てていた。
すると、ズシンズシンと巨人が歩いてやって来る。『進撃の巨人』の一番小さいサイズくらいのやつ。その巨人は、屋根の上で孤立していたエホバの証人を抱きかかえて、安全な場所に避難させてくれたという話。
当時、私の周囲のエホバの証人たちは、大人も子どもも喜んでこの話を言いふらしていた。エホバの証人たちは巨人=み使い(天使)が助けに来たと話していた。正しいエホバの証人であれば、困ったときにエホバが助けてくれるのだという妄想。
いやいや、ツッコミどころ満載のエホバの証人都市伝説。
エホバの証人の奇跡体験は、あり得ない都市伝説
このエホバの証人の奇跡体験は、単なる都市伝説。噂に尾ひれがついて誇張&拡大されただけ。
運よく消防隊員か誰かが来ただけだろう。たまたま背が高くて男前な消防隊員だったとか、そんな感じ。
この都市伝説にはツッコミどころ満載。
- この地震で死んだエホバの証人もいるけど、天使が助けに来るパターンと、来ないパターンの違いは?
- 天使が助けに来るのは良いけど、それって心霊現象では?心霊映画の霊降臨と何か違うの?(エホバの証人は心霊映画全般一切禁止)それは本当に良い天使?サタン系の悪い天使でない証拠は?
- 地震で屋根に逃げるっておかしくね?家崩れてうまいこと屋根に昇れるか?逆に昇れたのなら降りられるっしょ。家がせり上がっていって降りられなくなるというのは物理的にあり得ない。家が崩れて低くなるのは解せるので、その場合は屋根から降りやすくなる。
エホバの証人がこんな都市伝説を広げたがるのは、ものみの塔のマインドコントロール下にあるため。「良いことはエホバ、悪いことはサタン」と、決めつける思考状態にあるから。
そして、自分たちエホバの証人だけは神の是認を得ている。ハルマゲドンを生き残る、というエホバの証人至上主義の利己的な態度の表れ。エホバの証人は、エホバの証人だけが助かれば良いと考えている。
エホバの証人が都市伝説を広めるのは、信仰の欠如
別の視点を加えると、エホバの証人がこんな都市伝説を嬉しそうに語るというのは、自信の無さの表れと言える。
エホバを信じているけど、それでも見える証拠、証しが欲しいという、聖書の例え話に出てきそうな、欲しがり屋さん。
そのため、こんな話が出てくると、「やっぱりエホバはいるんだ。守ってくれるんだ」と、嬉々として噂を広める。
結局、エホバの証人は、楽園での永遠の命というご褒美を追っかけているご利益主義者。ご褒美が得られるという、目に見える根拠が欲しい。欲しがり屋さん。
この信仰に対する自信の無さは、マインドコントロールの揺らぎ、ウィークポイントとなり得る。
永遠の命というご褒美は無価値であり、そもそもご褒美すら存在しないのだと理解させる。すると、元々自信の無い部分、つまり疑いかけている部分に斬り込める。本人にとって最重要な部分が崩れて、マインドコントロール解除に至る。ここを攻めたい。
永遠の命ってサムイですよ。
エホバの証人だらけ、自然だらけの地球って、とことん暇ですよ。
そもそも、永遠の命なんてウソですよ。
エホバの証人の奇跡体験は全部勘違い、バプテスマと油注がれる天啓部勘違い
“阪神・淡路大震災にまつわる、エホバの証人の都市伝説” への2件の返信