ものみの塔1975年の終末予言、聖書が科学より正確なわけがない

聖書じゃ時の流れは測れない

聖書が科学的測定より正確だなんて言っちゃう奴は・・・

目ざめよ!1972/7/8号より。アホっぽい記事があったので投稿。

『聖書の年表代のすぐれている点』という記事。

「誰々が何才で誰を生み、その誰々がまた何才で誰を生み」みたいな系図が延々と書いてある聖句。聖書中たまにある退屈極まりない記述。その創世記11:10-26を引用したあとで

これは,いずれかの年を見落としたり2度数えたりすることなしに計算し,その数字を書きしるして保存しうる人間の手で保持されてきた年代表です。そして,わたしたちも計算を行なえますし,それらの記録中の年数を大洪水の時から加算して,今日までの年代を4,340年と算定できます。このほうが,枯死して長年を経た木の年輪を相互に関連させながら計算したり,地層に基づいて算定したり,放射性炭素時計にかかわる不確かな要素すべてを考量して算定したりするよりももっと当てになるのではありませんか

ならねーよ。

そんなしょうもない聖句、下らなすぎて誰か書き写し損じるんじゃね?人の手書きなんて、一番間違えやすく信用ならない部分。

エホバの証人は、写本は二重チェックしていたとか何とか言うんだろうけど、そんな人力作業は一切あてになりませんから。

読み合わせ確認していても、聖書の系図なんて暇すぎるから間違えるだろ。

それが何千年も間違えずに連なってきた、なんてことを信じられるのは盲信にすぎない。

科学的測定よりも聖書が正確だなんて言っちゃうのは、おバカさんっぷりを自らさらしているようなモノ。

そもそも起点になる年が大洪水って・・・。物語、神話が科学より信用できるわけがない。

ノアの箱舟は神話であるとコアラが証明する

ついでに、見事な予言ハズシもピックアップ

Continue reading “ものみの塔1975年の終末予言、聖書が科学より正確なわけがない”


エホバの証人の統治体、「指導」と「統治」は違うぜよ!

エホバの証人の新世界訳聖書、統治体の正当化のための翻訳

エホバの証人の新世界訳聖書だけ、「統治」

最近、現役エホバの証人2世であることを強制されていたときよりも、聖書を読んでいるかも知れない。仕方なく嫌々読んでいるのだが、強制されてない分だけまだマシか・・・

マタイによる福音書2章4節。

新共同訳

お前はユダの指導者たちの中で決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ

聖書協会共同訳

ユダの地、ベツレヘムよあなたはユダの指導者たちの中で決して最も小さな者ではない。あなたから一人の指導者が現れ

新世界訳

ユダの地のベツレヘムよ,あなたは決して,ユダの統治者たちの間で最も取るに足りない都市ではない。統治する者があなたから出て

新世界訳だけ、「指導」でなく「統治」となっている。

JW(エホバの証人)の統治体の聖書的無根拠~すりかえ

新世界訳は、エホバの証人が使っている恣意的な翻訳聖書。世界中のエホバの証人を支配し使役する統治体の存在根拠として、この部分を「指導」でなく、「統治」としているのだろう。

「指導」と「統治」の違い

Continue reading “エホバの証人の統治体、「指導」と「統治」は違うぜよ!”


エホバの証人に異論、地は果てない。地上の最も遠い所はどこなのか?

地は果てないのだが・・・聖書では・・・

地上の最も遠い所は、最も近い所

昨日の記事の続き。エホバの証人公式サイトの『聖書は科学的に正確か』にツッコんでいく回。

『聖書は科学と矛盾していますか』から。地球の球体問題。

聖書に出てくる「地の果て」という表現は,「地上の最も遠い所」という意味で使われています。地球が平らであるとか,端があるという意味ではありません

これもエホバの証人お得意の希望的憶測。

使徒1:8の記述。共同訳だと「地の果て」だが、エホバの証人仕様の新世界訳だと「地上の最も遠い所」となっている。エホバの証人は憶測で聖書まで変えちゃってるんだね。

「地上の最も遠い所」は、地球を一周してきた自分の今いるところのすぐ隣。つまり、一番近く。地は果てない。

これは仕方ないよね。地球が球だと知らなかったんだから。聖書筆者は。

しかし、聖書を書き直したエホバの証人の方は問題。「地上の最も遠い所」は「地上の最も近い所」。大きな矛盾が虎の子の聖書に生じている。おかしいね。エホバの証人的には、聖書は神が書いた設定だから、地球が球であることは聖書筆者も把握しているはずなのにね。

Continue reading “エホバの証人に異論、地は果てない。地上の最も遠い所はどこなのか?”


太陽も月も、地球の自転も止まらない。聖書の非科学的記述

太陽と月の動きを止めた、はずのないヨシュア

エホバの証人、希望と憶測の大集合

昨日の記事の続き。エホバの証人の公式サイト『聖書は科学と矛盾していますか』にツッコんでいく回。

聖書に天動説が書いてあるという指摘に対して、エホバの証人の反論は以下。

伝道の書 1章5節には,「日は昇り,やがて沈む。そして元の所に急いで戻り,また昇る」とあります。しかし,これは地球から見た太陽の動きを描写しているにすぎません。地球が太陽の周りを回っていることがよく知られている今でも,「日が昇る」とか「日が沈む」という表現が一般に使われています

これは、いつも通り、エホバの証人の希望。「聖書が科学的に正しい」という思い込みからスタートしているので、こんな希望的憶測しか出てこない。「地球から見た太陽の動きを描写していて欲しい」という希望が断定されている。

逆に、聖書筆者が太陽が地球の周りを動いていたと考えていても、不思議ではない。

聖書に天動説が書いてあっても別にいい。「当時は、一般に太陽が地球の周りを回っていると考えられていました」のひと言で片付く。何から何まで科学的に正しい必要はない。聖書は聖書筆者の創作物なんだから。

地球の自転は止まらない

Continue reading “太陽も月も、地球の自転も止まらない。聖書の非科学的記述”


世界各地の神話の劣化版、エホバの証人の神「エホバ」

神話の神々の劣化版、エホバ

誰より無慈悲な神話の神は、聖書の神

エホバの証人公式サイトの『聖書は科学的に正確か』にツッコんでいく回。昨日の記事の続き。

大昔の創作文学に現代の感覚でツッコむというのは、非常に大人げない。しかし、エホバの証人が「聖書に書いてあることはすべて正しい」と言って、信者を騙したり、聖書に独自解釈を加えて信者を輸血拒否で死なせたり、信者の人生を搾取したりするのを防ぐためなので、仕方ない。

大人げなく、創作文学「聖書」が科学的に正しい、というエホバの証人公式サイトにツッコんでいく。

今回は、『聖書は科学と矛盾していますか』。

まず、エホバの証人の主張、聖書に天体の動きがざくっと正しげに書いてあって、それに対して

世界各地の神話は,人間は神々の予測不能で無慈悲な所業に翻弄される

と。それ、聖書の神そのものじゃね。聖書中で神は異民族をどれだけ殺してんだよ。「予測不能ではなく、事前に警告した」とか言いわけするんだろうけど、それ関係ないから。

どれだけ事前に警告しようが、「従わないなら大量虐殺する」ことの免罪符にはならない。

さらに、エホバの証人の信じているハルマゲドンとか起こり得ないから、それこそ予測不能、そして人類皆殺しのハルマゲドンは無慈悲な所業そのもの。

とはいえ、ハルマゲドンは起きない。単なる作り話だから。そして、聖書の神も、エホバの証人の神エホバも創作の神にすぎない。

エホバの証人の神エホバに至っては、世界各地の神話の劣化版であろう。エホバの証人公式サイトの茶番ぶりが、それを証明している。

エホバの証人の、聖書が科学的であるというおかしな主張

Continue reading “世界各地の神話の劣化版、エホバの証人の神「エホバ」”


エホバの証人の主張にツッコミ!エレミヤ書の予言が成就していない理由

バビロンは永遠の廃墟ではない

エホバの証人が聖書を真実だとする根拠

『聖書は科学的に正確か』という、エホバの証人公式サイトにツッコミを入れていく回。今回は『聖書の内容が真実であると確信できるのはなぜですか』。

エホバの証人によると、聖書が真実だと確信できる理由が3つあるらしい。

  1. 科学的
  2. 予言的中
  3. 出版数

聖書が科学的というのが、今回くずしているところなのだが、エホバの証人は、これをもって「聖書が真実」という根拠にしたいらしい。

最初の「聖書が科学的」という点。この話で、何かの一つ覚えみたいに出てくるのが、「地球が円」だとか、「地球が空間に浮いている」と聖書に書いてある云々の話、これは以前の記事で否定している。

聖書の科学的正確性に対する疑問―イザヤ書40:22の論点を検証

聖書の予言が当たらないなら・・・

Continue reading “エホバの証人の主張にツッコミ!エレミヤ書の予言が成就していない理由”


エホバの証人の宗教本による、マインドコントロール信者の作り方

地球は、丸く平らだと考えられていた

地球は丸いは、平らでも成り立つ

昨日の記事の続き。「聖書に地球が丸いと書いてあるから、聖書が科学的に正しい」という、エホバの証人の宗教本に対してツッコミをいれる回、後編。

『聖書の教え』(2005年)2章『聖書-神からの書物』

地球の形について間違った見方がされていた時代に,聖書は,地の円,つまり丸いものという表現を用いました。(イザヤ 40:22)

この、「つまり丸い」が、ものみの塔の希望的意見。

「地の円、つまり平らな円、予言者イザヤも地球は平らな円だと考えていたのです」でもおかしくない。

どちらともとれるのに、ものみの塔は、都合のいいように「球の丸い」だと断定しているだけ。

『聖書が教えていること』(2019年)、2章『聖書は神からのプレゼント』

地球が平らだと信じられていた時代に,地球が「丸い」とも言っていました。(イザヤ 40:22)

平面で「丸い」ね。

マインドコントロールエホバの証人の作り方

Continue reading “エホバの証人の宗教本による、マインドコントロール信者の作り方”


エホバの証人と聖書の地球像、聖書を科学的に正確にしたい人たち

エホバの証人がどうしても正確にしたい聖書

聖書は科学的だと、思いたい人たち

聖書に地球が球だと書いてあるか否かという話の続き。夏休みの自由研究的な感じ。

エホバの証人的には、「聖書には地球が球だと書いてある。それは地球が平らだと考えられていた時代に書かれた記述であり、それが聖書の科学的正確性を示している」と、したいらしい。

これに関する、ものみの塔の宗教本の主張にツッコんでいこうという回の前編。

『目ざめよ!』 1981/12/22号。『科学の事柄に言及している場合,聖書は科学的に正確である』と、思いたい話。

この記事のタイトル『科学の事柄に言及している場合,聖書は科学的に正確である』がいただけない。

「科学のことを話しまーす」と、聖書内で前置きしているわけでもないだろうに。「ここは科学のことを書いているんだ」と、勝手に思って、勝手に「正確だ」としているにすぎない。

西暦前8世紀にイザヤは,エホバが『地の円の上に住んでおられる』と書きました。「円」と訳されているヘブライ語“フーグ”には,デービッドソンの「コンコーダンス」やウィルソンの「旧約聖書語彙研究」が示しているように,「球」という意味もあります。

「球」という意味もあるだけで、「球」だとイザヤ君が思っていたかどうかは、誰にも分らない。平らな円だと思っていたのかも知れない。

盲信させる気満々の『永遠に生きる』

Continue reading “エホバの証人と聖書の地球像、聖書を科学的に正確にしたい人たち”


聖書の非科学的描写:レビ記のサイコな記述、鳥と獣の儀式

怪しげな宗教儀式

聖書の記述、鳥責めからの獣責め

聖書の非科学的さ。昨日までの一連の記事の続き。Twitterで有識者に教えてもらった聖句で、夏休みの聖書自由研究。

レビ記14章に恐るべき記述がある。病気が癒えた人を浄める方法として、下記。

  • 鳥を殺して、その鳥の血を7回、対象者にかける。

おいおい、そんなことやったら余計病気になるよ。あと、「血を食べてはいけない」とか「輸血しない」とか言っているのに、病気が癒えた人の皮膚にはかけちゃうんだね。傷口が完治してなかったら、鳥の血が体内に入っちゃうけどね。

この記述の、いったいどこが科学的なのか。

まだまだ続く。鳥責めを乗り越えたら、待っているのは獣責め。

鳥の血で病気にならずに8日間生き残ったら、羊3匹、上等の麦粉と油を献上する。

この頃から、搾取するシステムがキッチリ作られていたんだね。しかも、病人から。病気を治したいばかりに、こんなバカげたことに付き合っちゃう。現代のエホバの証人も似たようなものだが。

そして、動物責め。搾取された羊の血を体につけられる。

  • 耳たぶ、手足の親指に羊の血をつける

いやいや、またこれも病気になるって。汚いよ。羊の血。現代エホバの証人は、散々輸血拒否で血を避けているのに、当時の病み上がりの人は、動物の血を体につけられていた。これは余計に病気になるよ。

カビにも血で対抗、聖書の記述

Continue reading “聖書の非科学的描写:レビ記のサイコな記述、鳥と獣の儀式”


聖書の科学的記述における疑問:世界の範囲、せまっ!

美しい地球を見せずに・・・

聖書科学的派の工作

聖書がとくに科学的ではないという昨日からの話の続き。

聖書に、地球が「円」だとか「天蓋」だとか、書いてあるという話。

聖書科学的派は、それが「地球が丸い」とは考えられていない時代の記述なので、「聖書は科学的なんだー」と。

私としては、「円」だとか「天蓋」でなく、「球」なら「球」と書けばいいのに、そうは書いていない。なので、特にこの部分から、聖書が科学的とは言えないと書いた。

特に、エホバの証人仕様の新世界訳聖書、その日本語訳は、当初「円」だったのを「丸い」と記述し直している。さらに、その「丸い」に注釈をつけ、「または球体」とこじつける執心ぶり。

そこまでしないといけないのは、聖書筆者に地球が球体という認識は無かったのに、それをこじつけたいエホバの証人の思惑が透けて見えるぞと。聖書科学的派の工作活動。

聖書の中の地球が平らっぽい記述

Continue reading “聖書の科学的記述における疑問:世界の範囲、せまっ!”