世界各地の神話の劣化版、エホバの証人の神「エホバ」

誰より無慈悲な神話の神は、聖書の神

エホバの証人公式サイトの『聖書は科学的に正確か』にツッコんでいく回。昨日の記事の続き。

大昔の創作文学に現代の感覚でツッコむというのは、非常に大人げない。しかし、エホバの証人が「聖書に書いてあることはすべて正しい」と言って、信者を騙したり、聖書に独自解釈を加えて信者を輸血拒否で死なせたり、信者の人生を搾取したりするのを防ぐためなので、仕方ない。

大人げなく、創作文学「聖書」が科学的に正しい、というエホバの証人公式サイトにツッコんでいく。

今回は、『聖書は科学と矛盾していますか』。

まず、エホバの証人の主張、聖書に天体の動きがざくっと正しげに書いてあって、それに対して

世界各地の神話は,人間は神々の予測不能で無慈悲な所業に翻弄される

と。それ、聖書の神そのものじゃね。聖書中で神は異民族をどれだけ殺してんだよ。「予測不能ではなく、事前に警告した」とか言いわけするんだろうけど、それ関係ないから。

どれだけ事前に警告しようが、「従わないなら大量虐殺する」ことの免罪符にはならない。

さらに、エホバの証人の信じているハルマゲドンとか起こり得ないから、それこそ予測不能、そして人類皆殺しのハルマゲドンは無慈悲な所業そのもの。

とはいえ、ハルマゲドンは起きない。単なる作り話だから。そして、聖書の神も、エホバの証人の神エホバも創作の神にすぎない。

エホバの証人の神エホバに至っては、世界各地の神話の劣化版であろう。エホバの証人公式サイトの茶番ぶりが、それを証明している。

エホバの証人の、聖書が科学的であるというおかしな主張

聖書中の「山々が海底から隆起した」と、読める部分に対して、エホバの証人は

さまざまな神話では,山は神々によって今の形に造られたとされています

と、聖書の正しさをうったえているが、聖書の場合、「初めに、神は天と地を創られた」から始まる。聖書こそ、最初っから神話じゃん?山々は神が造ったは神話で、天地創造は科学的だというのがエホバの証人の主張。もはやギャグ。

イスラエル国民に与えられた律法には,死体に触れた後は衣服や体を洗う,感染症にかかった人を隔離する,排せつ物をきちんと処理するなどの規定がありました

とレビ記 11章と13章の記述からひいている。ところが、レビ記の14章には恐るべき記述がある。鳥やら獣の血を人間にかけるという悪魔的な術。

聖書の非科学的描写とご都合主義、鳥と獣の儀式の科学的根拠を問う

あえて14章は無視して11章、13章の都合の良い部分だけを引っぱり出して、「聖書は科学的ー」と言っている。ご都合主義のきわみ。


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