地球は空間に浮いてない、エホバの証人と聖書の科学的解釈

聖書の一部が科学的に正しいからってどうなの?

聖書には「地球は永遠に存続する」(伝道1:4)とおバカなことが書いてある。現代科学では地球の寿命はあと50億年くらいと考えられており、これは、ある意味では永遠。50億年という途方もない年月は、聖書を書いた人類にしても、永遠。

しかし、エホバの証人の場合は別。エホバの証人は、聖書の言葉をそのまま現代に当てはめて、実生活に害をもたらしている。エホバの証人は、この「永遠」も文字通りの「永遠」と受け止めている。

さらにエホバの証人は、聖書は科学的な本だから間違いない。「永遠」は、本当に「永遠」なんだと言い張っちゃう。

人間が復活したり、神が天と地を作ったり、地球全体が水に沈んだり、さらにその大嵐を手作りの方舟で乗り切ったりという、荒唐無稽な空想文学のどこが科学的なのか?

ここで、エホバの証人が出してくるのが、聖書に書いてあることの一部が科学的に正しい箇所。

聖書のほんの一部が科学的に正しいからといって、全体が正しいなんてことはあり得ない。それがそもそも科学的な発想ではない。

「はじめに神は天と地を作った」っていう時点で、何言ってんだという話。子どもの工作じゃないんだから。

それに、その神はどこから来たんだよ?

出だしから非科学的。

素晴らしい非科学的空想小説「聖書」。結構なことで。

聖書の一部が、たとえ科学的に正しくても、他が正しいとは断定できない。

『燃やす用』の聖書~ものみの塔の存続が神の不在の証明

地球は空間に浮いていない

聖書に書いてある、たまたま科学的に正しい箇所。これも多いに怪しい。

この一部分を、エホバの証人は鬼の首をとったみたいに持ち出して、聖書が科学的に正しい根拠としたがる。それはたった一部に過ぎないし、その一部も正しいのか怪しい。

その一つの例、「地球を空間に浮かせている」(ヨブ26:7)

当時、地球は大亀が支えているとか、そんな考えが主流だった。しかし、聖書はその当時にして「地球が空間に浮いている」と正しいことを書いていたと、エホバの証人はそのように主張したいらしい。

いやいや、地球は浮いてないでしょ。太陽の引力に引かれて振り回されてるんだよ。プカプカと浮いているわけではない。聖書間違ってんじゃん。ひいき目に言っても、惜しい!かな。

念のため、ChatGPTで検証。

私「地球は空間に浮いているんですか?」

ChatGPT「いいえ、地球は空間に浮いているわけではありません。地球は宇宙空間の中に存在していますが、地球自体は浮遊しているわけではなく、重力によって空間の特定の位置にとどまっています。

重力は物体同士の引力の力によって引き合われる現象で、大きな物体ほど強い重力を持ちます。地球も巨大な質量を持つ天体であり、その重力によって地球上の物体や人々は地表に引きつけられ、地球の表面にとどまっています。これが私たちが地面に立っている理由です。」

地球は空間に浮いている。テストだったら10点満点で2点くらいはもらえるかな。「重力」とか「太陽の周囲を回っている」くらいは書かないと、満点はとれない。

言葉足らずでお粗末。この記述からだと、聖書が神の霊感を受けて書かれた正確なモノとは言えない。


3 Replies to “地球は空間に浮いてない、エホバの証人と聖書の科学的解釈”

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.