地上の最も遠い所は、最も近い所
昨日の記事の続き。エホバの証人公式サイトの『聖書は科学的に正確か』にツッコんでいく回。
『聖書は科学と矛盾していますか』から。地球の球体問題。
聖書に出てくる「地の果て」という表現は,「地上の最も遠い所」という意味で使われています。地球が平らであるとか,端があるという意味ではありません
これもエホバの証人お得意の希望的憶測。
使徒1:8の記述。共同訳だと「地の果て」だが、エホバの証人仕様の新世界訳だと「地上の最も遠い所」となっている。エホバの証人は憶測で聖書まで変えちゃってるんだね。
「地上の最も遠い所」は、地球を一周してきた自分の今いるところのすぐ隣。つまり、一番近く。地は果てない。
これは仕方ないよね。地球が球だと知らなかったんだから。聖書筆者は。
しかし、聖書を書き直したエホバの証人の方は問題。「地上の最も遠い所」は「地上の最も近い所」。大きな矛盾が虎の子の聖書に生じている。おかしいね。エホバの証人的には、聖書は神が書いた設定だから、地球が球であることは聖書筆者も把握しているはずなのにね。
「地の四隅」という表現も,地表全体を指す比喩です。現代でも同様の比喩として,「(東,西,南,北)の果て」といった表現が使われています
でた!比喩逃げ。
この記述、ヨハネの黙示録7:1
地の四隅に四人の天使が立っているのを見た
そもそも、天使が存在しねえからな。比喩というか創作神話なんだよ。
聖書の中に円周率問題が・・・
続いて円周率問題。
誤解: 聖書は円周が直径のぴったり3倍であるとしているが,円周率は正確に言うとπ(パイ)つまり約3.1416である。
事実: 列王第一 7章23節と歴代第二 4章2節には,「鋳物の『海』」の直径が4.5メートルで,「周囲は測り綱で測ると13.5メートルだった」と書かれています。この寸法は概数だったようです。また,水盤の外径が4.5メートルで,内周が13.5メートルだった可能性もあります。
おうおう、苦しい言いわけ。というか、「だったようです」、「だった可能性もあります」と、いつもの希望と憶測。概数だったのか?外形と内周で測ったのか?どっち?どちらもしても希望的憶測だが。
それとも、聖書筆者は円周率を3だと考えていたのか?ゆとり教育世代だったのかな。
エホバの証人は「聖書のすべての箇所が正しい」と言うんだけど、それにしては、概数というのはお粗末。仕方ないよね。聖書は人間の創造力で書かれたんだから。