地球は丸いは、平らでも成り立つ
昨日の記事の続き。「聖書に地球が丸いと書いてあるから、聖書が科学的に正しい」という、エホバの証人の宗教本に対してツッコミをいれる回、後編。
『聖書の教え』(2005年)2章『聖書-神からの書物』
地球の形について間違った見方がされていた時代に,聖書は,地の円,つまり丸いものという表現を用いました。(イザヤ 40:22)
この、「つまり丸い」が、ものみの塔の希望的意見。
「地の円、つまり平らな円、予言者イザヤも地球は平らな円だと考えていたのです」でもおかしくない。
どちらともとれるのに、ものみの塔は、都合のいいように「球の丸い」だと断定しているだけ。
『聖書が教えていること』(2019年)、2章『聖書は神からのプレゼント』
地球が平らだと信じられていた時代に,地球が「丸い」とも言っていました。(イザヤ 40:22)
平面で「丸い」ね。
マインドコントロールエホバの証人の作り方
昨日の記事から、年代ごとにエホバの証人の宗教本を見てきたけれど、だいたい本の前半、1995年以降の本はすべて2章で、聖書を全肯定する内容を扱っている。
無論、全部読んでいないが、どの本もだいたい同じ構成で話を進めているのではないかと思われる。
引用聖句やたとえ話も似たようなのばかり。
「社長が秘書に手紙を書かせたら、誰の手紙か?」っていうたとえ。その場合は「秘書の手紙でなく社長の手紙」。だから「聖書も神が人間に書かせたんだから、神が書いたんだ」っていう無茶苦茶なたとえがずっと載っている。
秘書が書いた手紙なら、社長のサインかなんかが入っていたり、今なら、メールで「CC:社長」で同報するべき。それがないなら、秘書が独断で書いた偽造文書の可能性を疑われる。
ものみの塔のたとえで言うと、聖書に神のサインがないんだから、つまりは神の名を騙った偽造文書の疑いがある。
社長と秘書は同時代に生きる人間で、面識もある。秘書が不正をした場合、社長に対して申し開きを求められる。
神と聖書筆者の関係は全然違って、神の方は、かたや存在が微妙というか存在確認ができない架空生物。申し開きも求められない。「天の法廷で」とか、言われそうだけど、そんなモノないから。
こんないい加減なたとえ話が、30年間使われている。
エホバの証人たちは、こんな宗教本を30年間、読んで、集会で設問に答えてってやっていたんだね。そりゃ、思考回路が停まるわな・・・脳みその劣化が進む。
こうして、同じことを繰り返し繰り返し、頭に仕込まれると、バカでも覚えちゃう。それしか覚えてないから、それが唯一の真実だと信じちゃう。そして、他人にそれを話す。まるで自分の考え、言葉のように。
はい、これでマインドコントロールエホバの証人のでき上がり。