禁止事項の多い、エホバの証人の子ども
私が子どもの頃、何をするにしても両親の許可が必要だった。両親の許可と言っても、両親自身の裁量ではなく、ものみの塔の教理によって判断された。
わが家は、エホバの証人というカルト宗教の完全マインドコントロール下にあった。
小学生くらいの年齢になると、エホバの証人の2世信者は、ものみの塔の教理を頭に叩き込まれる。
そのため、サバイバルゲームがしたいだとか、友達と初詣に行きたいなどと言い出すと、親にこっぴどく怒られる。明らかにものみの塔の教理に反しているから。親に聞くまでもなく、自分でNGと判断してしかるべきということ。
エホバの証人は戦い・戦闘系が一切禁止。他宗教に関わることも厳禁。クリスマスだとかバレンタインといった、楽しい行事のすべてが禁止だった。
微妙な判断が必要なことについて、両親に許可を求めることになる。地域の行事であるキャンプに行きたいとか、このテレビ番組が見たい、そういったこと。
学校外の任意参加の行事について、私の親からは基本的に許可が出なかった。両親は、この世の人々との交流は不必要で悪影響をもたらすと思い込んでいた。これは、ものみの塔の指導の影響。
そのため、任意参加の行事への参加は、エホバの証人の教理に反していなくても、ほとんど認められなかった。
エホバの証人の親によって禁止されるテレビ・音楽
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