学校や職場での証言で、心が死んでいくエホバの証人

学校生活がストレスになるエホバの証人の子ども

エホバの証人2世の子どもは、進級の都度、新しい担任の先生に自分がエホバの証人であること告げなければならない。給食のときに合掌できない、国歌や校歌が歌えない、各種行事が禁止など、学校生活全般に支障がでるから。

これは、エホバの証人用語で証言と呼ばれている。

禁止事項の多いエホバの証人2世の学校生活は苦難の連続~エホバの証人のできないことまとめ

これは子どもにとって大きなストレス。私も、4月になって担任が変わるのが本当に嫌だった。面倒くさい先生だと話が長引くし、なかなか納得して貰えない。子どものことを本気で考えてくれている先生もいたのだろうが、

「本当はどうしたいのか?エホバの証人の教理を守りたいのか?」と聞かれても、エホバの証人の子どもにしてみれば、本心を明かせるはずがない。

本当は七夕飾りを作りたいと言おうものなら、親に体罰を受ける。

エホバの証人の子どもは教団の洗脳下にあるので、エホバの証人の教理に反対する学校の先生は悪魔サタンの手先だと信じ込んでいる。そうそう簡単に心は開けない。

学校の先生は、エホバの証人の子どもに対して下手に教育的指導をするよりも、家庭での体罰の証拠、その他児童虐待の証拠を掴んで児童相談所に通報するなどの対応をした方が手っ取り早い

もしくは、人生を楽しむことの有意義さを身をもって示すか。子どもは本質に気づきやすい。言葉でなく生き様を見せるしかない。

同僚に対して、信仰の証言を強制されるエホバの証人

エホバの証人の子どもと同じようなストレスを、大人のエホバの証人も感じている。ものみの塔は布教活動に多くの時間を捧げるために、信者たちにパートタイムの仕事を勧めている。

私の父はエホバの証人活動のために、時間に融通のつく職場にあえて転職、人間関係と同時に自分のキャリアを失ってしまう。

現在のエホバの証人は世間に馴染んでいて、職場では信仰を隠し気味にしている人も多い。20年ほど前、私の家族がエホバの証人だった頃はそうではなかった。

自分がエホバの証人であることを、職場や学校で積極的に表明し、周囲の人々を勧誘することが求められた。父のように転職したなら、新しい職場ではまず自分の信仰の証言をしなければならない。

しかし、

年のエホバの証人活動で感覚が麻痺するのと、マインドコントロールによって証言という試練を喜びと感じているエホバの証人も少なくない。信仰に対する迫害は、神が与えた喜ばしい試練とみなすようになってしまう。強烈なマゾヒスト。

日々の祈りによって、その試練を乗り越えようとする精神的タフさというか、鈍感さを身につけていくのが、ものみの塔のマインドコントロール。心が死んでいく。


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