強制されるエホバの証人2世の証言、現在では宗教虐待に該当

エホバの証人の偽ボランティア活動

エホバの証人はお互いを兄弟姉妹と呼び合う。兄弟・姉妹と呼び合うのは、献身という洗礼の儀式を受けた信者だけ。献身の儀式はバプテスマとも呼ばれる。

エホバの証人の献身の儀式=バプテスマを受ける前の信者は、「さん付け」で呼ばれる。さん付けされる信者は、伝道者と呼ばれる人から、研究生と呼ばれる人までさまざま。

研究生と呼ばれる人々は、家々を1軒ずつ周るエホバの証人の伝道奉仕活動という行為で発掘された人々。この伝道奉仕活動には、バプテスマを受けた兄弟姉妹クラスや、ただの伝道者といった人々が従事する。

私が、まだこの伝道奉仕活動をさせられていた頃、奉仕活動のことをボランティア活動と言い出すようになった。聞こえが良いから。エホバの証人の勧誘に来ましたというよりもボランティアだと言った方の聞こえが良い。

この偽ボランティア以外にも、家族や親族・職場の同僚などから勧誘を受ける場合もある。もはや、こちらが主流なのかも知れない。エホバの証人には個人的に伝道活動を行うことが求められるから。

これは、個人的に自身の信仰を証言し、信者の獲得を目指したり、信教の自由を盾に、自身の特殊な行動の正当性を主張する場となる。

エホバの証人に強制される信仰の証言

エホバの証人は、家族や親類を引き込んで研究生にしてしまう。身の回りの人の勧誘が強く勧められているのは、どの新興宗教でも同じ。周囲を巻き込むのがカルトの特徴。

私が子どもの頃は、クラスの友人にも伝道することを勧められていた。そんなことをしようものなら、すぐに変な奴だということになる。自らイジメてくれと、言っているようなモノ。

大人の場合は、会社の同僚にも証言することが求められている。ただ、会社に居づらくなるのは必至なので、実際にはエホバの証人であることを積極的には明かさずにいる人も多くいる。

しかしそういった人でも、自分の子どもには学校でエホバの証人であることを明かすことを強制する。それが子どもの心を深く傷つける。

クラスメイトはともかく、学校の先生に対しての証言は必至。エホバの証人の子どもは禁止事項が多く、学校の多数の行事に参加できない。

進級の都度、担任の先生に証言し、学校生活に支障が出ることを伝えなければならない。これは子どもにとって大きなストレス。私は、進級する4月が来るのが嫌だった。

学校の先生には事前にクリスマス会には参加できないと言っていても、当日にとぼけて、参加させようとする先生もいた。その都度、クラスメイトの前で再度参加できないと証言しなければならない。

学校生活は私にとって生き地獄だった。

※2023年6月追記
現在では、子どもが望まないのに以下の宗教的行動をとらせるのは、宗教虐待に該当する。発見したら児童相談所「184」へ通報を。

  • 信仰の表明
  • 行事参加の制限
  • 宣教活動、布教活動、勧誘活動、奉仕活動への参加

学校や職場での証言で心が死んでいくエホバの証人


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