エホバの証人、ものみの塔聖書冊子協会のプレミア出版物

ものみの塔の宗教本が大量に・・・

空き家として放置されていた実家の片付けをしている。この家が空き家になった理由は、両親が離婚したから。両親が離婚したのは、エホバの証人をやめるタイミングがずれたからだった。

私が生まれてすぐ、母がエホバの証人の王国会館に通い始めた。続いて、父もこのカルトに引きずり込まれていく。そして、私はほぼ生まれながらにして、エホバの証人2世として育てられることになった。

私は14才のときに、自分の意思でエホバの証人をやめる。私が20才になり家を出たあと、両親も順を追ってエホバの証人をやめた。エホバの証人をやめるタイミングを違えたことが、両親の離婚のきっかけになった。

そして、現在の私が思い立つまで、15年間もこの家は空き家として放置されていた。

空き家を売却するにしても、部屋の中の荷物は全て撤去しなければならない。まずは不用品を片付ける所から始める。売却できるようなものは売却してしまいたかったのだが、見積もり業者曰く、金になるようなものは何もないということ。家財道具は古過ぎて粗大ゴミ。

また、実家には大量のものみの塔の宗教本が残されていた。一冊一冊に相当額の寄付金を支払っていたことを思うと、何とも言えない気持ちになる。本棚から溢れんばかりのものみの塔の宗教本は、金と時間と人生が浪費されたことを如実に物語っていた。

プレミア物のものみの塔の宗教本はあるのか

実家に残されていた大量のものみの塔の宗教本だが、売却出来るようなものがないのか調べてみた。

古本屋に売れるような本は、ISBNコードがついている一般的な書籍だけ。当然、ものみの塔の宗教本にはそんなものがついていない。

逆に、プレミアがついて転売出来るようなものがないものだろうかと調べてみた。または、ものみの塔はころころと予言を改訂しているので、その不義の証拠となるような古い書籍がないかということ。

ネット上の情報では排斥者(※)が執筆に関わった『ヤコブの手紙の注解』や、用語辞典的な『聖書に対する洞察』などがレアもの扱いされているということだった。
※排斥者とはエホバの証人的村八分、教団からの破門処分、理由は戒律違反や背教疑惑、背教行為など。

実家には『ヤコブの手紙』はあったのだが『洞察』は無い。しかも残されている宗教本には漏れなくマーカーや下線が引かれ、不毛なものみの塔の宗教本研究の足跡が残されている。余白には聖書からの引用がびっしりと書き込まれていて、この努力を他の何かに向けていたらと思わざるを得ない。そして、

ものみの塔本がオークションなどに出品されている形跡はなく、売却ルートは無さそうだった。ものみの塔本のプレミア化は、教団被害者の都市伝説の類だろう。さらに、有害図書を転売するというのは、目的にもよるのかも知れないが、倫理的にあまりよろしくない。

別の本棚には、大量の『ものみの塔』誌や『目ざめよ!』誌の年鑑が、年代順に本棚に並べられている。

これらのゴミを片付けるのに、逆に費用が発生する。結局、エホバの証人に関わると、無駄な出費ばかりがかさむ。

ものみの塔協会の出版物にオカルトシンボルが潜んでいる3つの理由


“エホバの証人、ものみの塔聖書冊子協会のプレミア出版物” への3件の返信

  1. 私も過去5年間エホバの証人と聖書研究していました。研究生のまま、エホバの証人の教義全てに疑問をいだき、当時の姉妹や、長老に聞いてみましたが、みんな沈黙、ごまかしばかりで明確な答えはなく、自分たちの教えに対してまともに答えられないような団体はだめだなと思いやめました。今はプロテスタントクリスチャンです。エホバの証人からしたら敵ですね。騙されて団体から抜け出せない方が沢山おられます。助け出してあげたいです。

    1. ご自身がエホバの証人から敵対視されているプロテスタントの立場でありながら、助け出してあげたいと思われているその姿勢こそが本来のクリスチャンの態度だと思います。素晴らしいです。
      エホバの証人にはその姿勢がありませんよね。それがすなわちダメな団体ということですよね。

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