エホバの証人をやめた父の奇跡的な生還
エホバの証人をやめた父は、夜の防波堤を海の際まで無意識的に歩くという自殺未遂直前の行動に出た。これは、20年もエホバの証人活動を続けて、取り返しがつかなくなったことに絶望した結果。
そして、家を飛び出し、母と離婚し一家離散。さらに放浪の末に一文無しになる。もう死ぬしかないという状態にまで陥る。
父は死の淵に何度も迫ったのだが、奇跡的に生還する。これだけしか話さないと、エホバの証人は「まさにエホバ神の救い」などと言い出す。
父はこのとき、「これで負けたら死ぬ」と決めた最後のパチンコで何度も勝った。最後の金で打つ決死のパチンコで何度も救われた。
本当に神がいるのなら、父は神に救われたのかも知れない。奇跡としか言えない。ここ一番のパチンコで何度も連勝するのはまさに奇跡。
ギャンブルは基本的に胴元が儲かるように出来ている。人間が作ったシステムなので、攻略・必勝のルートはどこかにある。しかし、そんなモノ関係なしで運だけで連勝するというのは、まさに奇跡。
冗談のような話だが、博打好きな神にしか出来ないこと。
父を生かしてくれたのはやはり神なのかも知れない。
ただ、その神はものみの塔が存在を主張するエホバという神でないことは明らか。ものみの塔はギャンブルを認めていないし、離婚、喫煙と戒律に反し続けた父がエホバに救われる筋合いはないから。
恐らく、父本人もエホバの存在を認めていないし、エホバなんぞに救われたいとは思ってもいない。
エホバの証人という、すべての羊たちのために
父は、放浪し死にかけるというひどい目にあった。これはエホバの証人に言わせれば、「真理から離れた結果」ということになる。しかし、私の家族がエホバの証人や王国会館(※)に近づかなければこんなことにはならなかった。
※エホバの証人の集会所
エホバの証人活動を20年も続けると待っているのはこんな末路。エホバの証人をやめるのは、早ければ早いほどいい。
多くの物質的なモノを失わないうちに。精神深く取り込まれ、家族より宗教を重視する状態になる前に。職を失う前に。エホバの証人をやめるべき。職を失うというか、自ら放棄する頃には、ものみの塔に深く精神を蝕まれている。
エホバの証人は家から家を布教で周り、さらなる犠牲者を生み出す。危険な厄病神。ただ、彼らエホバの証人も無知で騙され、搾取されている被害者。取って喰われるだけの羊を責めてもどうしようない。
何もかもをものみの塔に賭けてしまって、すべて失った後だからエホバの証人をやめることが出来ない、という人がいるかも知れない。残ったのは教団組織との絆だけだからやめられないと。
それは間違い。
最後に残ったエホバの証人との人間関係を失うのイヤだからという理由が、エホバの証人を続けて良い理由にはならない。そんな自己中心的な理由は通らない。
あなたがエホバの証人を続けることで、ものみの塔というカルト教団が潤う。僅かでも寄付金を出したり、活動に時間を費やすこと、組織の名簿に名を連ねることで、ものみの塔に協力していることになる。悪事に加担しているということ。
今すぐにものみの塔に組するという悪事から足を洗い、孤独に打ちひしがれるべき。本来の人生に絶望すべき。そこで初めて、人生の真理を垣間見ることができる。カルトに操られない自分の人生。それこそがホンモノの人生。
“あなたがスグにエホバの証人(JW)をやめるべき理由” への1件の返信