元エホバの証人2世、子どもの頃の旅行の思い出は宗教一色

元エホバの証人2世、子どもの頃の旅行の思い出

私は、ほぼ生まれながらのエホバの証人2世信者だった。両親はものみの塔協会の完全マインドコントロール下にあった。

子どもの頃に家族で旅行に出かけることもあったが、旅行に関係する思い出もエホバの証人に関することだらけ。

エホバの証人の大会などに出かけ、ホテルや旅館に泊まる。すると、翌朝のチェックアウト前には部屋は綺麗に片付けて出なければならない。マナーとか常識、親の教育といったことが理由ではない。エホバの証人として皆に見られているから。

エホバの証人の子どもはそう教えられる。「エホバの証人として”ふさわしく”行動し、”この世”の人々の模範にならなければならない」と。

ホテルの食堂での朝食の際も、エホバの証人の大会用の正装に着替え、わざわざ目立つように祈りの姿勢を取らされる。抜群の恥ずかしさ。

さらに、エホバの証人の大会用のバッジをつけて動き周らないといけない。

そこまで、「私はエホバの証人です」アピールをしなければならないのか?「カルトにマインドコントロールされている危険家族です」と、言って回っているようなモノ。

何をするにしてもエホバ第一にされる。こんな家族旅行が楽しいはずがない。

旅行の際もエホバの証人の布教を行うカルト一家

また、宿泊先ホテルの机の上などに、さりげなくエホバの証人の「ものみの塔」や「目ざめよ!」といった冊子を置いてくることも、教団によって推奨されていた。

この単に置いてくるだけの冊子にかかる費用は、私の両親が支払うことになる。伝道活動などで教団の書籍を配布したときは、寄付金として配布先からお金を貰うのだが、勝手に置いてきている場合にはこれを回収できない。この分のお金は両親が支払っていた。
※2024/3追記、宗教本の代償として寄付金を募ることは現在廃止

こんな馬鹿げた話があるだろうか。

旅行の日と週末の集会の日が重なると、出先の王国会館に行ってエホバの証人の集会に参加しなければならない。エホバの証人は地域を会衆という単位で区切っており、違う会衆のエホバの証人の集会に出ることになる。

「他の会衆に交わる」と言って両親は喜んでいたのだが、そんなことの何が面白いのか?

父が、違う会衆で講演するために家族でわざわざ出張することがあった。エホバの証人活動のための小旅行。講演後は、出張先で布教活動に参加する。

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