エホバの証人がカルトである根拠
脱会した元エホバの証人2世信者が書いた本。絶版なので読むなら中古で。
作者は、ゲイのエホバの証人から性的志向のカミングアウトを受け、戸惑っている。ものみの塔は同性愛を禁じているため。
現代社会の規範では、同性愛者を批判すると総スカンをくらうのだが、ものみの塔は、いまだに超保守的。エホバの証人は同性愛厳禁。同性愛者と友人関係を築くことすら許されない。
※2023年追記、最近(21世紀)では、時代の空気感に合わせて、同性愛行為をしない同性愛者はエホバの証人として認められるようになったらしい。屁理屈。
このようなセンシティブな問題は時代と共に移り変わる。同性愛者の権利が日本で認められるようになったのは、つい最近のこと。その時代に生きる人間は、心中はどうあれ、社会の流れに合わせざるを得ない。
社会の流れに逆らい、何千年前の聖書の規範を字義通り守り続けようとする、エホバの証人は明らかに異常。時代に調和できないカルトである証拠。
とはいえ、同性愛OKです。とか言い出したら、それこそエホバの証人が真理の組織でない証拠になる。移ろう時代に合わせて普遍性が無い、真理でないから。つまり、どっちに転んでも、ものみの塔はタダの嘘つきカルト。
古い聖書の記述を、文字通りに守る必要はない
作中には下記の記述。
実はギリシャ語聖書には同性愛を断罪する聖句が無い
ヘブライ語聖書では同性愛は死刑だとある
ヘブライ語の旧約聖書の時代は同性愛NGだったのだが、時代は変わり、ギリシャ語の新約聖書の時代には特別禁止事項ではなくなった。時代に合わせて聖書内でも規範は変化している。旧来の律法を適用し続けるのには無理がある。
旧約聖書の律法によると(作中より引用)
反抗的な子供は皆、石打ち
浮気をした人も同様に死刑
月経の女性は穢れているので七日間、人と接触してはならない
豚肉は食べてはならない
こういった旧約の律法を現在のエホバの証人たちは守っていない。新約の時代から2000年も下った現代では、同性愛もOK。輸血もウェルカム。
新約聖書ですら、書かれたのは気の遠くなるような大昔。そこに書かれている事柄を字義通りに守る必要なんかない。
イエス・キリストはゲイだった
作中に以下の記述がある
イエスが常にヨハネと寄り添っていたので、二人はゲイだったと主張するリベラル派もいる
いやあ、私にしてみれば、キリストがゲイだろうが、チンピラだろうがどうでもいいのだが、エホバの証人にとっては許されない響きだろう。面白いので3回くらい書いておこうか。
「イエス・キリストはゲイだった」
「イエス・キリストはゲイだった」
「イエス・キリストはゲイだった」
キリスト、キリストって崇め奉っているけど、所詮は歴史上の英雄の一人に過ぎない。英雄色を好むという。キリストが好色だったのは間違いない。
“『ドアの向こうのカルト』、イエス・キリストはゲイだった” への2件の返信