エホバの証人やめる宣言をしたあとで気をつけること3つ
- 絶対折れない、譲歩しない
- 教義の論争はしない
- 家族関係はあきらめる
私は一人っ子で、両親との三人家族だった。両親は狂信的なエホバの証人であり、私は生まれながらの2世信者だった。エホバの証人をやめるという宣言をしたのが14才の秋。とある晩のエホバの証人の集会に出かける直前のこと。
両親はそのまま集会に出かけ、私はエホバの証人の集会に行かなくて良い、初めての自由な夜を満喫していた。両親が帰ってくれば、「集会にはもう行かない」という宣言をしたことを、問いただされるのは目に見えている。
この日の記事はエホバの証人2世が脱塔宣言する際の3つの注意点(親に対しての告げ方)
集会から帰ってきた両親は、予想外に穏やかな対応だった。2時間の集会中にクールダウンされたようだった。感情的にくれば感情的に返すことになり、そのまま決裂も覚悟の上だったのだが。
何事もなかったような親に対して、私は徹底抗戦。
注意点1.絶対に譲歩してはいけない。
親はさりげなく、組織からの完全離脱を妨害しようとしてくる。
「集会に来なかったことを、誰々が心配していた」
私の返答は→「もう関係ないから」
「次の日曜日は野外集会だから」
返答は→「絶対行かない」
「奉仕活動は?」
返答→「奉仕とかエホバの証人用語を聞きたくない、家に来られる人も迷惑しているよ」
「来月は大会で大阪へ行くよ」
返答→「絶対行かない」
すべてを、もうやらないで押し切る。ここは強く出るべき。一旦宣言したら引き下がらない。妥協すると、どんどん付け込まれる。相手は完全マインドコントロール状態にあり、良心に従って行動している。完全拒否で押し通すしかない。
注意点2.エホバの証人教義の論争をしない
さらに、相手は数多の信者を入信させてきた大ベテラン。エホバの証人に対する反対者の対応にも慣れている。教義の矛盾点をついて論争しても、勝ち目がない。というか、まともな議論にならない。
この頃の私は、ものみの塔の矛盾についてそれなりに理論武装していたのだが、マインドコントロール状態の妄信者には何も通用しない。彼らは全く耳を貸さない。
背教じみたことはサタンの誘惑、攻撃だと、ものみの塔によって信じ込まされている。都合の良いことにしか耳を貸さないので、公平な論争ができない。
ものみの塔の批判をしすぎて、下手をするとものみの塔からの排斥処分となる。こうなると家族の絆よりも、信者たちはものみの塔ルールを優先する。排斥者は家族内でも村八分扱いされる。早くして、両親と一生の決別となってしまう恐れもある。
一転、感情的な対応を始めるエホバの証人の両親
穏やかな対応に私が耳を貸さないとなると、両親は逆に感情を激しくあらわにし始めた。母の泣き落とし、父親は暴力こそは振るわなかったが、壁や机を強打して怒りを表し始めた。
こんな時こそ、冷静に対応しよう。宗教に心を乱されている愚かな人々だと、哀れみの視線を送る。自分がエホバの証人をやめると決めた理由を思い出し、決心を揺るがせない。エホバの証人に戻ることがあれば、またあの地獄が待っている。
辛いエホバの証人生活についてはエホバの証人の子供に生まれた不幸
エホバの証人の両親によって、勘当されたり、家から追い出されるのも大歓迎だった。自由を制限される一生を送るのなら、路頭に迷う方がまだマシ。エホバの証人2世といえども、頼れる非信者の親族はいるし、奨学金も貰える。実際路頭に迷うことなどない。
マインドコントロール状態にある、親のような者たちから自由になることを優先すべきだ。両親がエホバの証人である限り、一生足を引っ張られる。結婚式、葬式などには彼らは出ない。自分の結婚式にも、親がエホバの証人である限りは呼べないのだ。
身辺調査をされて、子どもの頃のエホバの証人2世としての境遇がバレると、就職活動にも影響する。大手企業への就職を望む際には、その点を覚悟すべき。
こういった負のファクターを、平気な顔で押し付けてくるのがエホバの証人の親。親のような者にすぎない。
注意点3.エホバの証人の家族関係はあきらめる
ものみの塔から排斥されれば、エホバの証人である家族の方から縁切りされ、全く接触できなくなる。そうなると、彼らを一生カルトから引き戻すことは出来なくなる。
そうはならないように適度な関係性を継続するのがベストなのだが、通常の人生を歩もうとすると、散々に足を引っ張られるのは覚悟すべき。カルトに染まっている家族は、見捨てないまでも割り切りは必要。大事なのは自分の人生。
親のためにと、自分の人生を投げ出したり、制限する必要は一切ない。
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