エホバの証人2世の子どもに受け継がれる教団の悪癖
私の通っていた小学校では、近所の生徒たちが決まった場所に集合し、連れ立って登校していた。その集団登校の時には、6年生になると下級生を連れて先導して登校することになる。
私が小学6年生だった頃、やはり下級生を連れて登校していた。このとき、私は下級生の1人を口頭でチクチクといじめていた。もう相手が誰だったかさえ覚えていないのだが、一番小さな子どもだろう。
自分より弱者のちょっとした弱みを見つけると、そこを攻撃してしまう。私にはそんな悪癖があった。小学校へ入ったばかりの頃から、上級生の中でも底辺に属しているような相手には、口頭で攻撃を加えていた。
そういったいじめが暴力に発展することまでは無かった。私も、そもそも誰かに対して悪口を言いたかったわけでもない。
私はエホバの証人2世として生まれながらに育てられた。暴力はいけないとエホバの証人の教理では厳格に決められている。悪口、陰口も良くないのだろうくらいは当然理解していた。しかし、
大人のエホバの証人信者の間では陰口、噂話が日常的だった。エホバの証人の子どもたちはこういった教団の悪癖を受け継いでしまう。
エホバの証人2世、陰険な性格の形成のされ方
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