おカネを信仰するマルチ商法、エホバの証人との共通点は?

カルトにハマる人

マルチ商法2世と宗教2世の類似点と相違点

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』。マルチ商法2世の声。

もはや宗教ではないのだが、マルチ商法にハマる親とカルト宗教にハマる親の類似点を発見できる。

双方の子どもが決定的に違うのは、この体験談の人だけなのかも知れないが、マルチ商法2世の子どもがマルチ商法を行わない点。宗教2世の場合は、子どもの頃から徹底的に宗教活動を行わされる。

その意味では、マルチ商法2世という表現は、もしかすると適切ではないのかも知れない。「マルチ商法に狂う親を持つ子ども」というのが的確なのだが、長いので、この本ではマルチ商法2世としているのだろう。

『みんなの宗教2世問題』、謎の新宗教2世の体験談

おカネを信仰するマルチ商法

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『みんなの宗教2世問題』、謎の新宗教2世の体験談

謎の新宗教2世の体験談

謎の新宗教、2世信者の体験談

『みんなの宗教2世問題』1章「当事者たちのさまざまな声」から。謎の新宗教2世の体験談。

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謎の新宗教の、激しく怪しい儀式が紹介されている。

本番はダメなんですけど、性的なことを一部の人がやって、みんなで見ているんです。性器と性器の交渉には至らないようなことを

もう、普通に違法。乱交パーティーと一緒で公然わいせつ罪でしょ。宗教以前の問題。この変態騒ぎに、子どもも巻き込まれているので論外。

どこからどう見てもカルトなのだが、ここまで暴走すると止まらなくなる。体験談の女性は、中学三年生のときに教団内で集団による性的暴行にあっている。

何の宗教か分からないのだが、身バレの恐れが高い小規模の宗教らしく。現代の日本に、こんな宗教が存在するというのに驚愕。

性的虐待を受けた者が、加害者側に回るエホバの証人

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宗教2世の声、子どもは親を喜ばすために生きているわけじゃない

子どもは親を喜ばすために生きているわけじゃない

子どもに宗教を押し付ける2世問題の構図

『みんなの宗教2世問題』1章「当事者たちのさまざまな声」。創価学会2世の体験談。

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この人は、学会活動を

親が喜ぶからやっていた

子どもは、親を喜ばすために生きているわけじゃない。しかし、子どもは親を喜ばせたいと思う。それが、バカ親が子どもに宗教を押し付ける要因になってしまう。

子どもは自ら望んで宗教をやっているのではなく、親が喜ぶから仕方なく宗教をやっている。もしくは、親に怒られるから、嫌々宗教をやっている。宗教をやらないと生存できないから、耐え忍んで宗教をやっている。

初めて自分自身について悩んで、自分がまわりに合わせてばっかりで、からっぽかもしれないって思った

仕方なく宗教をやっている間に、本来の自分すら見失う。この人のように空っぽになる。

空っぽなら、まだマシな方で、自分が望んで宗教をやっていたと思い込み始める。そうなると厄介で、脱会が困難になる。大人になると、2世被害者のまま加害者側に回っていくことになる。

学会員の子どもたちを書道教室に通わせて、

新聞や選挙を頼んだりする
いま思うと子どもを使って、会員でない人を囲い込んでいた

子どもを道具にしている。

エホバの証人も勧誘に子どもを使う。子どもを体罰で縛っておいて、子どもがこんなにお利口になります。子どもの教育で悩んでいませんか?とやるわけだ。

さらに創価学会の場合は、選挙で勝つことが宗教活動の一環になっているという意味不明。エホバの証人の場合は逆に振れていて、選挙・投票の一切をしない。どっちもどっちだが。

『週刊東洋経済 2023年6/10号 宗教 消滅危機』より

カルト宗教の共通点

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まずは1ヶ月間、エホバの証人に会わないチャレンジを

まずは、1ヶ月間。エホバの証人に会わないお試しを・・・

崇教眞光、エホバの証人との類似点

『みんなの宗教2世問題』、1章「当事者たちのさまざまな声」。崇教眞光の2世脱会者の体験。

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眞光という宗教では

三日間の初級研修を受講することで、初めて御み霊を拝受でき、これを首に掛けることで、人類で初めて一般人が手かざしという、神様の光を手から出すことが許されるとされています

「初級研修を受けた一般人」が、手から神様の光を出すことができるらしい。

これがエホバの証人の場合だと、

神から油注がれたと感じた信者のうち、教団内でうまく立ち回った米国系統の信者たちが統治体メンバーに選ばれる。統治体メンバーだけが神の言葉を伝達することが許されるとされている。

似たり寄ったり。

眞光では「神の御名を穢す」という教えがあり、眞光の組み手なのに、自分が不幸だということを一般の人に知られてはいけないというのがあります。簡単にいうと、手かざしがあるのに、なんで幸せじゃないのか、手かざしとか眞光ってインチキじゃないかって一般の人に思われただけで、「罪を積む」という教え

信者に対して情報統制を敷くのと同時に、外部に対しても真実が出ないように制御されている。やはり、エホバの証人と似たような感じ。基本は抑えているわけだ。

エホバの証人の場合は、当然「神の御名を穢す」のは罪なのだが、勝手に神の名を「エホバ」と騙っている時点で論外。まず組織として罪を背負っていると考えた方が良い。

エホバの証人も、ことさら自分が不幸だということを一般の人に知らしめるのは「ふさわしくない」と考えられている。簡単にいうと、真実が外部に漏れて、統治体とかエホバの証人ってインチキだと一般の人に気付かれる(大概の人は気付いているというか、相手にもしていないのだが・・・)のを防ぐため。

多くの場合、エホバの証人信者は家族を失い、人生を大きく損ねている。絶賛不幸のまっただ中なのだが、本人たちはそれに気付かない。

人間らしい心を失い、「エホバがー、エホバがー」を連呼。自身の圧倒的不幸な状況から目を背けている。楽園とか永遠の命、復活といった、ニセモノの希望に惑わされている。

『みんなの宗教2世問題』、宗教2世の肌感覚とは・・・

まずは1ヶ月間、エホバの証人に会わないチャレンジを

この眞光元2世信者が教団に疑問を持ったきっかけは

小さい頃から毎日眞光の道場に行ってたのを、ちょっとずつ減らしていって。まず二日に一回にして、三日に一回にして、一週間に一回、最終的に一ヶ月に一回だけ道場に行くように

したこと。

現役エホバの証人もこれがおススメ。

集会に行く回数を減らしてみる。Zoom参加を増やしてみる。隔週参加にしてみる。一ヶ月断ってみる。

「信仰が弱まるから、毎週参加するように」と教団側は指導しているが、教団の都合の悪い部分に、目ざめられるのを嫌っているだけ。信者のマインドコントロールが解けるのを防いでいるだけ。そもそも、

確信とか専心とか献身とか、大げさな言葉で信仰を表明させておいて、ちょっとやそこら集会参加を減らしたからって、信仰が揺らぐものか。その程度の信仰だったのか?

はい、まずは1ヶ月間、エホバの証人に会わないチャレンジを試してみよう。きっと心身ともに健康になるよ。


神社の賽銭とエホバの証人の搾取が違う、3つの理由

神社の賽銭とエホバの証人の搾取の違い

神社の賽銭とエホバの証人の搾取

『宗教2世』、Session3-3『2世たちの、その後』より。脱会当時者の声。

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宗教を信じている人間がこの世の悪に思える

私も洗脳が解けた当初はこう考えていた。新宗教と既成宗教、カルトとカルトでない宗教の違いを考えず、一緒くたにしていた。

『宗教2世』の宗教アレルギーと、新興宗教の危険性

見えないモノを存在するとして賽銭やお布施を集めている社寺と、存在しない神エホバを掲げるエホバの証人組織が、信者から金や人生や命を搾取しているのとが、重なって見えた。

神社の賽銭とエホバの証人の搾取、これらは3つの意味で異なる。

  1. 賽銭で破産しないし人生も損なわないが、エホバの証人組織による搾取は人生が破綻する
  2. 神社には古来からの祈りのオーラが集っている。エホバの証人にはせいぜい100年くらい
  3. 神社の祈りは人々の祈りだが、エホバの証人の祈りは恐らく怨念と化している

2と3はいい加減な話だが、あながち外していないと思う。

1は真実。神社に賽銭して、破産したり人生が破綻した人はいないが、カルトだとざらにいる。我が家の両親も、エホバの証人組織に献身して人生の半分を失った。

2はそのままで、新宗教と既成宗教の重みの違い。ホンモノは長く続くしニセモノはじきに淘汰される。

たまたま自分が生きている時代に真の宗教が生まれたりしない。どの時代にも「真の宗教ですー」と、嘘を吐く新宗教が生まれてきた。その中のひとつがエホバの証人。

3は、もしも死後の世界があるとしたら、亡くなったエホバの証人は絶対その辺を彷徨っている。怨霊になって。死んで成仏できなかった瞬間に気付く。エホバの証人に騙されたと。

そういった怨霊がエホバの証人の集会所とかには渦巻いている。エホバの証人に心身を病む人が多い理由のひとつがこれではないかと、私は思っている。というトンデモ話。

元エホバの証人2世の子育て

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宗教2世の証言、洗脳と禁止事項で縛られる人生、始まりは勘違い

始まりは勘違いに過ぎないのに

子どもに勘違いさせるには・・・

『宗教2世』Session3-2『当事者たちは何を語るか?』より。

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宗教2世の自助グループで語られたこと。

エホバの証人ではない宗教2世の体験だが、祖母が教祖だったために

自分は人よりも、そして母や妹よりも偉い存在なのだと勘違いして生活してきました

大人が子どもに対して、さもそれは事実だと教えれば、子どもはそれを信じる。始まりは勘違いにすぎない。

エホバの証人も同じで、まず、周りの大人たちが突拍子もないことを信じちゃっている。そして、その間違ったことを本気で子どもたちに教える。

子どもがその突拍子もないことを疑うのは困難。大昔の子どもたちは、大人から「地球は平らだ」と教えられ、それを疑うこともなく一生を終えた。

それと同じで、「ハルマゲドン」や「永遠の命」。普通に考えれば下らない冗談でしかない。しかし、周りの大人がそれを信じて疑わない残念な人ばかりだと、子どもはそれを信じざるを得ない。

そして、真っ向からトンデモ教理を否定してくれる人が出てこない限り、疑いを抱くのは難しい。

『宗教2世』が、「宗教の残響」から自由になるには?

救世主の到来を妨害するエホバの証人組織

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注意しないと、一般人も騙されるカルトのテクニック

宗教による情報操作

身分を隠して活動する、カルト宗教

『宗教2世』、Session2-3より。『宗教右派が繰り広げる反LGBT運動とは?』

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旧統一教会やその関連団体は、LGBTQの人権確保や、性教育の推進などに反対してきた勢力としての顔も持つ。時には国家議員や地方議員などと連動し、多くの政治活動を行ってきた

これらの活動の方法や、意味不明な活動の根拠などがこの章では挙げられている。エホバの証人も同じく性的マイノリティを認めないのだが、反対する理由は、どちらも単に教団の指導に従っているだけ。よって到底納得できる理由ではない。

これらの差別的行動を行うときには、次のように身分を隠して活動している。

旧統一教会が何かの活動を行う際に、旧統一教会だとわからないような名前を使って

いる。

あくまで一般の「市民」の有志たちが懸念して、恐怖を抱いて活動して

いると見せかけている。

卑劣な手段だが、エホバの証人も同じような手口を使っている。カルトの得意技なのだろうか。エホバの証人も

「ボランティア活動で来ました」と言って勧誘する。

「今、児童虐待や輸血拒否で話題になっているエホバの証人です」とはやらない。

カルトの騙しの手口

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家庭に宗教を入れるな、「こども家庭庁」発足の事情

家族の問題に宗教が口を挟むな

家庭に宗教を入れるな

『宗教2世』、Session2-1より。『宗教右派はジェンダー政策にどう介入したか?』

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親はかくあるべし、母親はこうで、父親はこうあるべし、という考え方があって、それを法律の考え方に則って、各々そうしたように振る舞えるように支援していく

という、甚だしいお節介が政府機関主導で行われている。そこに一部世論を巻き込んで容喙してきたのが宗教右派。

親や夫婦、家庭のあるべき姿なんていうのは至って個人的なモノ。それに対して、政府機関や他人が口出しするのは筋違い。そもそも、家庭や親のあり方なんて、一概に定義できるモノではない。

ましてや、そこに宗教団体や、宗教的思想が入り込んでくるなんてのは論外。それがカルトだったら?家庭へ宗教の介入を許すとどうなるか?その結果が、数多の『宗教2世』という悲劇。

『宗教2世』より、宗教2世とは?宗教2世信者とは?

『宗教2世』より、宗教2世が恋愛や結婚に際して抱える問題

「こども家庭庁」発足の事情

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元『宗教2世』の生き様、何者にも縛られずに生きる

元『宗教2世』の生き様とは

宗教的思想の全体への押し付けは、許されない

『宗教2世』より。Session2-1。『宗教右派はジェンダー政策にどう介入したか?』

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旧統一教会は、ジェンダーフリーや性教育、LGBTの権利擁護などの政策に反対する活動に熱心に取り組んで

いた。

意見が一致する、票田になる。宗教団体の問題に切り込まないでくれる。お互いにとって得な部分があるからこそ

一部の政治家と宗教右派は関係を強めた。

宗教団体にとっては、自分たちのやってほしい政策を通してくれるとか、あるいは、自分たちがやってほしくない政策なり法律なりが通りそうになったら、それを止めてくれる

その宗教団体がカルトだったというのが、この国の笑えない状況。一部の宗教団体が、自身の独特な思想を国全体に押し付けてようなんて、決して許されることではない。

『宗教2世』は、故郷もバックボーンも捨て去るしかない

「元」宗教2世の生き様

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エホバの証人(JW)のいない未来、それが本当の終わり

エホバの証人のいない未来を描く

カルト教団には、正統な要求は通らない

昨日の記事の続き。2023/05/22のエホバの証人2世団体の記者会見。

会見内で、教団に対する要求が何点か挙げられている。

むちを推奨していた事実を公式に認める、だとか、子どもへの輸血完全解禁だったり、教団にしてみれば、無理ゲー。

まず、エホバの証人日本支部は単独行動はできない。理由は、世界本部の忠実だけど思慮深くない奴隷だから。世界本部に対するお伺いが必要。

むちを認めれば、かつて児童虐待組織だったということで何らかのペナルティは避けられない。

輸血を完全解禁するには、今までに死者が多く出すぎている。

やはり、通らざる要求。

教団に自浄作用はない

と、2世団体が声明文の中で述べているとおり、こういった正当な要求は通らない。組織の維持運営に支障をきたすし、教団の存在意義すら揺らぐため。

ということは、三団体の総意として、潰す気なんだろうね。正当だが通るはずのない要求を出し、教団を沈めるつもり。と思うも、ちょっと違うかもという意見が後で出て来る。

エホバの証人のいない未来、それが本当の終わり

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