『NHKスペシャル 宗教2世』、現役エホバの証人に対して家族が取るべき対応

エホバの証人2世の苦悩

決して家族を幸せにしないエホバの証人

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』

昨日の記事の続き。エホバの証人2世という苛酷な生い立ちをサバイバルした、元エホバの証人2世の女性が出演。

この人の母親は、

「家族が幸せになる方法を知りたいと思いませんか」

というエホバの証人定番の嘘偽りの言葉で勧誘された。

子育てに悩むのは人類共通、専門家が本をたくさん出している。助けを求める先は宗教じゃない。少なくとも、エホバの証人ではない。

この人の母親は、エホバの証人的に破門になった

17才の兄を家から追い出す

これのどこが家族の幸せ?その兄は自殺したという。

この母もエホバの証人の教理に従い、輸血拒否で死亡。

あなたの家族生活を幸福なものにしないエホバの証人

現役信者に対して、元信者の家族のとるべき対応は?

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『NHKスペシャル 宗教2世』、「元・現役」の対話にならざる対話

現役信者と元信者の対話にならない対話

現役信者の悪癖

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』を録画視聴。

番組内で、旧統一教会の現役2世信者が、脱会した2世信者と対話している。

「どういう手の差しのべかた?教会にどういうことをして欲しかったか?」

と、現役2世信者が、脱会2世に尋ねる。なにかを解決できそうな体裁で問うているけど、そんなモノ、回答してもどうにもできないでしょ。

ズバッと物理解散して欲しいだけだよ。

この現役2世信者は、宗教2世問題を

「教会の責任と思えない」

と発言している。こんな状態では、何の改善もできない。そして、その権力もない。

対して、脱会2世が、親は

「教義を読んでやっていた。個別の家庭の問題にするのは違う」

と。その通り。

現役2世信者たちは、自身が被害者であることにも気付かず、無意識のうちに、もはや習性として教団を擁護する。

問題のある教団に操られている、こういった人間の意見を世の中に広めることは、公共放送としてはやめて頂きたい。宗教2世の問題をややこしくするだけ。

現役信者は、その家庭に

「愛があるかどうか?」

とまで言い出す。教団に操られている者の典型的な言い草。

教理や教団から家庭の問題にすり替え、定量的に量れないモノを持ち出して、ごまかそうとしている。

課題を見つけないと、解決はできない

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現役信者の泣き落としに揺らがず、彼らを解き放つために・・・

現役信者の泣き落としに騙されるな

現役信者の泣き落としに世論が傾くことのないように

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』。録画視聴。

昨日の記事の続き。今度は女性の旧統一教会の現役2世信者が番組出演。旧統一教会への解散命令請求に対して、反論している。

「私たちはただ純粋に信仰していて」

韓国人の文鮮明を?

「自分で選んだ道をただ生きているだけなので」

まずここが違うね。日本語は正しく使おう。自分で選んではいない。親が用意した宗教道を歩んでいるだけ。選ぶというのは、2つ以上のモノから選択すること。

宗教を続けるか、やめるかの選択をしたことがあるとしても、そこに自分の自由意志があったのか?宗教をやめた場合のデメリットが大きく、選択の余地などなかったのではないか?

例えば、地獄に落ちるとか、両親が悲しむとか、自身のアイデンティティーが揺らぐとか。であれば、それは選択ではなく強制や脅しに過ぎない。

旧統一教会への解散請求によって

「すべて奪われるような不安を抱えている人たちは多い」

世間の人もカルト宗教に対して、不安を抱えている。そして、宗教2世の受けた被害は、不安なんてもんじゃない。家族を失ったり、自己のアイデンティティーの崩壊に苦しんだり。

こういった現役信者の泣き落としに世論が傾くことのないように願いたい。宗教法人として解散しても、教団が物理的に解散するわけではない。「すべてを奪われる」なんてのは大げさ。宗教法人格が不適切なので剥奪されるだけ。

『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世”』:無防備、無神経に現役信者の声を垂れ流すな

囚われの現役2世信者に自由を

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狡猾なエホバの証人のものみの塔レッスン、入り口は入りやすく?

エホバの証人のマインドコントロールレッスン

エホバの証人の狡猾なマインドコントロール用教材

エホバの証人のマインドコントロール用教材『いつまでも幸せに暮らせます』。エホバの証人の週日の集会でも使われていたテキスト。

セクション1、聖書について。エホバの証人の言うことはともかく、聖書は絶対に正しい神の言葉です!という感じの部分。

入り口なので、エホバの証人の怪しさを極力消している。ここがエホバの証人の邪悪なところ。巧みさとか本人たちはいうのだが、狡猾というのが正解。

エホバの証人という宗教は、子どもの体罰を推奨しており、死んでも輸血を拒否する。家族であっても、教団から排斥されれば接触が制限される。そして、エホバの証人はハルマゲドンを信じていて、ハルマゲドンではエホバの証人以外のほとんどの人とあらゆる政府体制が滅びる。そういう宗教。

エホバの証人にしてみれば、いきなり、これを言っても信じてもらえないから、まずは敷居を低くしているという言い分。しかし、徐々に騙していって献身させて最大限搾取するのが狙いなわけで、その人の生活を全部奪うつもりなんだから、最初に全部明かすべき。

エホバの証人の言うことを信じる信じないでなく、ハルマゲドンは正しくない。不正義。この時点でエホバの証人との関係を断ち切るべき。そうはされないよう、エホバの証人のテキストでは入り口の怪しさを狡猾に消し込んできている。

とはいえ、それなりのカルト感

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「正しくない宗教」には「No!」と言える日本人に

正しいない宗教には「No」を突きつけろ!

正しくない宗教たち

『みんなの宗教2世問題』2章『宗教2世・海外での最新研究状況』の 『4「宗教的トラウマ症候群」と「宗教的児童マルトリートメント」』より。

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宗教は大きな個人的苦痛をもたらしうること、家族の分裂や社会関係の壊滅を引きおこしうることを専門家は直視しなければならない

旧統一教会に解散請求が出た。この流れで「現役信者の信教の自由が制限されないように・・・」という物言いがよくされている。

解散請求が出ている時点で、その宗教は一部の人にとって大きな個人的苦痛をもたらす宗教であり、家族を分裂させる宗教だった。さらには、社会関係の壊滅まで引き起こしうる宗教だったのかも知れない。

エホバの証人の場合は、大きな個人的苦痛をもたらす宗教であり、家族を分裂させる宗教であることは間違いない。私の個人的体験から間違いなくそうだと言えるし、この事例には事欠かない。

そして、エホバの証人信者が「最終戦争ハルマゲドン」を待ち望む時点で、社会関係を充分に壊滅させうる宗教。エホバの証人のハルマゲドンでは現体制は崩壊し、エホバの証人以外のほぼ全人類が絶滅する設定になっている。

誰かに個人的苦痛をもたらす時点で、それは間違った行為。家族に分裂をもたらすのも同じ。社会関係を壊滅させるのは当然、間違っている。つまり、そういった宗教は間違っており、正しくない。

「間違っている宗教」、つまり「正しくない宗教」に「信教の自由」は必要なのだろうか?

要らないだろう。そもそも、「正しくない宗教」は無くすべきもの。

人々に個人的苦痛をもたらし、家族を分裂させ、輸血拒否の教理で命をもてあそぶ。そんな「正しくない宗教」の存在を容認すべきではない。

だから、今回の旧統一教会への解散請求は当然のできごとであり、「正しくない宗教」が無くなっていくための過程にすぎない。

真っすぐな結論、「エホバの証人組織は間違っている」

「正しくない宗教」には「No!」と

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『みんなの宗教2世問題』宗教2世の癒しと回復、元より強く美しくなれる

宗教2世は、強く美しくなれる

「毒宗教」エホバの証人

『みんなの宗教2世問題』2章『宗教2世・海外での最新研究状況』より。

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英語圏では「毒親」のように「毒宗教」といった言葉が頻繁に使われている

「毒宗教」使っていこう。「毒宗教」エホバの証人。

『解毒』~エホバの証人夫婦の離婚率が高い原因とは

自分の親を「毒親」と呼ぶのにためらいがある人がいるように、自分が所属していた宗教や教団を「毒宗教」や「毒教団」と呼ぶのにためらいを感じる宗教2世は、確実に存在する

毒は毒だからね。毒を毒と認識できるようになるのも、癒しや回復の過程。

宗教2世の癒しと回復

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世界は誰でも受け入れるのだから、親は宗教不要な生き方を示せ

親は子に、宗教不要の生き方を示せ

世界は、誰でも受け入れる

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』。オウム真理教・ひかりの輪元信者の体験談。

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この体験者は大学生のとき、統一教会にも関係している。

社会からバッシングされているのに、これだけ強い信仰を持って頑張っているというのが、それは一体どういうことなんだろう、みたいなことを考えて、興味本位でビデオセンターにまで付いていった

世間のバッシングなど一切効かないのが、信仰という名のマインドコントロール。思考を操作・固定されているので、ちょっとやそっとのことでは顧みない。

オウム、アーレフ、ひかりの輪を振り返って

あらゆるカルト集団がそうなのかもしれないですけど、内部では人当たりがいいし、信仰している限りは、あるいは信仰してるふりをしてる限りは、大切にしてくれます

カルトは条件付きでだれでも受け入れる。ところが、実は普通の世界では、無条件で誰もが受け入れられている。犯罪者だとしても。たまに死刑になったり拘置されたりはするが、それでも受け入れられている。信仰しないことで存在を否定されたり、少なくとも日本では国外追放されたり、忌避されたりはしない。

カルトの世界は、

社会になじめなかった自分にとっては、ものすごく居心地が良い空間だなって思っていました。だからこそ続けてきましたけど、逆に言えば、この社会では居場所をなかなか見つけることができなかった、ということが一面ではあった

辛い現実からカルトに逃げている。カルトのユートピアに現実逃避している。

カルトの外の世界は、無条件で受け入れてくれる。そこになじむには、自分自身が変わるか、自分自身が見ている世界、その見方を変えるしかない。

『みんなの宗教2世問題』、おかしな世界観を信じてしまう理由とは?

親は、宗教不要の生き方を示すべき

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宗教2世のわだかまりや後悔、発散しないで溜まりっぱなしは・・・

宗教2世のわだかまり

ヤマギシ会の中とは・・・

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』より。ヤマギシ会2世の体験談。

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この記事の続き。前回の記事で、ヤマギシ会の中が作られたユートピアになっていることに触れた。しかし、

ヤマギシ会のなかもいろいろあるわけで、脱走者がいたり、不審死があったり、引きこもってるような子がいたりする。あとは、子どもたちのあいだでも精神疾患みたいのにかかっている子がいたり。小学校五年生、六年生になってもおねしょをしてる子がいたり、物が盗まれたり、髪の毛むしり取ってる男の子がいたり、片腕のない子がいり、そういうのがいっぱいあった

この世の地獄じゃん。既にユートピアですらない。特に理由もないのに、子どもを親から引き離して生活させることに、メリットがあるわけがない。

結果、ヤマギシ会を出たとしても

外での生き方がわからないんです。関わり方とかも対応の仕方もまるで村と違うので

という状態になる。あえて、社会不適合者を作り出している。外の世界に柔軟に対応されても困るのだろうが。

ヤマギシズム学園じゃなくて、例えば地域の更生施設でも保護施設でも、ともかくちゃんと普通にお金を稼いで、社会で生きていく方法を教えてくれるところに10代の頃に行っていれば

良かったと体験者も書いている。ヤマギシ会である必然性が全くなかった。

溜まりっぱなしは不健康

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『みんなの宗教2世問題』、おかしな世界観を信じてしまう理由とは?

小さな世界で純粋培養されると・・・

ヤマギシ会の宗教2世、驚きのスタート

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』。ヤマギシ会2世の体験談。よくもまあ、次から次へと宗教2世が出てくる。

みんな苦しみを抱えていたり、暗い過去を抱えていたりする。子どもたちにそんな思いをさせるなんて、大丈夫なのか日本?海外にもカルト問題はあるわけだから、大丈夫なのか人類?

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中学一年生のときと中学三年生のときの担任の先生が-別々の先生です-どちらもヤマギシ会の会員だったんです。その関係でヤマギシズムの楽園村というところを、いいところだよと勧められて

何回か参加、好感触だった

様子を見た先生方や地域のヤマギシの会員さんたちが、自分にヤマギシズム学園のいわゆる高等部を勧めてくれた

ちょっと信じられない話。なんて腐った教師なんだろうか?ヤマギシ会に教え子を堕とした。こいつらの責任は重大だよ。中学校としても管理監督責任を問われるべき問題。

『カルト村で生まれました。』エホバの証人との相違点3つと類似点3つまとめ

カルトのマインドコントロールの実態 “『みんなの宗教2世問題』、おかしな世界観を信じてしまう理由とは?” の続きを読む


マインドコントロール解除は、はじめチョロチョロ?

強固なマインドコントロールの壁を破るには・・・

依存者を放置して、純粋培養されると・・・

『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』から。マルチ商法2世の体験談。昨日の記事の続き。

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マルチ商法グループにマインドコントロールされている

自分の母親に対しては、何を言っても無駄だという感覚があります

実の息子が言うのだから、そうなのだろうが、これを言っちゃおしまい。何が起こるか分からないのが人生だし、どんな些細なことがきっかけになるか分からない。

マルチ商法親は

父親との関係も切れて、姉との関係も切れて、完全にいまマルチとのつながりが生活のメインになっているので、そこで得られた情報は、自分のすべてだっていうふうに解釈している。逆に言うと、私たちがどんどん洗脳を強めていってしまった

家族がマルチ商法親を放置したばかりに、マインドコントロールが強まった。

カルト親も同様。放置してカルト漬けになると、純粋培養状態になって、ますますマインドコントロールが強固になっていく。

純粋培養される期間が長いと、依存しているマルチなりカルトなりが、やはり人生そのものとなり、絶対に手放せないモノになってしまう。

カルトにハマっている家族とは、適度に距離をとらないとこちらまで被害を受けるし、気力を削られる。しかし、完全放置せず、外界の刺激を与え続けることが必要。

マインドコントロールを解除するには・・・

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