エホバの証人の聖書研究、体系だったマインドコントロール手法

ものみの塔のマインドコントロール教育

エホバの証人のものみの塔研究

私は、ほぼ生まれながらにしてエホバの証人2世として育てられた。子どもの頃、私の家ではものみの塔の教理が最優先だった。

エホバの証人とは、米国発祥の自称キリスト教系の新興宗教。日本では「ものみの塔聖書冊子協会」が、中心的な宗教法人として活動している。2世というのは、親の宗教を押し付けられた子どものこと。

エホバの証人の各家庭では、家庭聖書研究と称してものみの塔の宗教本を使った洗脳教育が行われている。この家庭聖書研究には、聖書ではなく教団の出版物を用いる。このため、

エホバの証人の聖書研究は、正しくはものみの塔の宗教本研究と呼ぶべきものみの塔の宗教本は、教団にとって都合の良いように聖書の記述が曲解されている。

聖書でなく、教団発行の本を使っている時点で怪しいと考えるべきなのだが、マインドコントロール下のエホバの証人にそんなことを言っても全く通じない。

エホバの証人の聖書研究はマインドコントロールの手段

“エホバの証人の聖書研究、体系だったマインドコントロール手法” の続きを読む


エホバの証人の存在しない、美しく安全な未来を・・・

エホバの証人の存在しない美しい未来

マインドコントロール下の危険な信者が1000万人存在する

エホバの証人の組織はピラミッド構造になっている。最上位に位置しているのが統治体と呼ばれる集団。ものみの塔の全権を掌握し、下層から吸い上げる寄付金と信者たちの奉仕活動で悠々自適に暮らしている老人たち。

つまりは、統治体こそがものみの塔というカルトの悪の権化。

エホバの証人が崇拝する統治体とは

エホバの証人たちは、ものみの塔の言うことには絶対服従。国家の法や家族関係よりも、ものみの塔の戒律や指針に忠実。

統治体メンバーがトチ狂ったことを言いだしたら、全世界1000万人のエホバの証人は暴走する。この仕組みはオウム真理教などと全く同じ、エホバの証人は危険なカルトそのもの。

子どもへの体罰や児童性虐待の組織ぐるみの隠蔽、輸血拒否による殺人、子どもへの布教活動や信仰の強制など、エホバの証人は激ヤバ集団。

しかし、一方でものみの塔は、良心に従い、模範的な市民であるようにとも信者に通達している。暴力を憎み、国家や上位の権威には、ものみの塔の戒律に抵触しない限りは従うように諭されている。

この辺りが巧妙で、エホバの証人たちは特殊な信条を持ちつつも、一般社会に紛れ込んでいる。信者一人一人を見れば人畜無害で、エホバの証人は危険なカルト集団ではない、というイメージを抱きやすい。

だがこれは違う。

エホバの証人は激しくマインドコントロールされており、「組織の言うことは絶対!」という暴走集団。統治体が「武装しろ」と言えば、武器を持ち、迷いなく他人を攻撃する。

これは、「奇妙とも思える指示にも従うように」と、信者に指示が出ていることから明らか。聖書内の神から奇妙な指示があったという記述に照らし合わせて、この指示を強調している。統治体は神ではないのにね。

現段階で、エホバの証人は「死んでも輸血するな」という奇妙な指示に従っている。統治体の奇妙な指示に従い、命を投げ捨てている。これがどこまでも暴走することは想像に容易い。というか、既に暴走中。

しかも、エホバの証人はこの世界の体制の終わり、ハルマゲドンを熱望している。ハルマゲドンでは、エホバの証人以外は全員殺され、エホバの証人だけが生き残るという設定。エホバの証人は、世界体制の破滅を待ち望む危険集団。

エホバの証人の統治体のメンバーが君臨し続けられる理由

“エホバの証人の存在しない、美しく安全な未来を・・・” の続きを読む


エホバの証人の統治体崇拝とものみの塔崇拝、人間崇拝と組織・偶像崇拝

エホバの証人の統治体崇拝

エホバの証人のヒエラルキー

エホバの証人の組織は完全な階級構造になっている。

最下層は女子どもの一般信者。この中でも献身という洗礼のような儀式を受けている・受けていないという差がある。その上が男性信者。

エホバの証人は完全な男尊女卑思想。

男性信者の中にも役職のような階級が存在する。下から一般信者、奉仕の僕(現在は「援助奉仕者」と呼称※2022年追記)、長老、巡回監督、地域監督(現在は廃止されている※2023年追記)、その上が最高権力機関の統治体。

長老までは無報酬で働かされ、逆に寄付金を集めて上納する義務が課せられる。

また、別枠で天的級という呼ばれる集団も存在する。これは油そそがれた者と呼ばれる。

エホバの証人の予言では、ハルマゲドンというこの世界の終わりが来て、地上が楽園になるという設定になっている(そんなわけないのだが)。

油そそがれた者は、ハルマゲドン前に死ねばその瞬間、ハルマゲドン時に生きていればそのときに昇天し、キリストと共に地上を支配するというイカれた幻想を抱いている。

油そそがれる瞬間は天啓のようなもので、本人にしか分からないとされている。

要するに、

  1. 確信犯的に油そそがれたことにして、上位階級に加わろうとしている権力欲にまみれた人間
  2. 完全にイカれて天啓を浴びちゃったエホバの証人

この人たちが天的級ということ。

統治体のメンバーは、もれなく全員この油そそがれた者なのだが、前者の確信犯ではないかと推測する。権力欲にまみれた老人の集団。

後者のイカれちゃった系は、もう人生の取返しがつかなくなった老婆とかが多い。

そもそも男尊女卑のエホバの証人社会で、女性が天に昇って支配するとか、世界観の設定が変わっちゃうので無理。その単純構造に気が付けないのがエホバの証人のマインドコントロール状態。

統治体を崇拝するエホバの証人

“エホバの証人の統治体崇拝とものみの塔崇拝、人間崇拝と組織・偶像崇拝” の続きを読む


短冊に願い事を書くと、叶う理由:七夕禁止のエホバの証人

織姫に願い事をすると叶う

七夕が禁止のエホバの証人

昨日は7月7日、息子が通う幼稚園では七夕祭りがあった。

帰宅した息子は、「笹の葉さーらさら~」と歌っている。短冊や笹につるす飾りなどを持ち帰ってきている。お願いごとはまだ書けないのか、短冊は白紙。

こんな日常が、私の子どもの頃にはなかった。エホバの証人の子どもは、七夕が禁止なので。短冊に願い事を書く、作った飾りを笹に結ぶ、七夕の歌を歌う。すべて禁止だった。

なぜなら、七夕に逢瀬を重ねる織姫と彦星は神々の子孫で神話の登場人物だから。エホバの証人は、聖書以外の神話はすべて異教として、一切の関わりを禁じている。

私が小学生のときの、7月の朝の歌はずっと「七夕の歌」、これを歌うのも禁止。憂鬱な一か月が続く。12月も同様で、朝の歌は1か月「サンタが町にやってくる」、これも歌えないので、同じく12月も憂鬱な朝を迎えていた。

短冊に願い事を書いても叶わない。子どもの頃からそう教えられた。迷信だと。大人になって、エホバの証人の言う「短冊に願い事を書いても叶わない」こそが迷信であるとわかった。これに気付いたのはつい最近のこと。

短冊や絵馬に願い事を書くと、その願望は叶いますよ

短冊や絵馬が迷信ではない理由とは

“短冊に願い事を書くと、叶う理由:七夕禁止のエホバの証人” の続きを読む


『解毒』:大学進学禁止の愚民であるエホバの証人、下半身で理解するしかない

愚民は下半身で理解しろ

エホバの証人脱会本の『解毒』

元エホバの証人の女性が書いた『解毒』。

現役エホバの証人信者の人は、この本を読んでエホバの証人をやめよう。この本の著者は、まだ元気に生きているのだし、顔出し実名でものみの塔を批判しても、決して裁きが下ることはない。

エホバの証人をやめた方が楽しく豊かに生きていける。

ものみの塔協会の進める信者の「愚民化政策」とは

“『解毒』:大学進学禁止の愚民であるエホバの証人、下半身で理解するしかない” の続きを読む


元エホバの証人2世の宿命、この世から「ものみの塔」を消滅せよ

元エホバの証人2世の宿命

私のトップシークレット

私の20代の頃の話。付き合っていた彼女に、私が過去にエホバの証人であったことが発覚し、指摘される。それが直接的原因だったのかは分からないが、この彼女とは、しばらくして別れることになった。

私が元エホバの証人2世であるということは、40才になった今でも誰にも話したくない事実。私にとって最も触れられたくない、最低な話題。

罪の意識があったり、後ろめたいところがあるわけではない。私がカルトにだまされたのではなく、生まれながら、親ゆえにエホバの証人2世として育てられただけ。被害者ではある。

私は14才のときに、自分の意志できっぱりと足を洗っている。親の洗脳を受け続けた少年期を、自分の考えで否定した。この宗教のせいで一家は離散しているけど、そんな家庭はどこにでもある。それでも、

エホバの証人2世だったという過去には触れられたくない。自ら進んで、誰かにこの秘密を話すなんてこともまずない。

エホバの証人2世の子どもの苦しみ

“元エホバの証人2世の宿命、この世から「ものみの塔」を消滅せよ” の続きを読む


『解毒』~エホバの証人夫婦の離婚率が高い原因とは

エホバの証人夫婦の離婚率が高い理由

元エホバの証人2世女性の離婚経験者が書いた『解毒』

この本には筆者自身の離婚・再婚の経験も書かれている。

エホバの証人は教理上の正当な理由がないと離婚ができない。作者の離婚理由はエホバの証人の教理的に正当でなかったために、教団側に再婚の自由なしと規定された。そのため、筆者はエホバの証人組織から排斥され、苦しむ。

排斥については『解毒』~日本初の排斥エホバの証人の本

エホバの証人はDV夫とも離婚できない

“『解毒』~エホバの証人夫婦の離婚率が高い原因とは” の続きを読む


『解毒』:日本初の排斥エホバの証人の本、エホバの証人の排斥とは?

日本で初めての排斥されたエホバの証人による著書

元エホバの証人2世の排斥者が書いた『解毒』

元エホバの証人2世の女性が、顔出し実名で書いた『解毒』。私は単行本で読んだのだが、家族に隠れて読みたいという人は電子書籍がおすすめ。

本書が、日本では初のエホバの証人排斥者による執筆であることが、作中で触れられている。

排斥とは、エホバの証人の組織から追い出されること。重大な戒律違反を犯した信者に適用される。私のイメージでは、ほとんどが婚姻外の性交渉、もしくは背教行為。

エホバの証人の場合は、教団に対する不信感の表明や、教理の矛盾の指摘程度の些細なレベルから背教行為とみなされる。

エホバの証人の排斥とは?

“『解毒』:日本初の排斥エホバの証人の本、エホバの証人の排斥とは?” の続きを読む


『解毒』、エホバの証人の輸血拒否と洗脳されやすい人

元エホバの証人2世の女性が書いた『解毒』

元エホバの証人2世の女性が書いた『解毒』

エホバの証人脱会者の書いた『解毒』、「エホバの証人=毒、ものみの塔協会は信者を洗脳している」と、この本は書いている。全くその通り。

現役エホバの証人にとっては背教本ということになる。家族がいまだエホバの証人という人がこっそり読むなら、電子書籍がおすすめ。

大昔に読んで、本棚の中に隠してあったのだが、最近引っ張りだしてチラチラと読んだ。目に触れないよう本棚の奥に隠してあったのは、やはり自分がエホバの証人2世だったという事実が、デリケートで隠しておきたいことだから。

この本の著者は顔出し・実名で執筆。本の表紙にも大きく顔が映っている。私にはできない勇気と決断。やはり、かつてエホバの証人2世の子どもだったということは、私にとってはいつまで経っても人生の恥部であり、秘密にしたいこと。

エホバの証人の輸血拒否による児童殺人事件

“『解毒』、エホバの証人の輸血拒否と洗脳されやすい人” の続きを読む


エホバの証人の集会とは?日程・曜日・服装などまとめ

エホバの証人の集会が開かれる王国会館(イメージ)

エホバの証人の集会とは

エホバの証人には、集会と呼ばれる集まりがある。集会は、「エホバの証人の王国会館」という、エホバの証人にとっての教会のような所で開催される。

通常であれば、王国会館で集会が開かれるのだが、2021年現在、コロナ禍でリアル集合での集会は中止されている。神に是認を受けた集会でクラスターが発生するはずはないのだが、なぜ中止しているのだろうか?

迫害下でも集会を隠れて開き続けていたはずなのに、急に現実的な判断をしたのは、さすがのご都合主義のものみの塔協会。組織上層部も、実は神の是認を全く受けていないことは理解しているのだろう。

基本的に信者は健康を害している人が多い(気がする)ので、基礎疾患ありの状態からコロナになると劇的にヤバい。日本では信者の高齢化も進んでおり、この辺りを鑑みての総合的判断だろうか。

※2022/4追記。4/1からリアル+リモートのハイブリッド!型で集合型集会が再開される。現役信者には集合の同調圧力がかかっており、相当にプレッシャーになっている様子。だったらもうやめりゃいいじゃん。

エホバの証人の王国会館に病気の人が多い理由

エホバの証人の集会の日程・曜日は?

“エホバの証人の集会とは?日程・曜日・服装などまとめ” の続きを読む