21世紀、エホバの証人(JW)は決して減っていない

前年との差1993-2021

ものみの塔というキズの半治癒に30年

昨日の記事で、怒りからくる復讐心で、ものみの塔撲滅という活動を行っていると書いた。エホバの証人脱会後、この心境に至るまで30年弱。14才からアラフォーまで。

失った子供時代の清算、過剰な自意識の削減、洗脳状態からの解放、社会的立場の回復、精神の安寧。これらを揃えるのに30年かかり、それでも怒りは収まらなかった。

自身の心身の保全のため、エホバの証人に関するもの一切を避け続けた30年間。駅前に立っているエホバの証人を見かけたり、車の中からエホバの証人の王国会館を見かけても目を逸らし続けた。

こうでもしないと今の穏やかな日々は無かった。この間、ものみの塔に関するものを見ると激しく心が反応していた。穏やかな日常に「ものみの塔」という影が差すと心が動揺する。暴力的になったり何事にも乱雑な対応したり、日常を的確に過ごせなかった。

とはいえ、30年という時の経過はあらゆるモノを薄めた。わき上がるものみの塔への怒り以外は。

完治せずとも、ものみの塔という人生のキズは半治癒状態。ようやく戦闘準備完了。という所で気付けばエホバの証人は減少中、放っておいてもいずれ組織崩壊するという意見を聞く。

何だか、これからという所でハシゴをはずされた感じで拍子抜けなのだが、エホバの証人とものみの塔が消滅するなら、それはそれで良い。

本当にものみの塔は消えるのか?その点を今日は考察。

エホバの証人の平均伝道者数の推移

Continue reading “21世紀、エホバの証人(JW)は決して減っていない”


エホバの証人の復讐心は、カルト殲滅の原動力になるか

元エホバの証人2世の復讐心という原動力

『同志少女よ、敵を撃て』より。AmazonのAudibleで聴いている途中。

¥2,048 (2024/01/13 16:59時点 | Amazon調べ)

復讐すると決めたとき、生きる活力が戻ってきた

復讐の力は生きる希望を与えてくれる

復讐を遂げるという目標によって生きる理由が生じる

復讐心が戦争の原動力になっている。

私が、ものみの塔を倒壊させようと、不毛にも思える活動を続けているのは、復讐のためなのだろうか?とふと考えた。

ものみの塔が存在しようがしまいが、具体的に被害を受けている家族・知人は既にいない。ものみの塔が消滅したところで何かご利益がある訳でもない。

両親との家族を失ったこと。取り返すことのできない無邪気な子供時代。その復讐。この感覚は多少ある。しかし、それを原動力に、生きる糧にという程のエネルギーではない。

それより大きいのは怒りと苛立ち。嫌悪。

誰にも言えない人生の汚点を、よくもオレに残してくれたなと。覚えとけよ。必ず後悔させてやるという思い。これがものみの塔を消滅させたいナンバーワンの原動力。結局は復讐心。

『同志少女よ、敵を撃て』~共感と帰属意識による癒し

『同志少女よ、敵を撃て』~本当のことを言えば殺される

ものみの塔の殲滅だけを人生の目的にしない

Continue reading “エホバの証人の復讐心は、カルト殲滅の原動力になるか”


ものみの塔万馬券に対するエホバの証人の全幅の妄信

エホバの証人のハルマゲドン確率何%?ゼロだろ

昨日の記事の内容は以下。

予測はわりと当たるが、預言は絶対に当たらない。しかしながら、我々人間は預言のようなインチキ臭いものでも信じてしまいやすい体質を持っている。

それでも人間は、一旦信じたものを修正する能力をも備えている。その能力を発動させるためには、多様な価値観を受け入れ、消化することが必要。

それが出来ないのがエホバの証人。ものみの塔の当たらない万馬券預言に全幅の妄信を抱いているから。

予測と預言の違い。それは言葉の上だけ、ものみの塔の預言は都度訂正され、予測精度を増している。決して当たらない「預言」ではない。ありそうなエホバの証人の反論。

それならば、ものみの塔の預言は、預言と呼称してはいるものの予測に近いということになる。ならば、ハズれることもある。ハルマゲドン確率何%?天気予報の降水確率と同じ。雨降るって言ってるし、傘持っていこう。そのレベル。

ハルマゲドンが来ない方に傾いたら?(当然エホバの証人形式のハルマゲドンなど来ない)

エホバの証人の預言がハズれた場合の被害は、「天気予報を信じてずぶ濡れになっちゃいました」の比じゃない。ものみの塔に全財産、全時間を賭けてしまうというのは取り返しがつかない。人生を完全に失ってしまう。人生全て無駄遣い。

ものみの塔によるエホバの証人の情報ブロック

Continue reading “ものみの塔万馬券に対するエホバの証人の全幅の妄信”


絶対当たらないのが預言、ときどき当たるのが予測~預言するものみの塔は偽者

絶対当たらないのが預言、結構当たるのが予測

元エホバの証人2世の論考集『エビのしっぽ』。Kindle Unlimitedなら無料。

我々は確かに預言などを信じやすいんですけど、修正能力も持っている

この我々というのは人類全般。程度の差こそあれ、人間は太古から預言などを信じやすいようにプログラミングされている。なぜなら、先を予測しないと危険を回避できないから。

天気予報がなければ、傘が無くてずぶ濡れになる。草やぶのような暗がりには危険な生物が潜んでいるのを想像して、原始時代から人間は闇を恐れてきた。年長者の伝承や助言に従うのも、先人の知恵に学び、行く末を案じて生き延びるため。

そんな未来予測全般を無視して、行き当たりばったり好き放題に生きていれば、人類は早晩全滅していただろう。

しかし、たった一度の成功体験から原因と結果の因果関係を決めつけて、当たりもしない験を担いだり、それを他人に押しつけたりというのも人間の性。

そして、この予測という人間の習性に付け込んで悪さをするのが数多の偽預言者。予測の謙虚さ、不確実性を排除し、絶対当たりますと言い切るのが預言。

ズバリ、言ってしまうと、当たらないのが預言、当たるか当たらないかは分からない前提を認めた上で、当たる可能性が高いのが予測。

ハズれた結果を鑑みて修正、さらに当たりやすくなっていくのが予測。初めっから絶対当たるの一点張りで、結果を一切顧みない、ハズれたときにはすべてを失い、時すでに遅しというのが預言。

つまり、絶対当たらないのが預言、結構当たるのが予測。

「預言ハズシても信者減らねぇっす」という麻薬中毒のものみの塔

エホバの証人の全幅の妄信

Continue reading “絶対当たらないのが預言、ときどき当たるのが予測~預言するものみの塔は偽者”


元エホバの証人2世のいる場所~エホバカルトの毒を癒す場所

誰にも頼れないエホバの証人2世

私は生まれながらのエホバの証人2世で、14才のときにエホバの証人を脱会。それ以来、エホバの証人に関する事項の思考・判断・行動はずっと一人。

エホバの証人脱会時も、親との決別を覚悟の上、脱会宣言。その際、誰にも何の相談もしなかった。自分一人で考え、自分一人で決めた。

これは今でも頼もしく、当時中学二年生の自分を誇らしく思うのだが、相談できる親戚の一人や二人はいたような気もする。ただ、誰も信頼できない精神状態だった。誰も信頼できないというのは悲しい。自ら世界を拒絶、閉ざしている。

学校の友人に相談したって何の役にも立たない。生活費出して養ってくれる訳じゃないだろと。しかし、そうじゃない。「お前も辛いんだな」「そんなややこしい家庭環境にいたって、お前とは友達だせ」そう言って貰えるだけで十分助けになった。

しかし、当時の自分はエホバの証人という自身の弱みに注目するあまり、一切の弱みを外に出せない、完璧で強くなければ生きていけないと思い込んでいた。だから、非信者の親戚にも学校の先生にも友達にも、誰に対しても頼るどころかひと言の相談すらできなかった。

親戚や学校の教師から、脱会意志が親に漏れないともいえない。それは避けたかった。でないと親に先回りされて、エホバの証人を完全にやめるかやめないかという白黒選択を曖昧にされた恐れがあった。迅速に完全にエホバの証人をやめるという計画を、曖昧かつ緩やかなものにされるのは避けたかった。

完全にエホバの証人を生活から退けられたのは、一人で極秘裏に単独潜航、いざ宣言したら「急速にエホバの証人全般を切り捨てる」という計画が功を奏したから。

脱会時に下手に周囲に相談しなかったのは、それはそれで良かった可能性もある。

『同志少女よ、敵を撃て』~共感と帰属意識による癒し

エホバというカルトの毒を癒す場

Continue reading “元エホバの証人2世のいる場所~エホバカルトの毒を癒す場所”


エホバの証人2世の異常な性欲、私は如何にしてポルノを愛するようになったか

性的に抑圧を受けるエホバの証人

私は生まれながらのエホバの証人2世だった。エホバの証人というのはキリスト教を自称する新興宗教。日本ではものみの塔聖書冊子協会という宗教法人で活動している。

2世というのは宗教2世被害者のことで、親の宗教を強要された子供のこと。

※今回は大いに性的な話題を含みます。ご注意下さい。

エホバの証人は婚外での性行為やマスターベーションが禁止されている。これは若い2世信者にとっては究極の問題。

性という、至って個人的な領域を誰にも管理される筋合いはない。しかし、そんな正論が一切通じないのがカルト。

とにかくエホバの証人は婚前交渉禁止。マスターベーション禁止。

禁止事項の多いエホバの証人2世の学校生活は苦難の連続~エホバの証人のできないことまとめ

特別に強いエホバの証人2世の性欲

Continue reading “エホバの証人2世の異常な性欲、私は如何にしてポルノを愛するようになったか”


元エホバの証人2世、14才の背教者が『夜明けへの道』になる

元JW2世、14才の背教者の読書感想文

私は生まれながらのエホバの証人2世信者で、14才の秋に自分の意思でエホバの証人を脱会。

その翌年書いた読書感想文が背教者感満載だったのでこの場で紹介したい。

こうして現在、しこしこと反ものみの塔活動をやっている原点は20年以上もさかのぼる。14才の背教者。

この読書感想文は、学校中に配られた文集に載るくらいの賞を貰ったのだが、内容がいかんせん本物の中二病なので、原文ママの掲載は控えたい。恥ずかしくて自分でも読めないので。

読んだ本は、インドの人種差別に対抗して活動した人の話。当人がインドの被差別層の『夜明けへの道』になったのに乗じて、オレも、暗闇でもがく人々の道になってやる!くらいのことを書いた。

JW(エホバの証人)信者の脳内がヤバい理由、悪化の一途

残りわずかな人生の時間を生きる

Continue reading “元エホバの証人2世、14才の背教者が『夜明けへの道』になる”


エホバの証人の「家族の崇拝」、「カルトの崇拝」の間違い

実は虐待を受けているJW2世カレブ

ものみの塔協会製作のマインド・コントロール動画。しかも子供向けの「カレブとソフィア」。不本意ながらこの動画を見た件。昨日までの記事の続き。レッスン1「おやにしたがう」。

なんやかんやでカレブ氏、親の言うことを聞いたのだが、エホバの証人(JW)の子供が、親の言うことに従順な理由は体罰による強制。

今にも親が怒り狂ってカレブに懲らしめの時間が訪れないかと、嫌な予感とともに動画を見ていた。

気持ち悪いくらいによく出来ている動画で、カレブ親がエホバの証人の親そのもの。自分の子供の頃の記憶がよみがえる。

エホバの証人はマインドコントロール状態にあって、ものみの塔に思考と行動を操作されている。発言や振る舞いが似てくるのはそのため。それがカレブ親の態度にきっちり再現されている。

カレブの散らかしたビー玉で派手に転んだカレブ父。おもむろにベルトを外し、少年カレブにお尻を出せと命じて、懲らしめが始まる。カレブ少年の想像。実際にはこのシーンの直前でカット。

少年カレブは父親の転ぶ姿を想像して、片付けようと思い立つ。私の子供の頃であれば、カレブの想像はもう少し続き、転んだ父が怒り狂い、体罰に至る。その痛みを避けるために片付けようという決断に至るのがJW2世の子供。

現在のものみの塔では、懲らしめという体罰は無かったことになっているので、カレブ君の受難は杞憂だった。しかし、

カレブ少年は、我々の見えていないところで盛大にお尻を叩かれている。そんな不穏なものを感じた。体罰が無くとも、親に宗教を押し付けられている時点でアウト。体罰ではないが精神的虐待を受け、深い傷を負っている。

少年カレブのiPadを真っ二つに

Continue reading “エホバの証人の「家族の崇拝」、「カルトの崇拝」の間違い”


ものみの塔(JW)のカレブ動画、問題点を指摘する

JW動画のカレブとソフィアの目が虚ろな理由

昨日の記事の続き。ものみの塔協会製作の子供向けマインドコントロール用動画「カレブとソフィア」を見て気付いた点。

登場人物の目がときどき虚ろになる。これは見事にJW信者たちの特徴を捉えている。よく出来てる。極めてリアリティーある再現。子供のカレブの目までときどき虚ろになる。

いやいや、そこまで再現してどうするの?

昔から、ものみの塔の宗教本にはオカルトの隠し絵があった。その一つの目的は、誰かが信者を面白半分にからかって遊んでいるためだと私は考えている。

「このオカルト隠し絵、気付けるかな?そもそもお前たち、騙されているんだぜ」と。このJW動画も同様。

「カルト信者諸君、君たちは精神を苛まれて、こんなに虚ろな顔つきをしているんたぜ」と。

しかし、今回カレブ動画を見ていて、これは製作者側の良心の呵責によるものなのではないかと思い始めた。

子供向けに、まさに子供騙しの有害動画を製作するというのは相当な巨悪。さすがにクリエーターも良心の呵責に苛まれた。せめてJWの顔つきを虚ろにすることでカルトに対する警告を自ら発している。気持ち悪がって見るのやめてくれと。

もしくは、ときどき虚ろな目つきになるのが、既にJWのスタンダードなのか?よって動画の方もそれを踏襲している。「正しいJWは皆、目が虚ろ」って。・・・そんな宗教やめちまえよ。

ものみの塔協会がオカルトシンボルを出版物に隠しているのはギャグ

ものみの塔協会のオカルトシンボル~記憶にあった3枚の挿絵

ものみの塔の子供に対するマインドコントロール手法

Continue reading “ものみの塔(JW)のカレブ動画、問題点を指摘する”


ものみの塔の傲慢さを体現する『カレブとソフィア』

悪意の潜むJWの子供向け動画

最近のものみの塔協会は、子供にマインドコントロールを施すために、アニメ動画をしこしこと作っている。その名も「カレブとソフィア」。

きっちり作られた動画を見せれば、「それは正しいものだ」と子供は疑いもしない。まさか無垢の子供を騙すためだけに、手の込んだ動画を作る悪の組織があるとは、子供は思いもしない。

私の子供の頃も同じ、手の込んだ立派な製本の宗教本が大量に刷られていた。そんなものを、わざわざ人を騙すためだけの目的でせっせと印刷している奴らがいるとは思いもしなかった。

正確に言うと、印刷や動画制作している人たちもほんんどが騙されている人々(騙されているからと言って悪事に加担していい訳ではないのだが)。とはいえ、組織としては人々を騙し搾取する方向に動いているのは間違いない。数多の信者の迎えた結末が、それを証明している。

ネットリテラシーという概念が定着しつつあり、インターネット上の情報は取捨選択が必要だという教育もしやすい。しかし、

あくまで子供向けに作られたものに、カルトの悪意が隠されていて強烈に有害というのは相当にたちが悪い。子供を騙すための動画、この存在許すまじ。

『クレヨンしんちゃん』が明らかにする、ものみの塔の矛盾

「カレブとソフィア」がものみの塔の傲慢さを示す理由

Continue reading “ものみの塔の傲慢さを体現する『カレブとソフィア』”