エホバの証人のマインド・コントロール、二重の防御壁

二重の壁で守られるエホバの証人のマインド・コントロール

エホバの証人のありふれたマインド・コントロール手法

『宗教2世』より。Session1-4。マインド・コントロールについて。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

各カルト団体に共通するマインド・コントロール手法が説明されている。もちろん、エホバの証人にもキッチリ当てはまる。

まず、社会的な遮断

そのうえで不安や恐怖をあおります。

でも同時に、指示・命令にちゃんと従えばその問題は必ず解決すると思い込まされていく

エホバの証人組織は、信者でない人を「この世」の人と蔑み、交友を避けるように指導する。

そして、ハルマゲドンという恐怖で信者の目をくらませる。ハルマゲドンなどあり得ないのに。恐れる必要のないモノを恐れさせる。

その上で、その架空の終末から救われるために教団の言うことを聞けと。

これがカルトに共通するマインド・コントロール手法の、エホバの証人バージョン。

エホバの証人が恐れるべきはハルマゲドンが永遠に来ないこと。その真実にこそ、そして差し出したモノ、搾取されたモノの大きさにこそ震えるべき。

“エホバの証人のマインド・コントロール、二重の防御壁” の続きを読む


『宗教2世』より~宗教2世の不幸、せめて脱会者の妨害をするな

宗教2世の不幸

宗教2世の不幸

『宗教2世』より。Session1-3。宗教2世が受けた被害について。アンケートの自由回答より。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)
>

葬式で親戚から罵声を浴びた

これはエホバの証人だろうか、読経の場への不参加や焼香の拒否によるモノ。宗教2世は、親に強要されていたり、洗脳されていたり。よって宗教2世の子どもの葬式での無礼な振る舞いに罵声を上げるのは筋違い。

しかし、大人のカルト信者に対してなら分からなくもない。そのカルト信者もマインドコントロール下にある弱者ではある。とはいえ、人が死んでいる状況で、一番重視されるべきは、カルト信仰でなく、個人を悼むこと。その辺のバランスが取れないエホバの証人は、この世界に必要ない。

脱会したくて相談した相手が、それを言いふらしてしまい、恥ずかしい思いをした

人の信用を裏切る奴はカルト信者以下。言いふらしている自分を、自身で貶めている。

2023/03/14『報道ステーション』、体罰認めさせてエホバの証人さっさと潰そう

“『宗教2世』より~宗教2世の不幸、せめて脱会者の妨害をするな” の続きを読む


『宗教2世』より、宗教2世が恋愛や結婚に際して抱える問題

宗教2世の恋愛・結婚問題

宗教2世の恋愛・結婚問題

『宗教2世』より。Session1-3。宗教2世アンケートの自由回答より。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

恋愛・結婚に関して、

恋人から改宗を迫られた

婚約者のご両親からは教団に対して悪い印象を持たれており

自分の娘が教団の人と結婚することについて、世間からはマイナスなイメージになる

妻の両親から宗教を理由に結婚を反対された

といった回答が。

宗教2世は、信仰強要という宗教虐待の被害者。とはいえ、

宗教2世本人がカルト宗教の現役信者であるのなら、相手の親が結婚を反対するのは当然。一般人と結婚したいのなら、まずカルト宗教をやめてから。「私はカルト被害者です」という状態になってから。

そりゃそうだろ。マインドコントロール下にあって自由意志を持たない人間と夫婦になって明るい未来が待っているわけがない。

回答している宗教2世の宗教が全てマインドコントロールを施すカルトなのかは不明。しかし、こうして結婚の際に問題になる以上は既成宗教ではない。新宗教の類であろう。

新宗教というひずみは、社会のひずみを利用する者が生んだわけで、自己の努力で未来を切り開いていこうという結婚とは、相容れない。念仏唱えて人生が好転すれば誰も苦労しない

恋愛も同様。宗教2世本人が新宗教の信者であるなら、明るい未来は待っていない。未来は小さな努力の積み重ね。宗教を第一にする人間の未来は暗い。恋愛対象にすべきではない。

本人が脱会している場合でも・・・

“『宗教2世』より、宗教2世が恋愛や結婚に際して抱える問題” の続きを読む


エホバの証人組織が、取り返しのつかない罪を償うには・・・

宗教虐待を受けるエホバの証人の子ども

大人も受ける、宗教虐待

『宗教2世』より。Session1-3。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

宗教2世の被害者の声が掲載。アンケートの結果から。

だまし討ちで、親に宗教イベントに協力させられたり、親に車に押し込められて集会に拉致されたという体験が語られている。

もしも自分が、こんな不条理な目に遭ったら、その場で大暴れして宗教イベントや集会を継続できない状態にしてやる。「お願いですからお引き取りを。そして、もう二度と来ないで下さい」と言わせてやる。

「あぁ、そう。そこまで言うんなら、帰ってやろうか」と。

これくらい、私はカルト宗教が嫌いだから。私は14才でエホバの証人を脱会したのだけれど、この時以降、エホバの証人の集会などに参加を強制されたらこの態度を取っていた。親もそれを分かり切っているから、当然、強制されることなど無かったが。

こういう強硬な選択肢を持ちえない無力な子どもに、宗教活動への参加を強要するのが宗教虐待。私見では、何らかの事情で断れない大人に対しても、宗教活動の参加を促すのは宗教虐待に該当すると考えている。

何らかの事情というのは、幼少期からの虐待によって、強制する側の精神的支配下にあるとか、縁切りをチラつかせて強制するなど。

本書で語られる身体・精神への虐待は、私自身にも身の覚えのあるモノがある。回答者への共感と、かつての自分自身と回答者への憐憫で涙が出そうになる。

あなたの家族生活を幸福なものにしないエホバの証人

取り返しのつかない罪を償うには

“エホバの証人組織が、取り返しのつかない罪を償うには・・・” の続きを読む


エホバの証人の親という存在そのものが「宗教的虐待」

もれなく宗教的虐待を受けるエホバの証人の子ども

エホバという悪名を隠すエホバの証人

『宗教2世』より。Session1-2。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

旧統一教会は、1980年代から霊感商法で悪名を馳せたという経緯があり

名前をストレートに出したら、みなさん警戒します。その意味で、名前を秘匿して、活動内容もあらかじめ教えずにサークル活動に勧誘

する。その中でターゲットを絞って、深みにハメていくと。

エホバの証人もやっと悪名を馳せ始めている。よって、エホバという悪名を名乗らない勧誘を始めるはず。

彼らは体感的に「エホバの証人です」なんて言わない方が、話を聞いて貰えることを理解している。なので、既に身分を軽く秘めるなんてことは日常的に行われている。

「無料で聖書の勉強ができます」

「無料で子育ての相談ができます」

「無料で家族の悩みを解決できます」

こうして、エホバという悪名を隠す。いったい、どこがエホバの証人なんだろうか。

「聖書を無料で学べます」だけじゃない、信念を全部明かせ

存在そのものが虐待者であるエホバの証人の親

“エホバの証人の親という存在そのものが「宗教的虐待」” の続きを読む


人が造りし神、キリストを押しのけるエホバの証人の統治体

人の造りし神

人が造りしモノ、神

『宗教2世』より。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

人は、人に似せて、神を作った。

神のために人がいるのではなく、人のために宗教が作られた

これこそが真実だし、私も全くの同意見。こういった常識を言っちゃダメな空気が蔓延している社会にドロップキックしたい。

創造者とは、人間の想像の産物。人は神を自分に似た者、人に似た者として想像した。

単なる製作物である宗教に、人間の方が追従してしまう状態が異常。ものみの塔に服従して、輸血拒否で命まで投げ捨てるエホバの証人というカルト宗教は存在する価値がない。

ものみの塔誌研究を行うと、神が三位一体タイプだと理解が深まる

カルトはほとんど同じ構造?

“人が造りし神、キリストを押しのけるエホバの証人の統治体” の続きを読む


2世問題、素振り100回しなくても、ハルマゲドンで滅ぼされない

2世問題とは

2世問題の性質の違い

『宗教2世』より。この本のタイトルが「カルト宗教2世」や「2世問題」でない理由が冒頭部分で説明されている。その理由は、問題のどこをスコープとしているかによる。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

「カルト宗教は問題だが、伝統宗教には問題がない」といった語りは、既存宗教が持つ教義や規範によって葛藤した信者の苦悩を見落としてしまうことにもなる

とあり、本書では既成宗教による被害者にも目を向けるらしく。その場合は厳密には2世ではないケースが多そうだが。ここは守備範囲広め。

「2世問題」という言葉ではどうか。確かにこのフレーズは、より幅広い当事者を含めるものである。より包括的な議論を行うことが可能

としつつも

幅広さゆえに、「宗教」にまつわる特徴的な体験に絞った分析は厳しくなる

として、範囲を狭めている。

“2世問題、素振り100回しなくても、ハルマゲドンで滅ぼされない” の続きを読む


『宗教2世』より、宗教2世とは?宗教2世信者とは?

宗教2世とは・・・

1世信者がいるから、2世がいる

『宗教2世』より。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

序盤で言葉の定義がされる。タイトルでもある「宗教2世」という言葉は

新興宗教の「2世」に用いられることが多い印象だ。たとえば実家が寺院の「檀家」などであったり、慣習的に法事などに参加してきたりしたからといって、自身が「宗教2世」であるという自覚を持つ者は少ない。

これは当たり前で、「宗教2世」に該当するのは新興宗教だけ。既成宗教の場合は、親が改宗したとかレアなケースでなければ、先祖代々なので宗教10世とか20世とかになる。

宗教2世が誕生してしまうのは、1世信者がいるから。親が騙されて改宗するから2世が生まれる。親の方は騙された感覚は皆無で、自ら目ざめて生まれ変わったような気持ちになっている。だからムダに清々しく「私は1世信者だ」と、恥ずかしげもなく胸を張っている。

そんな簡単に人生変えられませんって。日々の地道な努力の積み重ねですよ。人生は。

宗教2世たちは、自ら「2世」を名乗ったりはしていない。恐らく。エホバの証人の場合は確実にそうだった。少なくとも私の身の回りでは。

エホバの証人に騙された親が、得意気に「自分は1世信者で、子供は2世です」とのたまう。仕方がないので、子どもの方は親の信仰を強要されて「2世信者」になる。

叩かれていない世代、体罰を受けないエホバの証人2世

2世「信者」で良いの?

“『宗教2世』より、宗教2世とは?宗教2世信者とは?” の続きを読む


iPadがあれば神は要らない、エホバの証人(JW)

エホバの証人とiPad

iPadがないと成立しないエホバの証人

『宗教消滅 資本主義は宗教と心中する』、終章『恐るべき未来』から。

¥2,200 (2024/01/05 12:19時点 | Amazon調べ)

人類は、今や宗教なき世界へむかっている。その動きは、近代に入ってから生まれたものだが、それが近年になって勢いを増している。人類は、宗教をすでに必要としなくなっているのかもしれない

このブログで糾弾しているエホバの証人は終末論を唱えている。エホバの証人の教理では、ハルマゲドンが来たあと地球は楽園に作りかえられる設定。

その楽園設定だが、現在ではiPadのようなタブレットが存続する設定になっている様子(ソースを探したが出てこなかった。公式サイトに何か絵があったんじゃなかったな?)。

私が子供の頃は当然そんなことはなく、自然いっぱいのバカンス空間になるだけだった。当時はガラケーさえなかったから、当然なのだが。

ここで言いたいのは、日本でのエホバの証人黎明期から超拡大期を経て現在に至る。その間に、人々は宗教や神を必要としなくなった。つまり、神より大事なスマートフォン、神は博物館にでも飾っておけばいい。ということ。

ぶっちゃけ、「スマートフォン取りますか?神棚取りますか?」って言われると、もはや大半の日本人は、ちょっと悩んだふりしてスマートフォン取るでしょ。

神棚が無くても困ることは顕在化しないけれど、スマートフォンがないと明日の天気も分からない。乗り換え案内も見られない。もはや手放せない存在になっている。

エホバの証人の場合は、虎の子のiPadが神より大事になっている。だから、昔は楽園に持っていかなかったタブレットを、現在では楽園に持ち込む設定になっている。

エホバの証人がJW.orgの公式サイトを神のように崇めていることからも、デジタル無しには成立しない宗教になっていることが伺える。

人類は宗教を必要としていないし、エホバの証人も神エホバを必要としていない。iPadと公式サイトがあれば何とかなる。というか、エホバの証人は公式サイトとiPadがないと発狂しちゃうんじゃないか。

人類は宗教すら必要としていない。ただでさえ要らないものなのに、その不要物の中でも被害者を生むエホバの証人なんて有害ゴミレベル。だから、叩き潰してきちんと処理して捨てればいい。

エホバの証人世界本部の児童性虐待被害者に対する対応

大人のエホバの証人も心理的虐待下にある被害者、救済対象

未来の人々の教訓になるように、記録と反省は残しておく必要があるが、この辺も問題ない。放っておいても勝手にデータは残る。その記録を誰かがまとめるだろう。

経済成長に合わせて発展した有害なカルト宗教エホバの証人、公害と同じ。キッチリ潰して、未来の糧とすればいい。人類が今後、同じ過ちを犯さないための。


新宗教の世代間問題、襲名制度に問題のあるエホバの証人は潰せ

世代を超えて受け継ぐべきでない新宗教

新宗教の世代間問題

『宗教消滅 資本主義は宗教と心中する』、6章『急速に衰退する日本の宗教』から。

¥880 (2024/01/11 17:59時点 | Amazon調べ)

第一世代には、その宗教に入信するに至る強い動機がある。ところが、第二世代にはそれがない。それでは、親の信仰を子どもが受け継ぐということが難しい

これが俗に言う宗教1世と2世の違い。2世が親の宗教を受け継ぐのは難しいとは言え、強い動機のあった1世信者は2世信者に押しつけ、数々の軋轢を生んできた。

宗教の世代間問題。それが本書では

既成宗教と新宗教とを分ける壁

になると述べている。

既成宗教の場合には、信仰は代々受け継がれていくものであり、現在信仰している人間は、個人的な動機からその宗教を選択したわけではない。親が信仰しているからそれを受け継いだだけである。信仰に対して強い情熱をもっていないために、かえってそれを自分たちの子どもにも伝えやすい。信者になっても、熱心に信仰活動を実践する必要がないから

強要されない、強要しない方が宗教は世代を超えやすい。それが既成宗教。世代を超えて受け継がれても、特別熱心に信仰活動を行わなくて良い。これが親から子へ伝えやすく、子が親から受け継ぎやすい理由。

特別負担にならないし、当然のように自身も先祖から受け継いできた。それが脈々と受け継がれてきた既成宗教。

ここに割り込んできたのがエホバの証人を含む、忌ま忌ましい新宗教。自身の欠落を埋めるために始めた1世信者の新宗教。1世信者の熱量そのままに、子供世代は新宗教を強要されるという被害を受ける。

1世代目は、子供世代に熱心に信仰し、宗教活動に邁進することを求める。それは2世代目にとっては苦悩となる。

新宗教の2世代目以降の継承は不要

“新宗教の世代間問題、襲名制度に問題のあるエホバの証人は潰せ” の続きを読む