エホバの証人の統治体、いいかげんな決議
『良心の危機』より。昨日の記事では兵役拒否の代替公務、それをエホバの証人が認めるか否か、その変遷があったことを書いた。さらに、代替公務禁止期間に実際に投獄された信者も存在した。
1978年に統治体内で「代替公務」解禁が議論になった際の詳細も本書に書かれている。
1978年のあの時、一人の統治体のメンバーが意見を変えなかったならば、今挙げた人たちの誰一人監獄行きにはならなかっただろう。
こうした人たちは良心的な理由で監獄行きになったのではない。組織に強制された方針に従ったのである
この意見を変えた統治体メンバーというのはロイド・バリー。本書では「代替公務」議論におけるロイド・バリーの優柔不断エピソードが描かれている。本書の脚注も参考にされたい。
ロイド・バリー君、一旦は代替公務解禁に賛成するものも、休憩を経て「やっぱやめた」となる。これで三分の二を下回り、全世界のエホバの証人が収監されることに。その後の再決議の際には、まさかの離席といういいかげん野郎。
バリー君、再登場
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