親の思いどおりにいかないと、叩かれるエホバの証人の子ども
『みんなの宗教2世問題』、1章「当事者たちのさまざまな声」。スクールカウンセラーの元エホバの証人女性の体験談。
エホバの証人組織の悪行のひとつである組織的な児童虐待「体罰」。
母が思う「悪いこと」をしたときに、母が指を一本立てる
我が家では、指が三本たまったら
お尻をたたかれるというシステム
最初から、子どものおしりを叩く前提で動いている母親。日常的に暴力を振るう気が満々。しかも、
母親の思う「悪いこと」で虐待点数が加算されていく。母親の思う悪いことで、叩かれたらたまったもんじゃない。しかもカルト親の。母親の思いどおりの行動をしないと、子どもは暴力を振るわれることになる。
教団が「子どもには体罰が必要だ」と教える。そして、こんな宗教を始めてしまうどうしようもない親がその教えに従う。すると、こんな茶番になる。
三回目の指が立った後に、私のほうから「お願いします」と言って、お尻を差しだしてたたかれて、「ありがとうございました」と言って終了しなきゃいけないっていうルール
いったい何のプレイなんだよと言いたくなるが、わが家も似たようなモノだった。叩かれるのにお願いしければならない屈辱と、なぜなのか叩かれたことを感謝しなければならない不条理。
これが日常的に行われるのだから、子どもはおかしくなるって・・・。
よちよち歩きの頃から叩かれる、エホバの証人2世の子ども
この人の体験談によると、体罰という児童虐待は
幼稚園に入る前から
行われていた。
そんな小さな頃から!と驚くが、わが家も変わらないだろう。それくらいの年齢の頃から、泣き叫ぶほどにお尻を叩かれた。
教団の宗教誌「目ざめよ!」1982/12/8号にこんな記事が載っている。
よちよち歩きの子供を持っていた母親カルメンの話によると,その子は,「自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こし,金切り声をあげ始めた」ということです。ではそれはどう解決されたでしょうか。「私たちは息子に懲らしめを与えなければなりませんでした。ですから息子は,大騒ぎを演じるなら必ずぶたれるということを知っていました」
エホバの証人組織は、よちよち歩きの子どもを叩くことを勧めている。2023/8/8の段階でに、エホバの証人公式サイトにこの記事が載っているのを確認している。エホバの証人は、とんでもない児童虐待組織。
この体験談の女性が精神科の主治医から、次のように言われている。
「信仰はそれぞれ自由だけど、でもお母さんにとってエホバは君をコントロールするために大事な道具だったんだよ」
存在すらしない神の名のもとに、子どもを暴力で支配するための免罪符。それが「エホバ」
“とにかく叩かれる、エホバの証人2世の子ども:『みんなの宗教2世問題』より” への2件の返信