エホバの証人の輸血拒否による児童虐待451人
2023/11/21のNHK『ニュースウォッチ9』、エホバの証人問題支援弁護団によって、エホバの証人児童への宗教虐待の実態調査報告書が出された件。
調査内容の数値や弁護団の記者会見、そしてエホバの証人日本支部のコメントなどが報道される。
輸血拒否カードを所持していたか?という設問、560人中81%の451人が「はい」と回答。
エホバの証人の輸血拒否カードは死の片道切符。「死んでも輸血しません」の意思表示。このカードを首からぶら下げた状態で交通事故などに遭い、意識不明になって輸血が必要な状態になると、もう手遅れ。その状態で「やっぱ死にたくない」は通用しない。
昨年、厚生労働省から出た宗教虐待のQ&Aでは、「輸血を拒否する旨の意思表示カード等を携帯することを強制」すれば、ネグレクトに該当する。
宗教親の保護下にある子どもが、親の意志を拒否するのは難しい。逆らえば体罰を受ける。
また、エホバの証人の子どもたちは「輸血すればハルマゲドンで滅びる」という誤った価値観を仕込まれている。「死にたくなけゃ、死んでも輸血するな」と脅されているに等しい。
つまり、この451人、ほぼ全員が強制的に死の片道切符を持たされたていたと言える。なので、
輸血拒否でネグレクトを受けていたエホバの証人の子どもが、451人いた
ということが、NHKの全国ニュースで報道された。
輸血拒否カードは教団が作成するモノなので、個別な家庭の問題でなく、エホバの証人組織の問題。
テレビ朝日「サタデーステーション」で「エホバの証人」実名報道
エホバの証人による宗教虐待の被害者500人
同様なエホバの証人の宗教虐待の事例が次々に報じられる。
- 鞭(ムチ)による被虐経験があったのは514人
- 学校行事に参加できなかった経験があったのは537人
- 交際・交友の制限を受けた経験があったのは522人
体罰の鞭は、完全に児童虐待。
行事の参加制限は、本人の意志に沿わない場合は児童虐待。エホバの証人の子どもは「ハルマゲドン」という不正義思想と体罰で脅されている。本人の意志そのものが操作されねじ曲げられている。
私の個人的経験では、学校行事の見学は抜群の屈辱的な時間だった。完全な児童虐待だった。
交際・交友の制限については、対象者を「敵」「サタン」その他これらに類する名を称することで、児童に対して恐怖心を与えれば心理的虐待とされている(宗教虐待Q&A)。
エホバの証人の場合は「世の人」と民間人を呼んでいる。今回の調査で「世の人」呼称を報告しているのが482人。
「世の人」はハルマゲドンで大半が死ぬ設定なので、死ぬことが約束された人の群れ。そりゃ恐怖でしかない。これも児童虐待に該当する。
エホバの証人によって、500人を超える子どもたちが宗教虐待を受けた
という報道が、NHKでされたということになる。
鞭、特定の行事禁止、交際・交友制限は教団の教理に基づくものなので、こういった宗教虐待は、エホバの証人の組織的なものということになる。
エホバの証人日本支部の恒例のナメたコメントについては明日の記事にて。
“NHKでエホバの証人の宗教虐待報道、被害者500人超” への1件の返信