宗教以外の2世問題とは・・・
Twitterで旧オウム真理教の上祐氏(多分ホンモノだと思う)とちょっとだけ議論になったのが2世問題について。
宗教2世・3世問題が騒がれているが、子供タレントの親とか、小さいときから英才教育でスポーツさせている親に問題はないのかという話。
あるだろ。そりゃ。
英才教育で無理やり塾に通わせたりとか、それも子供の意思に反していれば問題。
結果、プロスポーツ選手が道をあやまって子供の夢を奪ったり、高学歴で社会的立場のある人がモラルの欠如した不祥事を起こしたり。
このように2世問題は宗教以外にもあるけど、そんなものカルト宗教を強要されることに比べれば、問題の質が全く違う。
似て非なるスポーツ芸能2世問題を持ち出して、カルト2世問題を薄めるのはよしこさんということ。(仮想上祐氏、きちんと「よしこさん」に突っ込んでくれた。律義ですな)
芸能、勉学、スポーツは家庭の問題。各家庭でやり過ぎない程度を見極めればいい。
カルト宗教の強制は家庭の問題に留まらない。人権の侵害であり、犯罪。外部が積極的に介入すべき問題。とはいえ、問題は家庭という密室で起きており介入が困難。メンドクサイので根源であるカルトを断つという根本的解決を私は訴えている。
カルト宗教2世と他の2世問題の違いとは
カルトと芸能・スポーツの子供への押しつけ。両者の何が違うか?
カルトは悪、それ以外の芸能やスポーツは子供のためになることもある。
つまり、有害かそうでないか。
カルト宗教をやらされるのは百害あって一利なし。
こう言うと出てくるのが擁護側の反対意見、エホバの証人の宗教本を小さな頃から読ませたおかげで「読み書きが早くできた。そのおかげで学校の成績が良い」とか言い出す。
そんなもん学習塾行かせた方が効率的。偏ったカルト本読まされたばかりに子供のうちに有害情報に触れることになる。
例えばエホバの証人の場合、性行為に通常なのと、そうでないのがあるとか未就学児のうちに知っちゃったり、人の身体に刃物を突き刺す絵を見せられたりと、有害すぎる。
それに学校の成績が良かったのは、個人が努力したからだよ。エホバの証人2世というペナルティを払拭して、サバイバルするため。
カルト教育なんて一切何の役にも立たない有害教育だけと、スポーツや芸能、勉強であれば、押し付けであっても何かの役に立つ可能性はある。限度を超えるとカルトと同じになっちゃうけど、カルトの押しつけはその度合いに大小あったとしても、入り口から悪そのもの。悪でしかない。
無理やり大学まで行かされたとか思っていても、大人になれば、多少親に感謝する(ケースもある)。
無理やりカルト教育されたことを親に感謝してる奴なんかいないって。いたとしたらそいつの状態が既に有害。悪が連鎖している。当然、洗脳状態の被害者ではあるんだけど。
宗教話を取っ払ってもうちょっと大きな視点で見ると
親は自分の価値観を子供に押しつけるべからず。子供が道を踏み外さないように誘導したり、自信がないときに背中をそっと押すとか、先回りして歩きやすいようにしてやるとか。その程度にしないと、教育でなく強要になる。
『進撃の巨人』で主人公の父親が言っているとおり。
私は知っていたはずだ
親が子を自らの思想に染め上げる罪深さを
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