『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』
元エホバの証人2世が書いた本。既に絶版になっているので、購入するなら中古で。
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作者はエホバの証人には病人が多いと書いている。うつ病、慢性疲労症候群、膠原病、ハウスアレルギー・・・などなど
みんな、病人だったから弱くて信者になったのではなく、信者になってから発病している人たちであった
救いにならないものみの塔協会の教義
私の経験では、元々四肢に障害があったり、子供が生まれつきのアトピーだったりという人が、エホバの証人の教義にすがり入信しているケースが多かった。
エホバの証人の教義ではハルマゲドンを生還すれば、完全な肉体に生まれ変わるという設定になっている。パラダイス化された地球で完全な体で永遠に生きられるということになっている。とんだおとぎ話。失笑もの。
だが、精神・肉体に多くの問題を抱えた人々がこの教義に逃げ込み、エホバの証人になった。この教義に救われたと本人たちは思っている。救われたのだから放っておいて欲しいと。
だが、私はそれを放っておけない。なぜなら、エホバの証人の教義は救いなどにはならないから。偽りの希望にすがるのは救いではない。ただの現実逃避。
障害があって産まれてきたのなら、それを認めるしかない。その上で勝負すべき。安直な生まれ変わりという希望にすがって、この現生での勝負を放棄してはいけない。逃げれば終わり。敗北あるのみ。
なぜなら、ものみの塔協会の言っていることは全部ウソなので、ハルマゲドンなど来ないから。もちろん、永遠のパラダイスなんて来やしない。永遠にパラダイスなのはエホバの証人の脳内のお花畑だけ。
ものみの塔協会一択で全額ベットするのが危険な理由
ハルマゲドンが来ない。エホバが存在しないなんてことは証明しようがないのだが、ものみの塔協会が偽善の組織であることは間違いない。ものみの塔協会の独善的な態度がそれを示している。
百歩、千歩くらい譲って、神エホバの不在などは証明はできない。ハルマゲドンが来ないことの証明はできないとする。
それでも、エホバの証人一択で良いのか?ただ一度の人生、本当に、本当にエホバの証人一択で間違いないのか?その根拠は?
人生は一度きり、取り返しのつかない賭けをものみの塔に全額ベットで良いのか?
復活とか完全な肉体への生まれ変わりとか全部ウソだったとしたら・・・(嘘なんだけど)。どんなに生まれや境遇が不遇であったとしても、今の人生でやるべきことをやり、成すべきことを成すべきではないか。