ものみの塔協会に対する復讐
私は生まれてこの方、ものみの塔協会の洗脳下にあった。14才でエホバの証人をやめたのだが、洗脳は解けず。20代前半でようやく、ものみの塔の不義に気づき、洗脳解除に至る。
20代前半の私は、いかにエホバに証人らしくない生き方をするかということに集中していた。非エホバ、否ものみの塔。これは私にとって、ものみの塔協会への復讐だった。
14年もの歳月を、エホバの証人2世の子どもとして過ごした人生の恥部、失った家族。私は、反ものみの塔的生き方をすることで、ものみの塔協会に復讐しているつもりだった。
かくあらねばならないというエホバの証人的思考停止状態
20代前半の頃、私は普通の会社員だった。就職氷河期で、なおかつ私は短大卒に過ぎなかったのだが、難なく安定した会社に就職していた。
しかし、「これではいかん」と私は考えた。普通であったり、安定であったり、こんな生き方ではいけない、と私は思い込む。
なぜなら、「真面目な会社員というのは、エホバの証人っぽい」から。エホバの証人は会社員にはあまりならないので、「真面目な○○というのは、エホバの証人っぽい」から。というのが正しい。
エホバの証人のような、真面目な生き方をしてはいけない、という強迫観念に私は囚われていた。反エホバ思想者として不真面目でなければならない!私はこう思い込んでいた。
もはやこれでは、ものみの塔の洗脳下にあったときと何ら変わらない。何々でなければならない、何々しなければならないというのは、考えるのを止め、楽な方へ楽な方へと邁進しているだけ。思考停止のマインドコントロール状態。
私はかつてものみの塔の洗脳下にあった。これは20年間に渡る。20代前半にして、ようやくものみの塔の洗脳から自由になった矢先、私はものみの塔の逆マインドコントロール状態に陥ってしまったのだった。
パチプロになったエホバの証人
私はスパッと会社を辞め、パチスロで生計を立てていくという大博打に出る。ギャンブルはエホバの証人が嫌うものだし、パチプロなんて不真面目さの極み。私の非ものみの塔行動は極限に達した。
とはいえ、毎日パチンコやパチスロをするというのも楽ではない。勝てる店、出る台を奪取するために遠方に行ったり、朝早くから並んだりしなければならない。そのため、パチプロの朝は早い。夜も遅くまでパチンコ屋にいなければならない。翌日、打つ台を決めなければならないから。
意外にも、私はパチプロとして規則正しい生活を送るはめになってしまう。真面目であってはいけないと、反エホバの証人的生き方としてパチプロになったはずなのに。
そもそも、パチプロのなかにも、真面目な奴から相当にイカれた奴までいる。エホバの証人の中にも、生真面目な奴から、ちょっとふざけた奴、私のように堕ちる所まで堕ちた人間まで存在する。一概に、何々ならエホバの証人らしくないと言えるものではない。
ものみの塔に対する正しい復讐の方法
こんなことを考えたのは、つい最近、パチプロだった頃から15年以上経った現在の話。そして、今の私はものみの塔に対する正しい復讐の方法について考え始めた。
復讐の方法は3つある。
まずは、ものみの塔に縛られないこと。プラス方向、マイナス方向どちらにも。当然、プラス方向、ものみの塔の思い通りに思想と行動をコントロールされるのは論外。かつての私のように、マイナス方向、反エホバ思想に染まって、暴走して道を踏み外すのもNG。
これこそ、ものみの塔の思う壺。エホバの証人をやめると、あんなサタン的な未来が待っていると言われる。それでは何の復讐にもならない。
ものみの塔への復讐として、できること2つ目。それは楽しく生きること。自分の本当にやりたいこと、心躍ることが出来れば、楽しい。その笑顔がものみの塔に対する復讐になる。
エホバの証人をやめて良かった。今が楽しいし、寿命までの将来を存分に生きる。そう思えることが、ものみの塔に対する何よりの復讐。
そういう生き方をしていれば、現役の信者もこちら側に寄って来る。脱会に近づく。そうして、エホバの証人信者を限りなくゼロに近づける。これが3つ目の復讐。そのときに、ものみの塔に対する復讐が完了する。
ものみの塔協会に対する復讐の方法3つ
- 順方向にも、逆説的にも、ものみの塔に縛られない
- 現在を含め、将来を見据えて楽しく生きる
- エホバの証人をゼロにする
エホバの証人をやめた後で気をつけること3点~この世での生き方
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