エホバの証人の異常な鞭、逃れようのない責任から逃れようとする者

エホバの証人の異常な鞭(ムチ)、行きつく先は・・・

2023/11/20にエホバの証人問題支援弁護団が公開した、エホバの証人の児童虐待に関する実態調査報告書から。鞭(ムチ)問題について。

回答者の92%が鞭をされたことがあると回答(回答者560人中514人)。これすなわち児童虐待。

95%信頼区間を計算してみると、89.5%~94.1%の間。子どもの頃エホバの証人だった人の9割程度の人が、鞭で児童虐待を受けていたと言っていいだろう。この子どもたち、ひとり一人が児童虐待を受けている。

「鞭は何才ごろに始まったか?」という設問。「生まれてまもなくから3才頃」と答えた回答者が514人中241人。言葉もろくに話せない頃から、鞭打たれる。尋常じゃないんだけど・・・私もそうだった。苛酷だな。

鞭の器具、「どのような鞭が使われたか?」

我が家は

  • 素手
  • 物差し
  • 孫の手
  • ベルト
  • 布団たたき

など。驚くべき回答が

  • 麺棒
  • 馬術用ムチ

子どもは、食べ物や動物じゃないのだが。

『鞭経験に関する自由記述の回答例』。自由記述には震えるような話が多いのだけれど、半分くらいは自分の身にも起こっていたことで・・・。大人になり、客観的に見ると、エホバの証人の異常さに怯える。

そして、もっと異常な個別の事例、「派生型の鞭」の記述も。

鞭とは単なる暴力で、暴力は麻薬のようなモノ。一見効果があれば、どこまでもエスカレートしていく。行きつく先は殺人。

1993年に広島県において信者である親の懲らしめが死に至ったケースもある

エホバの証人大会潜入レポート:児童虐待的な内容と圧倒的カルト感に遭遇

エホバの証人の鞭、悲劇を連鎖させる黒幕を逃がすな

鞭は現在進行形で教団の教理であり、エホバの証人の公式サイトから「体罰」を推奨する文書は消えていない。

それにもかかわらず、エホバの証人日本支部の広報担当者は

体罰をしていた親がいたとすれば残念なことだ

という声明を出している。残念なのは、「体罰」を推奨しているエホバの証人の公式サイトなのだが。

聖書に「鞭」が必要と書いてあるので、聖書原理主義を建前としているエホバの証人としては、撤回することもできず、はぐらかして幕引きをはかりたいのだろう。

「鞭をしたことがあるか?」の設問。全体の8%(578名中44名)が「はい」と答えている。

「鞭をした理由」の回答が泣けてくる。

  • 自分がされていたので・・・
  • 自分がそうやって育ったので・・・

鞭が世代を超えて負の連鎖を起こしている

もっと泣けてくるのが、鞭をしたことへの振り返り。

「後悔」の文字が連続する。

我々の親世代は、教団に言われて我々を鞭打ち、我々の中の一部の者は、自分の子どもに手を上げ、そして、それを後悔している。なんという悲劇の連鎖。

エホバの証人の公式サイトには「体罰が必要」の文字が踊り、エホバの証人日本支部は「体罰をしていた親がいれば残念」とコメント。逃れようのない責任から逃れようとしている。絶対に逃してはいけない。


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