宗教2世問題の根本とは
『みんなの宗教2世問題』4章「精神医療/カルト問題報道の観点から」。
斎藤環という精神科医と横道誠氏の対談。横道氏はエホバの証人2世なので、発言に違和感はない。しかし、精神科医の斎藤氏の発言が宗教2世問題というかエホバの証人2世問題に対してトンチンカン。素人丸出し。
やはり餅は餅屋というか、蛇の道は蛇。
当事者じゃないと宗教2世問題の根本を理解できない。宗教2世が何十年も放置され、人権を蹂躙されてきたという問題の根本が。命さえ失った者がいるという問題の根本を理解していない。
命まで奪われたエホバの証人2世がいるという悲惨な現実に対し、信教の自由やら宗教のコミュニティとしての価値など比較の対象にすらならない。
エホバの証人の異質な体罰
エホバの証人の体罰について。
現役信者の場合は詭弁で、エホバの証人擁護者、外部の人間からすると、「昔の日本では体罰が普通だった」と言われることがある。
現役エホバの証人信者が、「昔は体罰は普通だった」と言うのは詭弁にすぎない。エホバの証人は「普通」じゃないことをモットーにしている。「世の者でない」と。都合の良いときだけ「普通」を持ち出すのは詭弁にすぎない。
我が家のようにいつ母のスイッチが入るかわからず、子どもたちが毎日のように恐怖にさらされていた家庭と、「たまに罰がある」のとでは異質
エホバの証人の体罰は「頻度と程度」が違うとも述べられている。
エホバの証人の子どもは、私の場合だが週1ペースで革のベルトや靴ベラで生尻を1~10発。エホバの証人の体罰擁護者も同じ「頻度と程度」で叩かれてみろよ。
そして、理由。叩かれる理由と叩く理由が一般家庭とエホバの証人家庭では全く異なる。
エホバの証人の子どもが叩かれる理由。普通の悪事でも当然叩かれるが、それ以外にもエホバの証人の教理に反した、という意味不明な理由でこっぴどい体罰を受ける。
例えば、子どもがハロウィンパーティーに参加したいと譲らない。友だちの誕生日パーティーに行きたいと譲らない。クラスメイトの90%の家庭で視聴しているテレビ番組を宗教的理由に禁じられる。それをコッソリ見たとか。
そんなアホみたいなことで、エホバの証人の子どもは体罰を受ける。
えぇと・・・
信教の自由とか日本に無いんですかね?暴力を振るう側が信教の自由を主張し、叩かれる側には信教の自由は無いんですかね?
そしてエホバの証人のバカ親が叩く理由。組織が主導したから。これも現役信者は否定するんだけど。もう頭おかしくなってまともに日本語すら読めなくなってるのか?そして、記憶まで書き換えてるんだろうか?
エホバの証人の公式サイトを見れば、明らかに「体罰が必要」と書いてある。今でも書いてある。現在進行形。
エホバの証人組織の指導でエホバの証人の親は子どもを叩き続けている。そんなヤバい組織、他にありませんよね。