エホバの証人(JW)の脱会パターン2種類のまとめ

エホバの証人のやめさせ方

エホバの証人をやめさせる2つの方法を紹介。これを実践して身の回りのエホバの証人を減らそう。エホバの証人を1人をやめさせれば、例えば50時間/月の布教時間×12か月が世俗の仕事に向けさせることができる。

すると、600時間×時給1,500円=90万円。年間90万円が生産的な活動に向けられる。これが周り回って世界を豊かにし、我々の所に帰ってくる。エホバの証人を脱会に導くことは、世界を良くすることになる。

とはいえ、簡単にはやめさせられないので、脱会パターン2つを私の経験から紹介。このパターンに寄せれば、あわよくば。

エホバの証人の脱会パターン2つまとめ

  1. マインドコントロールが解けてやめる
  2. 人生の意義は永遠に生きることではないと知る

エホバの証人の脱会パターンその2
~マインドコントロールが解けて辞める

私は生まれながらのエホバの証人の2世信者だった。両親は完全にものみの塔にマインドコントロールされた狂信的なエホバの証人。

私は、14才のときにエホバの証人をやめる決断をした。熱心なエホバの証人だった両親との決別も辞さない覚悟。

結局、後に両親も順にエホバの証人をやめることになるのだが。その過程で両親は離婚。父はいきなり家を出て行った。

その父と7~8年ぶりに再会したことがあった。私も父もお互いに口数が多い方ではないし、私がエホバの証人をやめた後、お互いに突っ込んだ話をすることもなかった。一家離散状態であることなど様々な要因があり、このときもお互いに上手く話せなかった。

父は、私に「お母さんはまだ宗教をやっているのか」と聞いた。私はこの時、ようやく父がものみの塔を偽モノと認識していると知った。

それまでは、父がタバコを再開していたので、エホバの証人をやめていることは知っていたのだが、ものみの塔についてどう思っているのかは知らなかった。つまりマインドコントロールが解けているのか、解けていないのかということ。

”霊的”に弱まってエホバの証人をやめ、その戒律に反しているのか、それとも、ものみの塔の偽善隠蔽体質を知ってやめたのかということ。それによって話す内容はだいぶ変わってくる。

私と父はそんな自身の精神的根幹に関係したことさえ、お互いに知らずにいた。

まずは、これが1つめのエホバの証人のやめ方。

マインドコントロールが解けてからエホバの証人をやめる。これがスパッとやめられる方法。ただし組織に残る信者との温度差はかなりのものとなる。その温度差に注意しなければ、私の両親のように離婚に至ってしまう危険性が高い。

要はマインドコントロールを解けば良いのだが、それが難しい。

驚きの存在、エホバの証人のPIMOとは

PIMOについて、2023/03/27追記。

この記事を書いた2017年当時は気づきもしなかったが、マインドコントロールが解けても現役を続けるエホバの証人も一定数存在する。PIMOと呼ばれる。フィジカルイン・マインドアウト。気持ちは外だが、実体は組織に残っていると。

PIMOは私にとって想定外の存在だった。騙されていると知りながら、騙され続ける意味が分からなかった。

今でも、さほど理解は出来ないのだが、絶賛マインドコントロール下にある現役信者とのつながりを失いたくない、というのが最大の理由なのだろう。その理由を盾に、一歩を踏み出す勇気が出ないまま惰性で続けている。

他には外の世界が魅力的に見えないといった理由もあるのだろうか。

家族やかけがえのない友人が現役エホバの証人だったとしても、それらの人は自分ではない。自分の人生を圧倒的に損ねたとしても、決して責任はとってくれない。しょせんは他人だから。

だから、マインドコントロールが解けたらやめるものだと、私は思っていたのだが。そして、外の世界が魅力的に見えないのは、しっかり見て体験していないから。

見て実体験して、苦しんで。それが本当の人生。騙されたまま浪費する人生など何の意味もない。無意味な人生よりは、苦痛に満ちた人生の方がよっぽどマシ。明らかに前に進んでいる。

エホバの証人の脱会パターンその2
~人生の意義は永遠に生きることではないと知る

14才の私は、ものみの塔の洗脳が解けてエホバの証人をやめたわけでは無い。幼い頃からの深い洗脳からは、そんなに簡単には抜け出せない。

私がエホバの証人をやめたいと思ったのは、自由に人間らしく生きたいと思ったから。禁止事項の多いエホバの証人組織から逃げ出したかった。

しかし、エホバやイエスの存在については疑いもしなかった。子供の頃から神は天に存在する、まもなくハルマゲドンというこの世の終わりがくる、そう教え込まれてきた。地球が丸いことを現代人ならば誰もが疑わないレベルで信じていた。周囲の大人が真剣に信じていたので、子供の私には疑う余地が無かった。

そして、ものみの塔の戒律に背けばハルマゲドンで滅ぼされる。ハルマゲドン後の楽園での永遠の命も得られない。私の心にはそう刻み込まれていた。私はそれでもエホバの証人をやめたいと願った。

ハルマゲドンで滅ぼされるまでの短い間、その瞬間をせめて人間らしく生きたいと思った。自分のやりたいことをやり尽くして死にたかった。エホバの証人だらけの禁欲パラダイスでの永遠の命などまっぴらだった

こうして私は確信犯的にエホバに背く。

その後、しばらくしてインターネットでものみの塔の不義の数々に気付く。輸血が解禁されている国がある、国連NGOに加盟していた、そういった少しの事実だけで私の洗脳が解けるには十分だった。全て合点が行った。

幼い頃から思っていたエホバの証人の王国会館の下らなさ、そこに集う人間たちの未熟さ、魅力の無さ、その理由は至極簡単。エホバの証人全員が騙されている愚かな盲目集団だから。

エホバもキリストも存在しない、ハルマゲドンは起こらない。こうして目から鱗状態で私の洗脳は解ける。

どうやらオレは寿命を真っ当出来そうだ。このときそう思った。深く考え抜いた決断で、両親やものみの塔と決別。潔く死ぬつもりだったのだが、このとき、私の命はダラダラと永続されることになった。これ以降のぬるい生き方はこのとき始まった。

エホバの証人をやめる2つ目の方法は人生の意義を知ること。短い人生は神に捧げるためのものではない。ましてや、ものみの塔という偶像に捧げるものではない。永遠に死ねない神々は、一瞬の輝きの中に生きる人類を羨んでいる。

人間の短い生の輝きを、ものみの塔やエホバの証人の人間関係よりも大と出来れば脱会することが出来る。例えマインドコントロール下にあったとしても。

しかし、その後が肝心。いつかマインドコントロールは解ける。ハルマゲドンは来ないという衝撃的な事実を知ったときに、エホバの証人をやめた時の激情を維持できるのか、それが重要。

ハルマゲドンは来なくとも人間の生は短い。情熱的にやりたいことをやり続けなれば、ものみの塔のために無駄にした時間はなかなか取り戻せない。そう思って、短いのか長いのか微妙な寿命を生きるしかない。

エホバの証人の脱会パターン2つまとめ

  1. マインドコントロールが解けてからやめる
  2. マインドコントロール状態のまま人生を有意義に生きる決断をする

1の先にマインドコントロールが解けた場合は、マインドコントロール下にある現役信者をいたわる気持ちが大事。自身はマインドコントロールが解けて興奮状態にあるが、未だ現役エホバの証人たちは深い闇の中にいる。

勢いあまって、自分がエホバの証人組織から排斥になったりすると、現役信者の家族をものみの塔に奪われる結果になる。とはいえ、ある程度は現役エホバの証人は切り捨てないといけない。家族であってもしょせんは他人。仕方ない。

強固なマインドコントロールを解くには、ものみの塔の不義を認めさせること。下記で紹介している資料がおすすめ。

『ドアの向こうのカルト』真理真さん作成のJW解約のためのpdf

2の神に背く気持ちのある人は、その情熱をマインドコントロールが解けても保ち続けられるかが鍵。エホバの証人をやめたときの強い気持ちを維持出来れば、何でも成し遂げられる。

私みたいにマインドコントロールが解けて、さらに迷子にならないように。人生はそれなりに短く、時は貴重。

マインドコントロール状態のまま神に背くってのは、なかなかハードルが高そうだけど、ちょっと頭を働かせれば理解できるはず。楽園でライオンなでなでして永遠に生きられるか?それよりも現世で美女とウハウハする方が絶対に楽しいよ。ほんの一瞬でも。


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