エホバの証人は、キモチワルイ?
『みんなの宗教2世問題』1章『当事者たちのさまざまな声』より。マイナー新宗教2世の体験談。昨日の記事の続き。
マイナー新宗教2世の体験談なのだが、すべての宗教2世に共通する示唆に富んでいる。
成長し、友人ができ、「よそ」の世界を知る年頃になれば、いやでも実家の異常性に気がつく。しかし、「うち」が異常であればあるほど、若き2世は、「よそ」との違いに羞恥心を抱く。家の宗教のことを誰かに話したらきっと「キモチワルイ」と言われて、嫌われてしまう。
ゆえに「助けて」と、言えない。
私は、元エホバの証人2世だからハッキリ言うが、「そう、エホバの証人はキモチワルイんだよ」。
輸血拒否して死んだり、世界の終わりを待ち望んでいる。しかも、その世界の終わりでは信者でない人間が全員殺戮されることになっている。そんな奇想天外、悪魔じみたことを信じている奴が、気持ちのいいわけがない。100%キモチワルイ。
私がエホバの証人2世だった頃、自分自身のキモチ悪さに気づいていた。感覚的に。周りの反応から知っていった、というのもある。
自分がキモチワルイ。子どもにとって、それは圧倒的に劣悪な環境。そして、大人になった今でも変わらない。私のエホバの証人という生い立ちは、圧倒的にキモチワルイ。
私は、エホバの証人に人生を汚された。その怒りと恨みが、今の私の活動の源泉になっている。
「よそ」に出ていくこと
“宗教2世、キモチワルイ過去とキモチワルイ自分からの脱出” の続きを読む