エホバの証人問題支援弁護団による宗教虐待の調査報告、記者会見

エホバの証人の児童虐待

エホバの証人問題支援弁護団の記者会見

エホバの証人問題支援弁護団による調査報告書が公開。そして記者会見があった今日(2023/11/20)。

調査報告書は266ページあり、まだ75ページまでしか目を通していない。ガーっと読めば、すぐに読み終えられるかと思ったのだが、一般アンケート以外にも個別インタビューも含まれていて、流し読める内容では無かったので精読。

youtubeで30分くらいの時差で記者会見を視聴したのだが、途中からブツ切れになる通信環境だったので視聴断念。資料の精読へ移行。

弁護団の記者会見(序盤)では、以下のように調査の主旨を語っていた。

エホバの証人の宗教虐待が、

「家庭の問題として捉えがちだったので、実態を明らかにしたい」

この調査報告書を目にした人が

「エホバの証人の虐待に関心を持ち、見守り、時には声を上げて頂きたい」と。

さらに、会見メモ。

194の質問に対して、脱会2世を中心に581名の回答。さらに現役長老からの報告もあり、情報の深掘度を高めている。

これら全国からの報告と教団資料により、児童がエホバの証人教団内で今でも虐待を受けていると考えられる。

2023/03/14『報道ステーション』、体罰認めさせてエホバの証人さっさと潰そう

弁護団の主旨とは相容れないけれど・・・

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エホバの証人の子どもに対する人権侵害、集会用研究記事より

エホバの証人組織の子どもに対する人権侵害

まず、エホエホうるさい

エホバの証人の週末の集会用の記事「若い皆さん,どんな人生を送りたいですか」。

エホアシュも,自分よりずっと年上のエホヤダを友としていました。友達を選ぶ時には,次のように考えてみましょう。「この人はエホバへの信仰を強める助けになってくれるだろうか。エホバの基準を守るよう一緒に頑張ってくれるだろうか。エホバや聖書の真理についてよく話しているだろうか。エホバの基準を大切にしているだろうか。必要な時には勇気を持って助言してくれるだろうか」

エホアシュやら、エホヤダやらエホバやら、エホエホうるさいんだけど。エホアシュは悲惨な最後を遂げる失敗例だったんだけど・・・それを手本にするの?

「エホバガー、エホバガー、エホバガー」って、エホエホ言っているから、失敗したんだよ。少しは自分の頭で考えろ。

エホバを愛していない人は,あなたにとってためになる友達とは言えません。エホバを愛する人と友達になるなら,その人は必ずあなたの助けになってくれるでしょう

独善的な基準で友だちを選ばせようとしている。プライベートな事情に干渉する、かなりお節介な内容。

これを読んだ親が子どもに制限をかけるのがエホバの証人。教団の指示で子どもの人権を損ねている。

復活と寄付と十字架と妄信、組織に寄付するエホバの証人

60代でエホバの証人だと・・・

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間違った方向へ進む、現役エホバの証人の背中を押すのだけは無しで

脱会者が現役信者に相談すべきことなど何もない

目ざめよ!現役エホバの証人

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』

昨日の記事の続き。元エホバの証人2世信者が出演。

高等教育を受けられず、フルタイム職につかず、恋人に家族がカルト信者であることを理由にフラれる。エホバの証人のデフォ。

元信者が子どもの2世信者に尋ねられた問い。

「なんのために宗教をやってるの?家族が家庭が幸せになるためにやってるんじゃないの?」

一緒に見てた妻に、

「結局、この人たちなんのために宗教やってるか知ってる?」と尋ねてみた。すると妻は、

「うーん。どっか(楽園とか)に行くため?」

「いや、神の王国を設立するためだよ」

数秒の沈黙の後、夫婦で大爆笑。マトモな感覚だとこう。

自分のお世話すらできない盲信者たちが、何の王国を設立するっていうの?せめて、自分の家族に迷惑かけないことだけ考えなって。

しかも、「神の」王国?「神の」?ヤバすぎカルトじゃん。本当に目ざめるべきは、現役エホバの証人。

『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』

対話にならない現役信者に、個人的問題をぶつけるのは危険

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『NHKスペシャル 宗教2世』:「元・元」「元・一般」の対話こそが・・・

癒しと前進のための対話

治癒のための場所

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』

昨日の記事の続き。

昨日までは旧統一教会について触れた。この番組のもう半分はエホバの証人。支援団体のひとつに対して、

当事者からの訴えがもっとも多い

のがエホバの証人らしく。

エホバの証人脱会者による芋煮会が開催されていて、その映像が流れる。エホバの証人の野外集会感がある。実際に、芋煮会バージョンの野外集会も私は体験したことがある。河川敷でやってたな・・・

エホバの証人の野外集会の思い出

宗教をやめた人たちの新しい居場所が、宗教をやめた人たちの集い。果たしてそれで良いのかと、個人的には違和感を覚える。この違和感は、野外集会感だけから来ているのではないはず。

とはいえ、この人たちはまだ治癒段階なのだろう。本格的に外に出ていくための途中の段階。ワンクッション置くための緩衝地帯にいる。

宗教をやめたことで無くした居場所は、無くしても良い居場所だった。むしろ捨て去るべき居場所だった。それがたとえ家庭であっても、毒家庭なら捨て去っても問題ない。

それならば、元気に外に出て行けばいい、みたいな発想は、私のように冷酷薄情で、信者の親を捨てても何とも思わず、外の世界も何とか切り開けるよ、という楽観的な者だから出てくるのだろう。

そもそも私の傷は幸運なことに浅かったのだと、この番組の悲惨な宗教2世の体験談を見ていて実感する。

「元・元」、「元・一般」の対話こそが・・・

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『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世”』:無防備、無神経に現役信者の声を垂れ流すな

宗教2世の悲劇

せっかく現役信者を引っ張り出したのだから

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』。昨日の記事の続き。

この番組では、せっかく現役信者を引っ張り出したのだから、「あなたの考え方や信仰、宗教は間違ってますよ」と、言ってやれば良かった。そうやって現役信者を減らし、問題を起こす教団の勢力を削ぐことが、宗教2世問題の解決になる。

逆に、現役信者に一丁前に意見を述べさせちゃダメ。無知な世間が、現役信者の間違った意見に引っ張られかねない。現役信者本人も意見を聴かれて、自分は間違っていないという認識を固めていってしまう。

この番組が、宗教2世問題を解決したいという趣旨の元、製作されているとするならそうなる。NHKなのだから、当然公益性のある番組を製作すべきで、現状を無防備に無神経に伝えるだけではいけない。問題解決の道を示したり、模索すべき。

それならば、禍根の元凶とも言える現役信者の生の声を、軽々に全国に流すべきではなかった。

この番組に足りなかったのは、神の視線というか、一般人の視線(宗教問題なのに神の視線はややこしくなるな・・・)。「地獄に落ちる」とか言っている人がいたら、テロップで「※落ちません」とか入れれば良い。

エホバの証人に関しては、テロップで「※エホバの証人の聖書解釈です」みたいなのが入っていて、これはこれで良かった。

病巣の現役信者が出てきているんだから、こういった宗教がどれだけ間違っていて、2世被害者を生んできたのか、現役信者を通して徹底的に世間に知らしめるべきだった。

宗教2世の悲劇

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『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』

潜在被害者の意見を世間に垂れ流しちゃダメ

宗教2世問題の根幹は、現役信者

2023/10/29放送『NHKスペシャル シリーズ”宗教2世” ドキュメント”宗教2世”を生きる』を録画視聴。内容が宗教2世問題の本質からブレていて、イラ立ちを覚えるシーンも。

エホバの証人、旧統一教会の現役信者が出演していたのだが、この人たちの意見を聴き過ぎている。現役信者の意見を、世間に垂れ流し過ぎている。

宗教2世問題の根幹は、現役信者が存在することで起こっている。現役信者が一人残らず消滅すれば、その宗教団体は必然的に消える。すなわち、それ以降その宗教団体において2世問題は拡大しない。

乱暴な言い方で、元宗教2世の抱える問題は残るのだが、新たな宗教2世が発生することはない。また、現役信者がいなくなれば、元宗教2世と現役信者である親との確執も発生しない。

よって、

宗教2世問題の根っこは現役信者にある。宗教2世問題を起こすようなカルト宗教にしがみつき続けている現役信者が諸悪の根源。

問題の根っこを引っ張り出してきたのは、鋭い切り口なのだが、問題の根っこの発言を、そのまま公共の電波で垂れ流すのは頂けない。

NHK『私の人生を生きていく 宗教2世「小川さゆり」の1年』

潜在的被害者の意見を、そのまま世間に垂れ流すな

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エホバの証人の同性愛に対する狭量な信念:子どもたちの苦悩

学校で追い込まれていくエホバの証人

追い込まれるエホバの証人の子ども

昨日の記事の続き。ダニエルの勇気に従って、エホバの証人の子どもが蛮勇を示すと社会や学校で孤立する。そのようにして、エホバの証人は教団依存を深め、時には精神を病む。

今回も、エホバの証人の子どもを傷つけて、組織からの離脱を阻もうとする内容。エホバの証人の週末の集会テキスト『ダニエルの手本から学べること』。

同性愛を一つのライフスタイルとして受け入れる人は教室の片側に,そうでない人は反対側に立つように,と言いました。兄弟はこう言います。「クラスの中で同性愛を支持しなかったのは,私ともう1人のエホバの証人の子だけでした」

エホバの証人の子ども、こういった妄信仰を試される機会があれば、勇気を示せと教えられている。今回のテキストもそういう流れ。

こういうのが、年頃の子どもにとって一番キツイんだけど、情弱信者の親たちはそんなことを考えもせずに、子どもたちにこういう拷問に近い罰ゲームに果敢に挑ませる。大恥をかいて、バカにされ蔑まれることを強要する。

それが嫌で妄信仰を歪めようモノなら、そして、それが親にバレようモノなら、待っているのは体罰。懲らしめという名の児童虐待。

地獄だよ。エホバの証人の子どもにとっては、学校も家庭も生き地獄。

「悪く言われるのはつらかったですが,信仰をしっかり貫けたのでうれしかったです」

情弱信者になる素質のある子どもは、こうして社会から自ら隔絶していく。教団内に取り込まれ行く。かたや、心が優しすぎたり、弱かったりすると、親や教団の仕掛ける、こういった拷問に耐え切れずに心を病んでいく。

同性愛者に対する、エホバの証人の偏見

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エホバの証人の学校での信念戦争、創造論vs進化論、勇気の代償は?

進化か創造かごときのしょうもないことで人生を棒に振るな

学校で、あえて死地に飛び込むエホバの証人

昨日の記事に続いて、エホバの証人の週末の集会テキスト『ダニエルの手本から学べること』。

前半部分は、ダニエル君の若いときの逸話みたいのを、現代のエホバの証人の若者に無理やり当てはめて、精神を崩壊させちゃう話。

劇的にヤバい話が出てくる。

エホバの証人は創造論を信じているんだけど、科学的には進化論が至極妥当。なので、学校でも進化論を教える。

それに対して、エホバの証人の若者はダニエル君みたいに勇気を示して、創造論を主張せよ。という話。

バカですか?ただでさえ、学校で浮きまくっているエホバの証人なのに、さらにおバカなドン引き主張で、プラス5段階くらい浮かせようとしている。

浮きすぎて死んじゃうって。まあ、病みますわな。

教室で「創造論マンセー」ってやったエホバの証人の学生は、

「先生はよく聞いてくれました。そして,話すために準備していた資料をコピーしてクラス全員に配ってくれました」。クラスメートの反応はどうだったでしょうか。「みんな,一つの考え方として受け入れてくれて,褒めてもくれました」

はい、これは哀れまれているだけですよ。「可哀そうな奴キター。ヤベェ奴キター」。触らぬ神に祟りなし。

こんなことをしたら、外の世界での居場所を失うだけ

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とにかく嫌な予感がする、エホバの証人の児童労働問題

子どもたちの未来のために

エホバの証人の児童労働問題、そのやり口

エホバの証人の日本支部から出ている各会衆へのお知らせ。「王国会館のメンテナンスや清掃」へ子どもたちの参加を募っている。

強制ではないのだが、これがエホバの証人の常とう手段で、「参加することができます」「参加するのは喜ばしいことです」と謳い、自己責任で参加させる。

その実、声掛けをするときは「エホバはどう思われるでしょうか?」と、盲信者のウィークポイントを責める。盲信者たちは「エホバに嫌われれば死ぬ」、と思いこまされているので、なかば脅し。予定を調整してでも参加しようとする。

会衆内の他の子どもが参加したら、自分が参加しないといけないような同調圧力も働くし、親のあいだでの見栄の張り合いも発生する。

こういった愚か者どもの犠牲になるのは、信仰を強要されているエホバの証人の子どもたち。

エホバの証人の児童労働問題、嫌な予感

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エホバの証人の児童労働問題:児童相談所へ通告、エホバの証人日本支部へ苦情

エホバの証人の児童労働問題

エホバの証人の児童労働問題、児童相談所へ通告

昨日の記事の続き。

エホバの証人の集会で読まれた日本支部からのお知らせ。子どもに王国会館のメンテナンスを手伝わせるという内容。

児童に労働させる、しかもカルト施設のメンテナンスをさせるというのは、とんでもないということで児童相談所へ通告。

189へ電話。「全国的に起きていると思われる事態だが」と前置きしたのだが、最寄りの児童相談所へ電話が回される。

仕方ないので、最寄りの児童相談所に通告。エホバの証人の各地区の集会で、「児童に労働させるよう指示する手紙が読まれている」と伝える。

児童相談所側の回答は、

「募集が行われている状態で、実際に労働の事実があるわけではない。募集することが違法行為なのかどうかという問題なので、児童虐待か否か判断できない」

実際に問題が起きているわけではないので、対応しない。そりゃそうなんだけど、事故が起こってからでは、その子にとっては手遅れなんだけどね。

まあ、公的機関としてはありがちな後手後手対応。現在進行形で、時間をカルト施設の修繕に奪われる子どもの気持ちには寄り添えないということだろう。寄り添えたとしても、手の打ちようがないと。初動は、大きな問題が起きてからになるパターン。

こちらとしては、先行して情報を入れられただけでも良しとするしかない。

エホバの証人日本支部へ苦情の電話

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