なぜエホバの存在を信じてしまったのか?
昨日の記事でエホバの証人の神エホバは存在しないと書いた。しかし、エホバの証人一人一人がエホバの存在を信じているか否かは別問題。
アナタハ神を信じますか?
正直な話、私はエホバの存在を信じていた。バカバカして話なのだが、私はガチでこの偽神の存在を信じ切っていた。
だから、いつか裁きの日ハルマゲドンが来る。エホバの証人的悪事を働けば、エホバにキッチリ監視されていて、ハルマゲドン生還の減点ポイントになると信じていた。
危険な目に遭えば、思わずエホバに祈っていたし、やはり悪事を働くときにはエホバに対して罪悪感があった。
ものみの塔のエホバ設定はずさんで、この神が存在しないのは明らか。であるのに、私はなぜエホバの存在を信じ込むに至ったのか?
私はほぼ生まれながらのエホバの証人二世で、両親ともにおバカなほど熱心なエホバの証人だった。核家族で両親の実家は500km以上の遠方。年に二回帰省する程度。小学校に入るまで、私の知人のほぼ全てがエホバの証人だった。
こんな環境で育つと、エホバという偽神の存在が当たり前だと思えてくる。周りの大人が信じ切っているから。この頃の子供にとっては親が世界の全て。その親がものみの塔の完全マインドコントロール下で妄信している。
生活すべてがエホバを中心に回っている。そんな環境で小学校に入るまで、小学校に入っても家庭内はものみの塔中心。
こうなると、エホバの存在を疑う方が難しい。地球が丸いのを疑う人がいないのと同じ。全人類が地球が丸いと信じている。だから誰も地球が丸いのを疑わない。
地球が平らだとほぼ全人類が信じていれば、誰も地球が平らであることを疑わない。一部の天才だけが、地平線が丸いとか重力の存在とかで地球が丸いと疑い始めるだけ。私のような凡人はエホバの存在を疑うということが無かった。
とはいえ、エホバの証人の在り方に疑問はあった。信者が激ダサで頭が悪く性格 が悪い奴が多い、教義に矛盾がある。そんなことを小学校高学年くらいには思い始めていた。
しかし、根本の設定、神エホバの存在やハルマゲドンの到来を疑うということは無かった。そこだけは私の中でブレない真理だった。
ずっとそう教えられてきたし、それ以外の世界を知らなかったから。それがウソだとしたら、私にとって地球から重力が無くなってしまうレベルの天変地異だった。
“私が偽神エホバの存在を信じた理由、地球が丸いのと同じ” への2件の返信