エホバの証人2世の陰険な性格は、いかにして形成されるのか

エホバの証人2世の子どもに受け継がれる教団の悪癖

私の通っていた小学校では、近所の生徒たちが決まった場所に集合し、連れ立って登校していた。その集団登校の時には、6年生になると下級生を連れて先導して登校することになる。

私が小学6年生だった頃、やはり下級生を連れて登校していた。このとき、私は下級生の1人を口頭でチクチクといじめていた。もう相手が誰だったかさえ覚えていないのだが、一番小さな子どもだろう。

自分より弱者のちょっとした弱みを見つけると、そこを攻撃してしまう。私にはそんな悪癖があった。小学校へ入ったばかりの頃から、上級生の中でも底辺に属しているような相手には、口頭で攻撃を加えていた。

そういったいじめが暴力に発展することまでは無かった。私も、そもそも誰かに対して悪口を言いたかったわけでもない。

私はエホバの証人2世として生まれながらに育てられた。暴力はいけないとエホバの証人の教理では厳格に決められている。悪口、陰口も良くないのだろうくらいは当然理解していた。しかし、

大人のエホバの証人信者の間では陰口、噂話が日常的だった。エホバの証人の子どもたちはこういった教団の悪癖を受け継いでしまう。

エホバの証人2世、陰険な性格の形成のされ方

エホバの証人2世だった私は、小学生の頃から給食の前に合掌はしないし、クリスマス会にも節分の行事にも参加しなかった。教団の戒律では、多かれ少なかれ他の宗教臭のするものは一切禁止されているから。

変わり者のエホバの証人2世は、同級生から奇異の視線を浴び続ける。私は、周囲の子どもからエホバ、宗教、キリストと言われて蔑まれていた。上級生・同級生、果ては年下の子からも、宗教、キリストと言われるたびに深く傷ついていった。

この反動が自分より弱い者たちへの口頭攻撃に転化された。これが子どせの私の逃げ場であり、ストレスのはけ口だった。また、自分がイジメられる前の先制攻撃。

先生や父兄などの大人や、自分より強い者がいる前ではこのいじめ行為をやらない。これがエホバの証人2世に特有の二面性、裏表。

エホバの証人は、ときと場合によって教理を使い分ける欺瞞体質を持っている。エホバの証人2世は、二面性のある教団組織の影響を受け、裏表のある性格に育つ。

エホバの証人2世の陰険な性格が育まれる原因は3つ

  1. 教団の厳しい戒律によって縛られるストレス
  2. 他人から奇異の視線を浴び、子どもコミュニティの中で異物扱いされること
  3. 教団の欺瞞的体質を引き継ぐこと

1.2.により、エホバの証人の子どもは傷ついていく。その反動で、自分よりも弱い者への攻撃を始めることになる。

エホバの証人の子どもに生まれた不幸


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