原始的なマインドコントロール手法、エホバの証人の賛美の歌と祈り

エホバの証人の賛美の歌とは

エホバの証人の宗教活動の特徴3つ。

  1. 信者が家から家に布教で歩き回る。テレビなどでコントに使われているアレ。
  2. 週に2~3回、集会と称して信者が集まる。
  3. 特殊信条を絶対厳守。輸血拒否だとか、各種他の宗教行事や選挙の拒否。

集会の開催は私が連行されていた頃は、週3だったのが週2へと減少。
※2022年現在、コロナ禍のため集会活動はZoom、布教活動はLINEや手紙などでも行われるようになっている。
※2023年追記、家から家の布教も停滞気味?少なくとも我が家には、ここ5年は来ていない。今ならウエルカムなんだが・・・エホバの証人は余計な時にしかこない。きっとやっと、来たと思ったら、忙しいときで、相手できないんだろうな・・・。

そのうちに、カルト臭を拭おうとして、特殊信条を取っ払って、輸血OKとか言い出しそうなのだが。終末思想で信者の恐怖心を煽っている限り、この教団は信者の自由を奪うカルトなので、要警戒。
※2023年追記、案の定、輸血は信者個人の自由だとか言い出し始めた。輸血したら自動的にエホバの証人を自ら断絶したことになるだけで、教団側から排斥したりはしないという理屈らしい。
とはいえ、終末思想で恐怖心を仕込んで、輸血したら自ら滅びの道を選ぶことだと脅している。それを信者の自由だと言うのは、やり口が汚すぎる。

私は、30年近く前になるが、エホバの証人であることを親に強制されていた。そして、未だにその傷を引きずっている。そして今、エホバの証人の集会に連行されていた頃の記憶を掘り起こし、このカルトの危険について警鐘を鳴らしている。

今回は、エホバの証人の集会で歌われる賛美歌と祈りについて。

エホバの証人の集会とは?日程・曜日・服装などまとめ

エホバの証人には、「エホバの証人の王国会館」という専用の集会所がある。その王国会館で集会が行われるときには、盛大に「賛美の歌」と呼ばれる賛美歌が歌われる。個人の家で集会が開催される場合は、さすがに賛美歌は歌わない。

賛美歌はたしか100曲ほどもあって、独自の賛美歌の本まで出版されている。賛美歌の伴奏のカセットテープなども製作されており、それらを含めた宗教本にまつわる寄付金はエホバの証人の収入源となっている。

現在ではCD、さらにはデータ化されているのかも知れない。集会の始まりにはそのカセットテープを流す係の人がいて、賛美歌を全員で合唱する。

マインドコントロールを深める長い祈りの時間

賛美歌の後で神への祈りが始まる。代表者1人が発声して祈りが捧げられる。「天におられます神よ」から始まり、最後は「御子イエス・キリストの名を通して、アーメン」で締めくくられる。「アーメン」は出席者全員で発声。

この祈りは、通常の集会でもそれなりに長く、私は「早く終わってくれ」と祈っていた。通常の集会は、100人弱の会衆という単位で開かれる。

会衆が20ほど集まって構成されている巡回区、さらに巡回区が幾つか集まっている地域区と呼ばれる単位での大会になると、祈りは途方も無く長い。立ったまま目を閉じている地獄の時間。

「天におられます神よ」のあとで、

「よく次から次へといろんなことが出てくるな」という感じ。様々な感謝や、迫害を受けている国や被災地の信者の救済などを祈る。

日々のパンに対する感謝も忘れてはいけない。エホバの証人は日々の食事のことを、なぜか祈りの中ではパンと称する。

この長い祈りの時間、私は常に「早く終わってくれ、エホバの証人をやめさせてくれ」と自虐的に祈っていた。しかし、私自身が洗脳下にあったので、どこまでも冒涜的な言葉を祈りとして投げかけることは出来なかった。

出席者全員で賛美の歌を合唱することで、一体感という幻想が生み出される。その後で、意識が朦朧とするほどの長い祈りを聞かされる。すると、自分の意思でモノゴトを考える機能が停止。こうしてマインドコントロールが進められていく。

目を閉じて、意識を空にして、言葉だけが耳から入ってくる。エホバの証人の祈りは原始的だが、それだけに効果があるマインドコントロール手法。


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