ありがとう、金沢文庫。ありがとう、STOPOVER
エホバの証人 – STOPOVER(途中下車)の『ものみの塔協会の誤導からエホバの証人を解放するために』から。今回で最後。
STOPOVERサイトには金沢文庫発刊の本、4冊が掲載。粒ぞろいで、知識のインストール、理論武装に大いに役立った。
特に『事件簿』。著者がニューヨークのエホバの証人世界本部まで行ってバッサリ斬られるという数奇な体験が描かれている。いかにものみの塔がエホバの証人をコマとして使い捨てるのか、「言うことと行うこと」が一致しない組織であるか、容易く理解できる。
4冊共通の問題提起、「組織=偶像」崇拝の糾弾。これはかつての本ブログのテーマになっていた「ものみの塔崇拝という罪」に合致しており、なるほどと深く頷かされながら読み進めた。
子どもの頃から無意識下で感じていた「エホバの証人の組織崇拝」という矛盾。金沢文庫ではこの疑念が言語化されており、混沌の泥の中から形あるモノがすくい上げられた感覚。
著者の意思を継いで、『ものみの塔に終焉』をもたらすべく実践と行動の段階へ移りたい。
エホバの証人のオモシロ14万4000人の教義はものみの塔が偽予言者である証拠
崩せ、14万4000人教義
さて、今日は14万4000人の話。こちらも輸血拒否などと同様、エホバの証人限定の特殊教理。
「14万4千人に関するものみの塔協会の教え」
- (1) 天に行く人の総数は14万4千人である。
- (2) 14万4千人は1世紀から約1900年以上の歳月をかけて全人類の中から選ばれてきた。
ものみの塔の意思決定機関「統治体」は、もれなくこの14万4000人の聖なるメンバ-。つまり、14万4000人教理は
「オレたち、死後に昇天してキリストと共に地上を統治するんだから、エホバの証人ども、我々に従えよ」というものみの塔への権威付けのためのモノ。
この14万4000人教理を崩せば、ものみの塔のエホバの証人に対する権威も失墜する。
本資料では、1900年間もの選抜タイムで14万4000人は少なすぎると指摘。
- 1世紀クリスチャンだけで10万人をはるかに越えていた
- 1925年のエホバの証人の記念式出席者数が9万人(当時は昇天組しか記念式に招待されなかった)
この段階で14万4000人オーバー。
これに対する弁解や最近では教理変更などもあるようだが、自身の権威の根拠となる根幹教理をコロコロ変えたり、もともと弁解が必要なあやふやないい加減さの上に乗っかっているのがおかしな話。一番大事なトコロなのに。
ものみの塔の権威ってその程度。14万4000人が崩れれば、統治体はタダの人。そのタダの人、統治体が吐く言葉はエホバの証人をたぶらかす妄言。