150年間ものあいだ、予言解釈をハズし続けるものみの塔
エホバの証人の教理では、死後昇天してキリストと共に地上を治める14万4000人の人間が存在する設定。14万4000人の昇天前の人々は、地上での生き残りという意味で、”残りの者”と呼ばれる。
“残りの者”の最終部分が、ちょうど現代に生き残っている設定。すべての”残りの者”が死ぬとハルマゲドンが起きる設定になっている。
残りの者の一部が、統治体として教団の最上位に君臨。信者のエホバの証人たちへ神の意志を中継している設定。
「ちょうど現在に」というのが、ものみの塔にとって都合の良い部分。ものみの塔の創り上げたストーリー。あまりにも壮大なのだが、自作の話なので、ものみの塔や統治体にとって非常に都合良くできている。
ちょうど我々の生きている時代に、そんなにうまいこと終末が重なるはずがない。その証拠に、ものみの塔は終末到来の予言解釈を、教団発足の19世紀末以来ハズし続けている。
やがて150年、ハルマゲドンが来ると言い続けて、その時期をハズしている。
これをあと何百年か続ければ、そりゃいずれ地球は崩壊するかもしれない。でもそれって、もうすぐ朝が来ますと。午前中に言い始めて、翌日の朝まで言い続けたのと同じ。予言解釈でも何でもない。
競馬新聞の予想以下、低レベルなものみの塔の予言解釈
ものみの塔の予言解釈はその都度変わる。ものみの塔は、「新しい神の光が~」と言って、言いわけをするか。しかし、実際は情勢に鑑みた予言解釈や教理の適時修正にすぎない。
予言解釈が都度変わるので、競馬や株価の予想と同じ。天候や馬の調子、景気、政策で予想が変わる。
例えば、コロナウイルスで全人類が半減しそうになったとする。そうしたら、ウイルスによるハルマゲドンだと言い出す。それだけ適時自由に予言解釈を変えて良いのなら、いずれ当たる。
そんな有利な状況での予言解釈なのに、
やがて150年ものあいだ、ものみの塔は予言解釈をハズし続けている。なぜか。それは、ものみの塔自身が聖書に予言された、偽予言者だから。
ものみの塔は、戦争が始まれば予言の成就、大地震が来たらまた予言の成就。彗星が地球に衝突しそうなことが明らかになれば、それも予言の成就と言い出す。競馬の予想と同じ。状況によってコロコロと変わる。
ハルマゲドンは、心に神を宿す人々によって回避される
私見だが、ハルマゲドンは起こらない。人類は自らの自省と叡智で、地球規模での崩壊を乗り切ろうとする。小規模な地球の損傷は免れないが、それを反省し、地球規模での崩壊は、人類が自身の力で回避する。
神の力を、科学という人類の叡智が超えようとしている。天に存在するような絶対神は死んだ。必要ない。用無し。神は心の中にいればいい。
神を宿した心、その良心に沿って、人類はハルマゲドンを避けようとする。だから、金輪際ハルマゲドンは起こり得ない。エホバの証人以外の良心ある人々、心に神を宿す人々によって、地球を永続させる取り組みが行われる。
偽予言者、エホバの証人
数百年後に、彗星が地球に衝突することが予測されている。それこそ、氷河期同様の天変地異レベルで。ものみの塔は起死回生、その時期を最後のハルマゲドン予想に立てて一発勝負すればいい。
しかし数百年先だと、現世代から寄付金や労働力を搾取できないから、ものみの塔にとっては意味がない。あくまで、ものみの塔にとっては「ちょうど今が」終わりの日でないと都合が悪い。
なぜなら、ものみの塔は偽予言者で、彼らの予言は、信者から人生そのものを搾取するためのモノだから。