エホバの証人の暗黒の週末、王国会館での危険な集会

エホバの証人の王国会館、週末の危険な集会

エホバの証人には、週末に2時間の集会がある。これは週に3回もある集会のなかで、最も重要な位置づけ。女性信者の非信者夫や、初めて集会に参加するような人が連れて来られる。
(※2022年4月追記、現在、集会は週2回、2022年4月まではコロナ禍で王国会館は閉鎖、Zoomのリモート集会だった)

最初の1時間弱は公開講演と呼ばれる男性信者による講演。長々とした祈りと賛美の歌の合唱の後で、この尋常でなく長い講演が行われる。熱烈な身振り手振りと、激しく抑揚を帯びた声で話される講演。
(※2023年9月追記、現在の公開講演は30分程度の様子)

よく練習した独特のゆっくりとした話し方で、壇上からマイクを通して自信満々にものみの塔の教理を聞かされる。聴衆は、大人から子供に至るまでノートに講演の内容を必死に書きとめ、時々うなずくような態度を見せる。

初めて連れて来られた、マインドコントロール集団の中で、違和感を覚えて恐怖を感じればセーフ。そうでない人はマインドコントロール一直線。

初めて王国会館に連れて来られた人は、信者から熱烈な歓迎を受ける。連続して握手を求められる。この段階で、今の私なら拭い切れない危険なカルト臭を感じるのだが、1980年代初頭、私の両親はそうではなかった。

そして、いつの間にか王国会館にきた人を熱烈に歓迎する側に回っていた。

熱烈な歓迎を一切疑わず、純粋に喜んでしまうような人は要注意。何者でもないあなたを熱烈に歓迎するのには、必ず何らかの裏の理由がある

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マインドコントロールを深めるための、ものみの塔研究

公開講演の後は、再び賛美の歌の合唱。その後は討議形式のプログラムへ移行。ものみの塔協会が発行している、その名も「ものみの塔」という機関紙の討議。(ものみの塔聖書冊子協会が、日本のエホバの証人の指示統括的立場にある)

この枠には司会者と朗読者がいて、朗読した範囲から司会者が質問を出す。そして、出席している信者が挙手して回答する。

この回答は注解と呼ばれ、信者は注解のための予習をしてこなければならない。(※2022年4月追記、今では注解でなくコメントと言われている?)

司会者が出す質問は、あらかじめ本文の欄外に書かれていて、文章の節毎に設定されている。決められた範囲内に書いてあることから質問が出されるので、バカでも答えはわかる。そのため、完全に予定調和な注解ばかり。

斬新な注解をしようものなら、直ちにベテラン女性信者が訂正の注解をするし、司会者も黙っていない。ものみの塔側が求めていない珍回答を連発していると、背教者の疑いをかけられてしまう。

何が楽しくて、週末の貴重な休みにこんな無意味なことをやっているのか、甚だ疑問。自分の頭で考えることなく、文中から答えを探し出すという反復行動で、エホバの証人はマインドコントロールまっしぐら。

そして、骨の髄まで人生そのモノを搾取されることになる。


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