『宗教2世』、作り話の宗教世界を脱出、リアルな世界へ

狭い、作り話の世界からの脱出

『宗教2世』読了。なかなか読みごたえがあった。電子書籍で読んでいたので、本の厚さは分からないのだが、結構厚い本だったのではないだろうか。

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あとがきより。

世界は、どの「教え」よりも広い。
あなたは、「その場所」を離れてでも、幸福に生きていく権利がある。

「教え」というのは、この本で問題提起している宗教のこと。

宗教が世界を構成するのではない。世界のなかに、数多の宗教が含まれている。

宗教の世界しか知り得ず、作り話の宗教世界をホンモノの世界だと思い込まされているのが、新宗教の宗教2世。

その親も、作り話の宗教世界が世界のすべてだと思っている。保護者としては役不足で、とても子どもを保護できる状態にはない。

宗教の作り話の世界に生きている人々は、その架空の世界を離れない限り、幸福にはなれない。

なぜなら、作り話の世界で幸福になったとしても、それは幸福になったつもりに過ぎないから。作り話の世界の幸福は、作りモノの幸福でしかない。リアルな世界で幸福になったわけではない。

新宗教の世界は、教祖や教団上層部のエゴや自尊心、欲望を満たすために作られたモノ。そこには、ホンモノの幸福はない。

新宗教の宗教2世は宗教をやめるべき。自己中心的な他人の利益のために、自身のリアル世界での幸福を放棄すべきではない。狭い作り話の世界から飛び出そう。

『宗教2世』のデタラメな世界からの再出発、そして遠回り

作り話の世界を押し付けるな

本書は、信仰を持つ親や、宗教関係者にも届けたい。あなたの「教え」が、誰かを踏みつけ、苦しめることになっていやしないか、どうか見つめ直してほしい

エホバの証人の親、現役エホバの証人、これ届いている?

エホバの証人の教理が、子どもを踏みつけ、苦しめている。子どもだけじゃない、情弱信者たちも同様。自らも踏みつけられ、苦しめられていることに、気付け。

輸血拒否で死にたい子どもがいるわけがない。大人も同じ。餓死して死んだカルト教団があったけど、輸血拒否で死ぬのも全く同じ。命より重い教えなんかない。

集会・大会に座って、しょうもない話を長時間聴きたい子どもがいるわけがない。親が熱心にやっていたり、親が大事なことだと教えるから、しょうもない話を、子どもまで聞かざるを得なくなる。

そもそも、作り話の宗教の価値観を子どもに押し付けることが、間違っている。

保護者が愚かにもその作り話世界を信じているから、子どもがその偽の世界観を信じ込んだり、信じていなくても、愚かな親に話を合わせたりしなければならなくなる。


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